残像モノクローム

遠い記憶の彼方にある故郷。
そして今、こころに渦巻く断片の想いを。
と、思い始めたのですが・・・。

お地蔵さん

2011年10月31日 13時14分29秒 | Weblog


22日の夜、次女を連れて奥の実家へ。

たまたま写真を撮りながらぶらりと行ってみるかと話していたところ時事もぜひ行きたいという。
次女が就職してから盆、正月とかき入れ時のため
休みが取れずなかなか行くことができないでいたので
それでは仕事が終わるのを待って出発と言うことと相成った。

翌日、次女を妹背牛の温泉で1人降ろし、丸山公園(丸山霊場の八十八ヶ所の石仏がある)へ紅葉狩りへ。







丸山展望台そばのお地蔵さん4体。

みんなに手編みの赤い巾着帽子。
そしてきんつばとお菓子がそれぞれに奉られていた。
ここのお地蔵さんはとても大切に奉られているようだ。



ドングリか樫の木の葉っぱが参道をびっしりと埋め尽くしている。
なぜかとても優しい気持ちにしてくれる。
お地蔵さん、ありがとう。


北大銀杏並木

2011年10月31日 12時53分02秒 | Weblog
10月最終の土曜。
北大のイチョウ並木に出かけた。



日曜は雨の予報のせいか、人がやたらと多い。
道路管理のおじさんが、ひっきりなしに
注意の大声を発している。



まだ青い葉もかなりあり、黄金色になるには後数日と行ったところ。



スケッチに来ている人も数人いた。





お昼になりお腹も空いたので
学食でホタテ塩ラーメンを。
ちょっと味が濃かったですが値段はめちゃ安です。



学食横の池には2さんが気持ちよく泳いでいます。





校舎にびっしりと色づくツタ。



工学部の校舎です。
窓にイチョウが映ってます。


10月の読書

2011年10月28日 12時43分43秒 | Weblog
●グッバイ艶  南川 泰三/著

奔放で危うい艶の性格に戸惑いながらも、寂しがりやな彼女に惹かれていく僕。
だが25年後、過去の秘密を記した日記を遺し、艶は逝った…。
酒で破滅に向かった亡き妻との愛憎を赤裸々に描く自伝的小説。
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どろどろした男と女の物語・・・・と言う感じが
いつの間にか
屈折したというのか、一途な想いというのか
ちょうどいい言葉が見つからないのだけれど
「艶」という女性の圧倒的な心情がものすごい存在感をともなって
ものすごい情の女の生き様が迫ってきます。




●夏草のフーガ  ほしお さなえ/著

自分を中学1年生だと思い込む祖母。父と別居中の母。入学早々失敗した私。
3人の人生のつまずきに、祖母のある言葉が絡み合い、切なく悲しい過去がよみがえる…。
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祖母、母。
共に中学1年の時期にそれぞれの転機があり、それぞれの心の傷となっていた。
自分も中学1年の今、心の傷となる転機がやってきた。
そして、祖母に異変が起こる。
その異変を解明するために、祖母の心の中の時間をさかのぼる。

内容はいいと思うのですが、
自分の好みではなかったかなぁ。
優しい気持ちになりたいと思う方にはオススメかも。




●パパは今日、運動会 山本 幸久/著

青空の下、カキツバタ文具の社内運動会が開かれた。
ごますり男も泣き虫も不倫男も、みんないつもとちょっと違う。
いや、ちょっとどころか…。
いろんな笑いが詰まった会社小説。
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日常のサイクルの中で動く中にも
ちょっとした何かが起こっていた・・・
そんな中に心の中であったかいものやざわめきを
ぽわ~んと、書き綴ったエッセーみたいなお話し。

残念ながら、半分ほど読んだところで飽きちゃって
早期返却となりました。



●劫尽童女 恩田 陸/著

この世のものならぬ真実。我々の持ち得ぬ叡知。…この少女は人間なのか?
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恩田 陸さんの本、好きなんですが
いまいち物足りなかったです。

でもストーリー展開は早くて、ありゃもう読んじゃった!みたいな。
(突っ込みどころも結構ありそう)





●仏果を得ず 三浦 しをん/著

“好き”が過ぎるとバカになる。でも、そんなバカならなってみたい。
文楽に賭ける若手大夫の熱い青春の物語。
健は大夫の人間国宝・銀大夫を師匠にもつ。
ある日師匠から、技芸員から「変わり者」と噂される三味線、兎一郎と組むように言われる。
不安と戸惑いを覚えながら稽古に臨むが、案の定、兎一郎は全く違う演目をひき始める……。
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「仏果」とは、仏教用語で、修業を積むことによって得られる悟りのこと。

今月はこいつは面白い!っていうのに巡り会っていなかったのですが
これはさすが三浦しおん! おもしろい!!

文楽なんてまったく興味なかったけれど
見てみたくなりました!

ぜひ読んでみて下さい!!

