残像モノクローム

遠い記憶の彼方にある故郷。
そして今、こころに渦巻く断片の想いを。
と、思い始めたのですが・・・。

大編隊に遭遇!

2016年02月08日 15時09分10秒 | Weblog
2月6日、土曜。

ちょっと遅めの沼回りです。




長都到着は10時くらい、いつもならコォーコォーと
白鳥が大勢いるはずなのですが
今日は3羽のみ。



どうしたのかなぁ、と、しばし待機。



約20分後くらいに千歳川方面から
コォーコォーと聞こえます。



大勢が一気に帰ってきました!!



それからは、もう大変! 汗!!!

どこをどう撮ったらよいものか・・・・・

至る所白鳥だらけです・・・・







時間にして20分もしないうちに
沼はあっと言う間に白鳥で埋まりました!



それでもまだ何羽かが帰ってきます。



今日はめったにない朝食からの帰還隊に遭遇でき
楽しいたのしい鳥見になりました!

しばれる朝はキレイです

2016年02月05日 13時30分36秒 | Weblog
久々に先週の日曜、1/31日に
写真を撮りに出かけました。

札幌から離れ始めるとグングン気温が盛ります。

家を出る時は マイナス6度、
大曲で マイナス7度、島松で マイナス13度、
そして千歳川近郊では マイナス14度!

島松の葦の雪原です。



そばを流れる小川から小さなケアラシ。



かすかに光るミニダイヤモンドダスト、キレイです!







穂先の氷がキラキラと朝日を浴びています。





そして千歳川では



ケアラシの中に白鳥などの水鳥がたくさん!



飛び立った白鳥はきっと長都沼へ向かうのでしょう。



長都沼です。

さっき飛び立った群れでしょうか?



薄く張った氷の上へ着水です、バリバリと氷を割りながら・・・




じゃじゃ馬娘には困ったもんだ・・・

2016年02月04日 12時08分20秒 | Weblog
こむぎが我が家にやって来て、まもなく1ヵ月。

ペットショップでは、とてもおとなしく穏やかに見えましたが・・・



実はとんでもなく「じゃじゃ馬娘」でありました。

どうやら、ペットショップでは
犬のくせに、猫を被っていたよう。

甘噛みがひどく、なかなか止まりません。

またトイレも覚えてくれません・・・。

ペットシーツの上で用を済ますのは10回に一度くらい、
ゴマ太郎や茶緒はわりとすんなり覚えてくれたんですけどねぇ~



この写真は「待て」の練習中。

1月の読書

2016年02月03日 16時53分48秒 | Weblog
1月はいろいろ、ありましたねぇ。

スマップ騒動、ゲスカップルの、スプリングセンテンス、卒論などなど・・・。

そして昨日は
清原元選手の覚醒剤・・・、北朝鮮のミサイル。

世の中、グチャグチャですねぇ。







●夏美のホタル 森沢 明夫/[著] KADOKAWA

山奥にひっそりとたたずむ、よろず屋「たけ屋」。
偶然立ち寄った慎吾と夏美は、そこで地蔵じいさんとヤスばあちゃんの親子と出会い、
夏休みの間、離れを借りて生活することになるが…。
切なくてあたたかい、心の故郷の物語。
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★★★★★

読んでいて、もう目頭がウルル・・・。

「ありがとう」、なんていい言葉なんでしょうねぇ。

ホタルブクロという花が最後に煌めきます。







● 津軽百年食堂 森沢 明夫/著 小学館

津軽を離れ、孤独な都会に暮らす陽一と七海は運命に導かれるように出逢い、惹かれ合う。
一方、明治時代の津軽でひっそりと育まれた賢治とトヨの清らかな恋は、無垢なる憶いへと昇華され…。
100年の刻を超えた「心」の物語。
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★★★★★

「夏美のホタル」同様にこちらも幾年月を超えて続く「ありがとう」がキーワード。

津軽三部作、読みますよ!









