残像モノクローム

遠い記憶の彼方にある故郷。
そして今、こころに渦巻く断片の想いを。
と、思い始めたのですが・・・。

3度目の樽前ガロー

2012年06月26日 13時22分17秒 | Weblog
今月の前半には行きたいと思っていたのですが
週末は天気が悪くて
ここへ出かけるタイミングがなかなかつかめないでいました。

もう、苔のシーズンもお終いだなぁと・・・。

とにかく曇りだけれど雨は降らないようなので
樽前へクルマを走らせました。



苔の量はやっぱり去年より少ないです。
でも独特の景観はやっぱりすばらしい。



今回は安物ですが三脚も用意、
去年は長靴も穴が空いていてびっしょりと濡れましたが
今日はおニューの長靴です。





準備万端です。



湿気がものすごくて



ファインダーをのぞいていると



メガネが曇りまくります。



でも、三脚のおかげで手ぶれもだいぶおさえられました。



やっぱり過去の失敗が大切です。





さぁ、もう夏が北海道にやって来ると
実感の樽前ガロー。


ルピナスと温泉

2012年06月25日 15時27分34秒 | Weblog


6月23日、土曜 くもり

この週末も空模様はいまひとつ。
台風被害に会われている方たちのことを思い浮かべれば
贅沢なグチです。



今日は先週石狩番屋の湯へ出かけたのだけれど
グルーポンで購入したチケットを忘れて出かけたため
入浴できずに引き返したので
そのリベンジです。

途中、先週食べたラーメンがめちゃくちゃ美味しかったので
「煮干しラーメン なかじま」に再訪。
うまっかったぁ!!

その汗をおさめるのに途中の施設で一休み。



ルピナスがいっぱい。
夕張を思い出しちゃいます。



石狩浜ではパラグライダーを楽しむ人と釣り人が数名。



ハマナスもそろそろ散り始めてます。



海岸沿いを走ると



ノビタキがたくさんいます。



こちらはメス。



ハマヒルガオも。



こちらはノゴマ。

2,3m先のベストポジションでさえずってくれたので
ピントが珍しくはまりました!



