残像モノクローム

遠い記憶の彼方にある故郷。
そして今、こころに渦巻く断片の想いを。
と、思い始めたのですが・・・。

8月の読書

2015年08月31日 11時40分09秒 | Weblog





● となりの革命農家 黒野 伸一/著 廣済堂出版

慣行農業が主流のY県大沼村で、有機農業を始めた春菜と和也。
農業生産法人の部長で、近代農業で大沼村を再生させようと計画を立てる理保子。
近代農業と古き良き農業、共存共栄への道が拓かれていく-。

--------------------------------------------------------------------------

★★★☆☆

面白いです。
ですが・・・、なんとなく薄っぺらく感じてしまうのは
なぜでしょうか???

何かが足りないのでしょうか?








● 神様のカルテ 0 夏川 草介/著 小学館

医師国家試験直前の一止とその仲間たちの友情を描く「有明」、
本庄病院の内科部長・板垣と事務長・金山の不思議な交流を綴る「彼岸過ぎまで」など、
「神さまのカルテ」にまつわる人々の前日譚全4編を収録した短編集。

--------------------------------------------------------------------------

★★★★☆

ふんふん、そうか・・・と、
本編以前にまつわるエピソードを読んでいたところ、
3話目の「神様のカルテ」編で
思わずウルウルとさせる物語の原点が・・・。

油断してたなぁ・・・。








● 鴨川食堂おかわり 柏井 壽/著 小学館

料理下手な父が毎日作ってくれた海苔弁当、息子が大好きだったクリスマスケーキ…。
あの日の家族の食卓、捜します。じんわりホロリとおなかに染みこむハートフルストーリー第2弾。
『STORY BOX』掲載を加筆修正。

--------------------------------------------------------------------------

★★★☆☆

思い出にまつわる料理・・・。

なんだろうなぁ、最近、母と温泉への車中でインスタントラーメンのの話になった。

早くに父が他界していたので
働く母の留守中によく作っていたマルちゃんのラーメン。
特によく食べたのがダブルラーメンだった。

妹の分も一緒に作るためのダブルラーメンが買い置きになっていたんだろうなぁ。

茹でたインスタントラーメンの麺を
弁当箱に入れ、友人と小学校裏の山に登り
景色を見ながらおいしく食べたのを思い出した。

きっと伸びていただろうに旨かった記憶しか無い。











● 明日の記憶 荻原 浩/著 光文社

人ごとだと思っていたことが、我が身に起きてしまった。
若年性アルツハイマーと告げられた佐伯。
彼には、記憶を全てなくす前に果たさねばならない約束があった…。身につまされる長編小説。

--------------------------------------------------------------------------

★★★★☆

かなりシビアに胸に突き刺さってくる物語だった。

小説の主人公よりも若干年上なだけに身近に感じる。

こうならずに済むものならありがたい。







● 幻想郵便局 講談社文庫 ほ39-1 堀川 アサコ/[著] 講談社

「なりたいもの」がわからない就職浪人中のアズサは、
特技欄に“探し物”と書いて提出していた履歴書のおかげでアルバイトが決定。
職場は山の上の不思議な郵便局。
そこでアズサは次々と不思議な人々に出会い…。

--------------------------------------------------------------------------

★★★★☆


以外と面白いと思いました。

ホンワカとあったかくて
でもちょっとミステリーな感覚。

のほほんと、なぜか幸せ感が漂う小説です。

キャンプでハス三昧

2015年08月26日 14時06分45秒 | Weblog
8/23日、日曜。

ぐっすりと眠り朝6時前に起床。

朝の撮影に出かけるため
朝食を済ませ鶴の湯へ出かけます。



曇ってはいますが穏やかな朝です。





おやおや、イトトンボ。



ハスの花に止まってくれないかなと
期待しますが、なかなか・・・希望通りにはなってくれません。





今日は沼を一周できそうです!





アップを狙っていると



そこへ、小さなアブが止まってくれました。



1時間半ちょっと、たっぷりとハスを楽しみました。

さて、キャンプ場へ戻り撤収作業。

厚真町へ寄っておいしい豆腐を買い、こぶしの湯へ。

なかなか良い温泉でした。
昼食もここで済ませましたが
あんかけ焼きそばに入っていた豚肉、メチャおいしい!