● 田舎暮らしの愉しみ方   青春BEST文庫  田舎生活友の会/編青春出版社

ビルと車と人混みに囲まれ、寝る間も惜しんで働く都会の暮らし。
あなたは、そんな生活に疑問を抱いてはいませんか。できることなら、美しい自然に囲まれ、田舎でのんびりと暮らしたい。
そう考える人が、今、着実に増えています。
本書は、そんな田舎暮らしを夢見るすべての人々へ贈る、実用エッセイです。
山菜やきのこを山で採取し、野菜は家庭菜園で作る。毎日浜辺を散歩し、魚を釣って夕飯のおかずにする。
新鮮な森の空気を満喫し、草花や昆虫に親しむ。夏はカヌーで川を下り、冬は雪の上を走り回る…。
そんな、田舎の愉しみ方の実例を一冊にまとめてみました。
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★☆☆☆☆

田舎暮らしの「うわべだけ」をタラタラと書いたような本でした、残念。

もっと掘り下げた愉しみ方が知りたいのに。

かなり、がっかりな一冊です。









●避暑地の猫 宮本 輝/著 講談社

修平の両親が番人として雇われた別荘には秘密の地下室があった。
別荘の主、布施金次郎と両親たちとの密約の存在を知った17歳の修平は、
軽井沢にたちこめる霧のなかで狂気への傾斜を深めていく。
15年の沈黙を破って彼が語り始めたひと夏の出来事とは?
人間の心の奥に潜む「魔」を描ききった傑作長篇小説。

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★★★★★

読み進めると、主人公を取り巻く家族、別荘主人一家の隠された秘密に迫りたくて
もう、途中で止めることができません。

そして、なぜ物語の導入部に登場する医師一家は急いで軽井沢の別荘へ急いだのか・・・
物語中盤に登場するペルシャ猫と関係があるのか・・・
単に、この同じ日にちと雨に関連しているのか・・・

考え込む余韻が残されます。
どう解釈したら良いのだろう。









● 青森ドロップキッカーズ 小学館文庫 も19-3 森沢 明夫/著 小学館

いじめられっ子の中学生・宏海と、中途半端な不良の雄大。
そしてトップを目指して氷上で闘うアスリート姉妹、柚香と陽香。
見た目もキャラもまったく違う凸凹な4人が織りなす、爽快でしみじみと泣ける青春カーリング小説。
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★★★★☆


津軽三部作の第2部です。

「津軽百年食堂」の登場人物も脇役として登場します。

亡おばあちゃんの「ありがとう一等賞」、そして四つ葉のクローバーが
上手に物語に絡みついてきます。

読後はほっこり感でいっぱいです。







● あの日にドライブ 荻原 浩/著 光文社

人生、今からでも車線変更は可能だろうか。
元銀行員のタクシー運転手は、自分が選ばなかった道を見てやろうと決心した…。
『小説宝石』連載を再構成、大幅に加筆・訂正して単行本化。
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★★★★☆


上司に意見した、それだけで閑職へ、その後タクシードライバーに転身した主人公。
もし、あの時ひと言を堪えられたら・・・

「もし」「たら」「れば」と、人生の転機をたどり空想する。

そして夢見た先に見つけたものは、「今」という大切な現実を大切に生きるという事。

前半は、くだくだと逃避の世界が描かれるが
後半は夢見る世界と現実の暮らしがテンポ良くたたみかけてくる。

自分の「たられば」と被さって感情移入したくなってしまいます。








●胸の香り 宮本 輝/著 文芸春秋

出会い、そして別れ。その度に心の奥に思いは染み込む。
忘れ去ったはずのその哀しみは、ある日ふとよみがえる…。
男と女、母と子、人それぞれの愛憎と喜び、悲しみを見事に結晶させた短篇集。
表題作のほか6篇を収録。
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★★★★★

この人の本は、ホントに飽きないですねぇ。