喉の緋色が特徴です。



ノゴマくんが飛び去ってしまったので
温泉へ行くことに。

石狩番屋の湯は少しぬるめのモール温泉で
なかなかいいお湯です。



帰り道のノビタキ女子。

ピーヒャラ、ピーヒャ

2012年06月18日 14時08分41秒 | Weblog


15日、この7区の山車が地元を回ります。



ピーヒャラ、ピーヒャラと拍子が聞こえ仕事が手に付かないです。


そして16日土曜日、残念ながら仕事で出勤。
またしてもピーヒャラ、ピーヒャラ・・・・。



今日は札幌の山車、全てが練り歩きます。
そしてここ頓宮で一端休憩し詔をあげます。









ご近所の車屋さんも



やっぱりお祭りに気がとられます。





おばちゃんたちも疲れてきたようで、
どっこらしょっ。



おいらも後、ひと仕事して
甥っ子の最後の運動会見物に行かなくっちゃ。



甥っ子の騎馬戦。

今夜は宵宮

2012年06月14日 15時16分58秒 | Weblog
6月14日、今日から北海道神宮例大祭さっぽろ祭。



朝から快晴です、でもちょっと朝は肌寒い。





事務所近くの頓宮ではこの7区の山車が搬入されてました。



正面



後方横



真後ろ



正面上

オオクニノ尊?だったかな・・・。
ナウシカの蒼き衣の人にも見えちゃいます。



今夜は宵宮、たくさんの人が中島公園に繰り出すんでしょう。



お昼に図書館の本を返却のため大通りへ。
三越前から。



小さな子を抱っこして信号待ち。



ちょっと不審に見えますが・・・、まぁ、いいっか。

380km走る  富良野・滝川・札幌

2012年06月11日 17時22分28秒 | Weblog
奔別炭鉱跡から桂沢湖へ。

ここの道路が付け変わったのか
観光ホテルのあった場所が分からず通り過ぎUターン。





訪れる人が減ってしまったのでしょうか寂れた様子。



20年以上前に来た時は、かなりの賑わいだった。



芦別三段の滝。

国道452号で芦別市内に入るつもりだったのですが
分かれ道の標識に
芦別まで42km、富良野まで43km の表示。

なーんだ、富良野まで1kmしか違わないのか、
ならば富良野に行ったことないし、行ってみるか!
の、軽い気持ちが・・・・。

バカだよねぇ・・・・。



初訪問の富良野、なんの予備知識も仕入れずに来たものだから
どこに何があるのかも分からず
まずはJR駅で観光マップを入手。

観光マップとクルマのナビ、なんと天地が逆!

そんなこと気がつきもせず車を走らせるがどうにも変?

何度も行ったり来たり・・・、そうして遂に
ナビと観光マップの違いに気づく始末。

もう、昼時をとっくに過ぎて腹ぺこ状態。



よし、このマップの見晴らしのいいジンギスカンを食べに行こう!
マップで見る限りそんなに遠くなさそうだ。

はい、ここでまた一つミステイク・・・。

富良野は広い!!

このことに気がつかなかった、自分はバカだ・・・。

行けども行けどもたどり着かない、
北麓郷に来てしまったし、観光マップは方向が違うとUターン。

そうして何とか2時半くらいに目的の「ひつじの丘ジンギスカン」に到着。



この風景を見ながらデッキでサフォークをいただく。
うんまーーーいよぉ!

そして、ずいぶんと遅いお昼ですね、と言われた。

このまま帰るにはもったいないので富田ファームへ。
ここから真向かいの山の麓だ。





ラベンダーはまだ。でもいろんな花がいっぱいだ。



温室で咲くラベンダー。



しかし観光客の数がものすごい。

ここから三笠経由で帰れば良かったのですが
やっぱり、滝川の菜の花が見たい!

行っちゃいました!
滝川到着5時30分、お祭りはすでに終了。



でも、花はこんなに満開です!





そんなこんなで滝川から高速へ入るも帰宅は午後8時過ぎ。

約380kmを走破し、ひざが笑ってました!


380km走る  三笠・奔別炭鉱

2012年06月11日 16時36分13秒 | Weblog
先週は急ぎ仕事などが久々に重なりブログ更新もままなりませんでした。

6/3日、日曜。
この日は滝川へ菜の花を見に国道12号を北上。

途中、長いこと三笠へ行っていないなぁと、進路を変更し寄り道。

ここも夕張同様、街が様変わりしているよう。



奔別炭鉱跡を見かけたので軽い気持ちで初訪。
ところが、しっかりと施設が残っているのに驚きです。



以下ここの概要です。(炭鉱ナビ/炭鉱の文化を守ろう より)
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住友奔別炭鉱立坑櫓(すみともぽんべつたんこうやぐら)

●概要
 1960(昭和35)年に建築された立抗櫓。
高さ約51m、立抗内径6.4m深さ750mを誇る、東洋一と呼ばれる立抗でした。
スキップ・ケージ巻揚げ 方式で、鉱員、石炭、機械、ズリなどを一挙に運搬できる
国内初のシステムを採用していました。
完成当時は「100年採炭できる」と言われていましたが、
1971年(昭和46)年10月25日に閉山しました。
立坑密閉作業中に爆発事故が発生し、5人の命が失われました。
現在も、その爆発の激しさを見ること ができます。

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夕張では歴史村を除いて、もう見ることができない施設にため息です。



ここにいる間、鉄道の廃線ツアーバスが数台やって来ました。





立て坑。



送電線の柱に植物が絡まるように・・・。





植物の生命力はすごい。



選炭し貨車に積み込む所だと思います。







あんな所に生えている植物。
こういう場所、廃墟と化す場所に新たに育つ生命力は
あまりにも対比的だ。















この施設をどのようにしていくのか、
朽ちるにまかせ自然に帰るのか・・・。

安全対策を施しながら施設跡を管理し
エリアを限定しながら一般開放するなら
炭鉱遺産としてぜひとも残して欲しい一つだと思う。

5月の読書

2012年06月04日 18時57分39秒 | Weblog
●ほんとうに誰もセックスしなかった夜  唯野 未歩子/著(写真なし)

