残像モノクローム

遠い記憶の彼方にある故郷。
そして今、こころに渦巻く断片の想いを。
と、思い始めたのですが・・・。

久しぶりの夕張岳

2012年02月20日 10時45分06秒 | Weblog
18日あさ、快晴です。

さて出かけましょう!
と、車に乗ると
あっと言う間に雲が広がります。



西岡水源地。

湧き水を汲みながら
輪厚-長都-長沼-由仁-栗山と回った。



少し吹雪き気味の島松。





長都沼界隈。
昼を回って少しずつ雲間が減り始める。
このあたりは気温がぐっと下がる。
トドマツの葉が真っ白に。



カラマツ林。



ようやく青空が見え始めた。



マオイの山から夕張岳が見える。(三川側から)





由仁側から。
久しぶりにくっきりと雄姿を見せてくれている。



角田側から。

小林酒造で酒粕を買い
長沼の農道をうろうろしながら本日の徘徊を終了。

夕張地域全体開発計画

2012年02月17日 11時36分40秒 | Weblog



夕張市長まちおこし奮戦記 -超過疎化からの脱出作戦-という
昭和62年に書かれた本の背に掲載されていた夕張地域全体開発計画。

夕張の面積は東京23区より広い、四国香川県の面積の約半分だそうだ。

当時、5,000億から6,000億円予算で
10年計画として本気で策定進行されていた。

歴史村事業が好調で昭和60年時で
おおよそ185万人の観光客を呼んでいたのだから
意気揚々の計画だったと思う。

しかしながら、62年時点で
約20億円におよぶ財政の手形ジャンプ経営も
中田市長は認識し「地方自治体に倒産はない」と公言もしていた。

そして、2003年4月、夕張市長を勇退した5ヵ月後に逝去、享年77才。

3年後、市は財政破綻に至る事になる訳だけれど、
中田鉄治市長が残した功罪は大きなものがある。
罪過は現在の市民に大きな負担を強いている。
けれど今もって市民に引き継がれている映画祭など功績もある。

どこが、誰がと、破綻の原因を突き詰められないが
この夕張地域全体開発計画(一部反対な計画もある)が
もし実現していたら・・・と考えるのは浅はかだろうか?

立春を過ぎて

2012年02月15日 15時31分25秒 | Weblog


ちまたではバレンタインデー。
また煮干しの日のようだ。



立春を過ぎて昼間の陽射しは少し春めいてきた。



道路の雪も溶け始めている。

過日、水源地で一回転転倒をして
メガネのフレームが不調なので調整のため大通りへ。



なんとなく通る人の顔も
こころなしかほころんで見える。



なのに、



今朝はこんな風景に一変。

一進一退の攻防がしばらく続きそうだな。

やっぱりエサはあげない方がいい、に一票

2012年02月13日 13時13分22秒 | Weblog
土曜の夜から鼻水、頭痛と風邪気味のよう。

日曜は早朝の水源地探索を予定していたが
前日、早く床についたものの起きられず。

それでも何とか9時過ぎに行動開始。



うっすらとつもった雪の上に



カワガラスの足跡。

なんとなく今日は会えそうな予感。



やぁ、いましたねぇ。

名前はカワガラスと言っても
カラスの仲間ではないそうで
一応、スズメ目なんだそうです。



ピントは今ひとつ・・・
他の散歩の方の足音でさっーと姿をくらましてしまいましたんで
ちょい、残念。

エゾリスゾーンへ向かうと
やぁ、食事中でした。



自分のカメラではこれが精一杯のズーム。



こちらはどなたかがエサをあげたようで
そこにやって来たエゾリス。

近くにいるのはとてもうれしいのですが
写真にするとむなしさが・・・。



へっぽこカメラマンのわがままですなぁ。



リスのエサを狙うハシブトガラ。



そしてヤマガラ。

覆面プロレスラー、デストロイヤー

2012年02月13日 12時01分48秒 | Weblog
ここ最近通い詰めている西岡水源地。



愛しのカワガラスは今日も姿を見せてくれませんでした。

でも、変わったもの発見!



デストロイヤーの覆面に見えませんか?



せっせと木に穴を開けて
木くずを外へ捨てています。



コゲラくん、かなり近寄っても
穴掘りに一生懸命で気がつかない様子です。

今日はあちらこちらに新しい穴がたくさん開いてましたよ。

これってレースイ?

2012年02月06日 14時10分21秒 | Weblog
日曜。

今日も西岡水源地に。

朝早い時間だとエゾリス遭遇のチャンスが大、という情報を得て
クルマを飛ばします。



エサ場には小鳥たちばかりで
エゾリスの姿はさっぱり。

先に立ち寄ったカワガラスエリアも空振りで
今日はだめかなぁーと・・・。
今日はこの水源地で歩くスキー大会が行われていて
人も多いし、雪上バイクも走っているんで
動物たちにはちょっと、うるさいかもです。

そのうち、老齢のご夫婦がクルミを持参して
エゾリスを呼び始めると
数分後に、
来ました!