どうやら厚真町のブランド豚を使用しているようです。

今度は豚丼を食べてみよう!



帰り道の東千歳は良い天気でした!!

ハス満開

2015年08月25日 11時07分49秒 | Weblog
ミズアオイを見た後は
東千歳のファームいずみでソバをいただき
早来ときわキャンプ場へ。

テント設置完了し夕飯やスモークづくりの用意を済ませ
鶴の湯温泉でハスの撮影です。



奥が暗くなってきたからと早じまい・・・。

まだぜんぜん明るいッしょや。

奥のカメラはシグマ、
ISO感度の幅が狭くちょっとでも暗くなってくるとアカン
わがままカメラです。



しょうがないので、明日を期待して温泉へ。

しっかりあったまり、
まったりとバーベキュー&焼酎であります。

水葵(ミズアオイ)の群生

2015年08月24日 11時39分08秒 | Weblog
8/22、土曜。

今日は早来でキャンプです!

メインの目的は鶴の湯温泉でハスの花撮影であります。

寄り道をしながら車を走らせると
紫色の花の群生が見え近くまで。





何の花かとネットで調べてみますと、こうありました。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
環境庁の植物版レッドデータブック(2000年)で絶滅危惧Ⅱ類に位置づけられ、
100年後の絶滅確率はほぼ100%と見られている1年生の水草(抽水植物)です。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ミズアオイ科ミズアオイ属、東南アジア原産の水田雑草で、
主に本州から九州に発生し、北海道では少ない。
稲作に付随して日本に伝来したとされ、現在の有機水田では、
最も一般的な水田雑草である。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――