わたしは、この世でたったひとりしか愛さない。あのひとは、わたしだけの神さまだった-。
年上の妻ある男性を愛しつづける美術教師を主人公に、繊細で壊れそうな至純な愛を描いた書下ろし長篇小説。

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自分の好みとは違った小説の文体でした。

そのせいか、内容もイマイチに感じてしまいました。







●つるかめ助産院 小川 糸/著

辛い出生の秘密を抱えるまりあは、ある日突然失踪した夫を探して、南の島をおとずれる。
だが、島の助産院の先生から、予期せぬ妊娠を告げられて…。
「今ここにいる」ことの奇跡を力強く描き出す感動長編。
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訪れた南の島で失踪した夫の代わりにというのか
自分の妊娠を知る。

そこにあふれる愛情で包んでくれる住民たち。

新しい自分、新しい役割を見つけながら
心は一歩を踏み出していく。

最後はずいぶん簡単に夫が見つかってしまうのはご愛敬。
そんなことはこの小説の本の動機の一つでしかないように感じる。

おすすめ!






●味なしクッキー 岸田 るり子/著

別れを決意して「最後の晩餐」の支度をする女、
高校時代の友人の自殺の真相を知りたがる女、不倫相手にクッキーを焼く女…。
気鋭の描く“わるい女たち”。書き下ろしの表題作ほか、
「パリの壁」「愚かな決断」など全6編収録。
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短編ミステリーが6話。
ミステリーというジャンルはあまり呼んだことがないので
ミステリーと言っていいものか、良くわかりません。

どの話も最後はブラックです。

まぁ、読んでも読まなくても貴方の自由、ていったところでしょうか。







●Q&A 恩田 陸/著

これからあなたに幾つかの質問をします。ここで話したことが外に出ることはありません-。
これぞ小説! 
質問と答え(Q&A)だけで物語が進行するリアルでシリアスなドラマ。
謎が謎を呼ぶ「恩田陸ワールド」の真骨頂。
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ある住宅街のショッピングセンターで大惨事が起こる。
しかしながら、その起因がいつまで経っても不明なのである。
その原因を探るべく一般人を対象に聞き取り調査が始まった。

あらすじにあるように、
質問と答えの会話のみで進行していくストーリーは
なかなかにリアリティを読む側に与えてくれる。

スカッと晴れない結末ではあるけれど
これはコレでいいのかもと・・・。

なかなか面白いです。
さすが恩田陸です。






●蹴りたい背中 綿矢 りさ/著

高校に入ったばかりの「にな川」と「ハツ」はクラスの余り者同士。
やがてハツはあるアイドルに夢中のにな川の存在が気になってゆく。
いびつな友情? 臆病な恋? 不器用さゆえに孤独な二人の関係を描く文芸賞受賞第一作。
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大学在学中に『インストール』という作品で文芸賞受賞をとった作者。

どんなんかなぁと読んでみましたが
うーーん?と・・・。

ごくありがちな青春の1ページ?なのかなぁ。





●あたし、ちょっとマシーン 清瀬 マオ/著

大学生活とソープランド勤務を両立させるスモモは、
ソープランドに勤務する女の子たちの集まるサイトでユズと知り合う。
彼女は怖いくらい純粋で、透明で、優しい子で…。
『パブリッシングリンク』の電子配信作品に加筆・訂正。
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軽いタイトルとあらすじのソープランドという言葉から
ちょっとエッチ系のストーリーを描いてしまいますが・・・

ところがどっこい!
けっこう重いテーマを描いています。

なぜ、大学生なのか?
なぜ、ソープなのか?
なぜ、ちょっとマシーンなのか?

主人公には守らなければならない荷物を背負っているからなんです。
読んでみる価値あり!