上手に木から木へ飛び移りながらクルミをくわえていきます。



雪の下の食べ物も一生懸命探して、あっちへこっちへ。

2匹のエゾリスを確認です。



久々のお気に入りショット。

帰り道、見晴台からズルッと転げ落ち!
1m下へ一回転!
頭も、メガネも、カメラも雪だらけーーーー

幸いにしてスリキズだけで済みました。



駐車場へ戻るとこんなクルマが



そして、今度は旭山公園へレンジャク探しに。

到着したとたん雲が広がりはじめちょっと残念。



今年は寒波の性なのでしょうか
レンジャクの姿がまったく見つかりません。



でも立春、木の芽は芽吹きはじめてます。


ところで、これは冷水山でしょうか?



雪面のシルエットはレースイスキー場そっくりです。

旭山からレースイ山が見えるとは思っていなかったので
ちょっと驚きです。

病院めぐりの合間に

2012年02月06日 13時30分24秒 | Weblog
土曜は朝から恒例の病院で検査。
昼過ぎから叔母の見舞いで手稲前田まで出かける。

昼前、青空がさしているので
ちょこっと西岡水源地に動物見学。

まずはカワガラス探し。



いつもの場所で魚をゲット中。



泳ぎも達者です。



魚の気配を探して、じっと静かに待機中の様子。

今日もいつものカワガラス狙いのおじさんも三脚を立てて
じっーーーーとカメラを覗いています。



アカゲラの雌。



ヤマガラ。

この日はエゾリスが姿を現してくれず
そそくさと退散することに。

1月の読書、そして従兄弟

2012年02月01日 13時58分43秒 | Weblog
30日、父方のいとこが他界した。
自分より2才年下。

年の初めにあと1週間もつかどうかと言われていたが
一昨日までがんばってきた。

自分の父が他界してから
父方の親類とはなかなか会う機会も少なく
成人してからは冠婚葬祭で顔を合わし会話する程度だったが
子供の頃は叔父宅で時々だが遊んだものだった。

子供の頃から人なつっこく、ニコニコ顔をくずしたことがなかった。

あの頃の面影をそのまま残した笑顔が、
写真となってしまった。

早すぎるその命に合掌。

やすらかに







●アイドル新党   原 宏一/著

かつて一世を風靡したアイドル・春乃マキは、事務所社長にだまされ、市議会選挙に立候補。
ヤンキー時代の仲間やマネージャーに支えられ、傷つきながらも立ち上がる。果たしてマキは当選できるのか。
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ヤンキー上がりの落ちこぼれアイドルが政治に目覚めていくンだけれど
いろんなトラブルをヤンキー魂で乗り越えていく。

これは内容がどうのこうのを別にして
おもいっきり楽しんで読むエンターテイメント。

2時間ドラマにしたら楽しそうです。





●シティ・マラソンズ  三浦 しをん/あさの あつこ/近藤 史恵/著

彼らは、ふたたびスタートラインに立った…。NY、東京、パリ。
アスリートのその後を描く、3つの都市を走る物語。
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シティマラソンをテーマに3人の作家が短編集。

話のテンポはやっぱり三浦しをんがいいですね。

あさのあつこは「バッテリー」の作者らしく
友情がストーリーの中心に。

近藤史恵ははじめて読みましたが
なかなか面白かった。もう少しページ数があるとうれしかったなぁ。






●畠山哲雄作品集 絵のある夕張(ふるさと) 絵のある夕張を広める会/編
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夕張で抗夫として働き、夕張をテーマに創作活動を続ける畠山氏の画集。

あの時の夕張が、変わってゆく夕張が
絵の中におさめられています。







●わが夕張 知られざる炭鉱の歴史 夕張・働くものの歴史を記録する会/編
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数字が苦手なので
表的なものは飛ばし読みしてしまいましたが
炭鉱の歴史が分かります。

そして、資本家と労働者なる関係、
国家ぐるみの炭鉱政策による強制労働。
正社員と下請け、中国・朝鮮人への差別・・・。

言葉では知っていましたが、
こんな歴史が、この夕張にもあったのだと
この年になり理解できた一冊です。






●夕張のこころ 大月フォーラムブックス 稲沢 潤子/著
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新抗事故を契機に夕張を訪れることとなった筆者の目を通して
ヤマで働く、生活する、生きる人々を取材。

血の通った文章で、淡々と書かれるルポタージュとは異なる
あたたかなルポタージュ風の一冊、オススメです!

道内の方でないため、最後の方で食べ物を紹介するのだが
間違って書かれている。ご愛敬でしょう。
ちなみに、「コマイ・かんかい・かすべ」の件です。





●シューパロ川のほとり 栂 苓子/著 日本図書刊行会

消え去った炭鉱(ヤマ)は少女にとって夢の町であった。
災害、閉山、過疎、水没…これでもか、これでもかというようなふるさとの崩壊を見てきた9年間は、
ある意味でふるさと奪還、ふるさと蘇生でもあったという著者の、遠い日々とふるさとへの思い。
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小学校から12年を過ごした大夕張へのオマージュ。
姪の結婚式のため来札したことから
旧友と大夕張への母船回帰をはたす。
そこから空白の30数年をさかのぼってゆくエッセイ。

作者はなんと数年前に無くなった我が恩師と
同級生ということが「てぶくろ」という章でわかった。

恩師が書いた「産声」、もう一度読み直してみようと思う。