昔は田んぼなどに咲き、雑草として駆除されていたそうで
今は絶滅危惧種登録となったようです。

また、古名は「水葱(ナギ)」と呼ばれ、夏の野菜として食料となっていたそうです。



ここは以前、水田だったので地中に種が残っていて
再生したのでしょう。

大事にしていきたいですね。

久しぶりの夕張ネコ

2015年08月17日 13時25分55秒 | Weblog
8/12、水曜。

今日からお盆休み。
キャンプに行きたかったのですが夕方から豪雨の予報なので
あきらめて南幌・夕張を散策。



日吉からの鹿ノ谷駅舎。

人のいない日吉の住宅は草が伸び放題で
道路へも生息範囲を拡張しています。



日吉の住宅の煙突。



そんな脇道に野いちごが何本か実をつけていました。



本町の猫たちはどうしているかな?と・・・。

梅が枝通りには姿が無く



一本上の小径に3匹見つけました。






丁未風致公園へ足を伸ばすと途中の道に



キタキツネ。

お腹が空いているのか
逃げずにこちらを見つめてきます。
可愛いけれど
野生の動物にエサはあげられないのだよ。

風致公園は芝がキレイに刈られていて
以前に食べたレストハウスのおいしいジンギスカン、
思い出しちゃいました。

散歩-昭和の匂い

2015年08月17日 11時11分45秒 | Weblog
8/7日、金曜。

あまりにもヒマ、開店休業なのでカメラを抱えて散歩です。



久しぶりの狸小路を西へ下ります。





6丁目を過ぎると、情景は大分変わってきます。



昭和を感じさせる場所がチラホラと・・・。







狸小路を外れ中島公園方面へ。



古い板張りの商店の横では新築マンション建設。



奥まった駐車場の隅に古びた看板広告も。



赤トンボが木陰で涼んでいました。

牧草ロール

2015年08月11日 11時56分06秒 | Weblog
8/9日、日曜。



早来へ向かう途中のヒマワリが咲いていました。



放牧された牛も。



麦の刈り取りも済み、牧草ロールの季節となりました。





もうしばらくすると、
ここ一面はヒマワリ畑になり
しばしたくさんの目を楽しませてくれるでしょう。

蓮 三分咲き

2015年08月10日 13時57分01秒 | Weblog


8/9日、日曜。

早来の蓮は咲き始めたかなと鶴沼温泉へ。

天気予報は曇りですが、雨が降り出しそうな重い雲です。



全体的には三分咲きな感じです。



近い場所に咲いているものが少なく500mmで。





撮影の後は、もちろん温泉。
硫黄臭が「あぁぁ、温泉につかってるぅ~」って実感させてくれます。


おまけ



沼にいためんこいマガモ三兄弟。

近くによってもあまり逃げません。


海岸線はどこも有料駐車場

2015年08月04日 11時52分15秒 | Weblog
8/1日、土曜。



久々に海が見たくて小樽方面へ。

しかし、巷は「海水浴シーズン」なんですね。

銭函も朝里も海沿いの空き地は
全て有料駐車場に変身していました。

車を路肩に止めて写真を撮ることができません・・・。

あきらめて北海道ワインへソフトクリームを食べに。

ここの「ナイアガラソフトクリーム」は
めちゃくちゃ旨いです!



北海道ワインの近くから朝里を望む。



小さな建物は銀鱗荘。

7月の読書

2015年08月03日 11時33分28秒 | Weblog


● メリーゴーランド 荻原 浩/[著] 新潮社

超赤字テーマパークを立て直すことになったのは、新しい部署に移ったばかりの一公務員。
地方都市の村興しと権力闘争に翻弄され、優雅なアフター5はままならない。
おかしくて哀しき奮闘を描く宮仕え小説。

--------------------------------------------------------------------------

★★★★☆

「村おこし」の言葉に惹かれて読んでみたのですが
「村おこし」は横に置いといても、おもしろくて、ついついハマってしまいました。

読んでいて明るいんですね、けっこうキツい場面や修羅場になっても
ユーモアで切り返してくれる。

そんな楽しくもあり、どこかにしんみりと顔をのぞかす人間味。

良い作家です。









● オロロ畑でつかまえて 荻原 浩/著

過疎の山村・牛穴村の青年会と、倒産寸前の東京の広告代理店が組んでデッチ上げた「村おこしキャンペーン」とは?
おかしくて、ちょっと哀しい人間群像を軽妙なタッチで綴る。第10回小説すばる新人賞受賞作。

--------------------------------------------------------------------------

★★★★☆

「メリーゴーランド」から始まり、なんとなくハマってしまった「荻原 浩」氏を続けて読み始めました。

舞台は、自分も業界にいた広告代理店。

そこにとんでもない仕事が舞い込んで来るのですが・・・。











● なかよし小鳩組 荻原 浩/著 集英社

倒産寸前の広告代理店に大仕事が舞い込んだ。
ところが依頼主はちょっとタチの悪い筋の方で…。
気持ち良く笑えて、泣けるユーモア小説。
小説すばる新人賞受賞作に続く書き下ろし作品。

--------------------------------------------------------------------------

★★★★☆

「オロロ畑でつかまえて」で舞台となるユニバーサル広告社の第2弾。

またまたとんでもないクライアントを抱え込んでしまいます。

そんな事件と共に、主人公や周囲の人間模様がユーモアと人情をたっぷりと含ませて
エンドロールへ向かいます。

ユニバーサル広告社が舞台の第3弾をネットで見つけたので
到着次第読んでみたいと思います。









● ぶどうのなみだ 三島 有紀子/[著] パルコエンタテインメント事業部

北海道のソラチという町で、ワイン作りにすべてをかける兄アオと、地に足をつけ麦を育てる弟ロク。
そこに旅を続ける女性エリカがやってくる。
「幸福」を大切にするエリカの生き方は、兄弟の静かな生活に新しい風を起こし…。

--------------------------------------------------------------------------

★★★★☆

映画「しあわせのパン」の次作「ぶどうのなみだ」の小説バージョンです。

映画はまだ見ていませんが、
この監督さん、文章が上手ですねぇ。

好きです、こういう小説。








● 花のさくら通り 荻原 浩/著 集英社

不況にあえぐユニバーサル広告社が始めた、閑古鳥の鳴く「さくら通り商店会」の活性化プロジェクトとは?
恋と笑いと事件がいっぱいの痛快まちづくり小説。『小説すばる』連載を単行本化。

--------------------------------------------------------------------------

★★★★☆

ここ最近はまって過去の作品を読んでいますが
今回もなかなか面白い、
ですが、何か物足りない気が・・・。

なんだろう?

ハチャメチャ感が足りないのかなぁ?

次回の「ユニバーサル広告社シリーズ」に期待します!