エゾリスとカッパ

2011年10月23日 17時33分46秒 | Weblog
また天気の悪い週末。

ちょっと小降りになったので西岡水源地へ。



イチョウ並木がいい色に。





そんな中、小さくて黒いものがササッーと
黄色い落ち葉の中を駆け抜けたので
後を追ってみると・・・・・



なんと、エゾリスちゃん!
猛烈にうれしーーーーい!!!





何か見つけて食べていたんでなんとか写真に撮れましたよぉ!





西岡水源地を後にして白川経由で八剣山へ。





雲でさっぱりなんで小金湯温泉に。





まつのゆ温泉でひとっ風呂。
500円でのんびり、静かな温泉。
露天風呂からはこの紅葉と豊平川が見れちゃいます。
贅沢~!



定山渓温泉の妹分も奉られています。
詳しくはこちら。


ふわふわー、と。

2011年10月20日 11時01分32秒 | Weblog
10月20日、今朝銀行へ寄ってきたので
いつもより遅い出社。



いいお天気で、通り道の創成川公園では
スケッチをしている方が数人。



あったかい陽射しの中、のんびり歩いていると
ふと、目の前をチラチラと・・・。



雪虫です。

空中をフワフワと飛んでいるのは
写真に撮れなかったのですが
葉に止まっている雪虫くんを見つけたのでパチリ!

何匹も飛んでいたので
来週あたり街中にも雪が降りてくるんでしょうかね?



街路樹のナナカマドもかなり色づいてきました。

もみじ狩りとマガモ

2011年10月17日 14時10分59秒 | Weblog
天気は余りよくなかったのですが
午後の晴れ予報に期待して恵庭湖方面へ。

真駒内から支笏湖方面、そして途中から恵庭方面へ右折。
かなり色づいた山道です。
するとわりとなだらかな場所となり
道路脇右にはラルマナイ川が流れています。



熊に注意しながら川べりへ。



道路脇の川べりなので観光客は誰もいないので
気持ちよく秋の空気が吸えました。



そして白糸の滝。

こちらは紅葉見物の駐車場は満車状態です。







風が強く葉っぱが空を舞います。





楓が赤くて映えます。





恵庭湖もかなり紅葉が進んでいます。

紅葉を楽しんだ後は恵庭の「おとん食堂」で小鳩ラーメン。
ここのラーメンは昔風の醤油ラーメンでめちゃくちゃ落ち着く味で
札幌にもあるといいなと思うほど美味しいです。

腹ごしらえをした後は長都沼へ
鳥さんに会いに出かけます。



マガモやその他カモの仲間が何種類か混じって休憩中。



たぶんマガンたちは南へ下ってしまったのか
小型のものがほとんど。



先週、濃霧で見ることがほとんどできなかったのが
今でも無念ですが、
たくさんのカモが上空を何度も何度も旋回してくれたのが
うれしい一日でした。

清水沢火力発電所

2011年10月12日 11時01分13秒 | Weblog
前日も訪れたのだけれど
実は撮影中にバッテリー切れという憂うべき事態になっておりました。

バッテリー切れ警告が出たなと思ったら
いきなりレッドゾーンに・・・泣

そういうわけで、昨日撮れなかったところをと目一杯撮影。



貯炭場。

ここから下は発電所事務所の詰所(ベルトコンベア側)。



昨日より木々の黄色が強くなった感じです。









この建物の中にある折り鶴、
勝手に炭鉱事故などの祈りの鶴かなと想像していますが
実際のエピソードがあるのなら
ぜひ聞いてみたいですね。







天井から鍾乳石のようなつららが。
建物横の崖から石灰質のものがしみ込んでできたのでしょうか?





こんな瓦礫の中に小さく光が射す場所があり
光に向かって雑草が伸びていました。



ここら以下は電力所。











清水沢ダム。



建物に紛れ込んだジャノメ蝶。



詰所と貯炭場。







増水時に流れてきたものなのか、
それとも子供のものをおいてあったのか
ハンドルの錆とチェーンカバーのキャラクターが
時間を感じさせる。





清水沢アートプロジェクトで学生により創作されたアート。
抗内から上がってきた抗夫をモチーフにしています。



ここに残されていたヤッケ。



2階へ上がる階段。
鉄製で凝った装飾がなされている。
大理石の配電盤といい、
当時は贅を尽くしてこの発電所は作られたのだろうと思う。









ここに残された施設は4つ、全て解体されてしまうのもあとわずか。
とてももったいない施設だなと痛感しました。
もし資金があるのなら取り壊さず炭鉱遺産として保存し、
定期的に開放されるならとても有意義な施設になるだろうのに。



80才を越したようなおばぁちゃんと娘さんらしき方が2人、
急な階段を上り下りして見学されていました。

きっとご主人がこの発電所に勤務されていて
その働いていたところを見に来たのでしょうね。

帰りの坂道を手を引かれゆっくりゆっくり登って行かれました。


濃霧発生 - 宮島沼から大夕張へ

2011年10月12日 10時54分58秒 | Weblog
予定していた通りに9日は美唄の宮島沼のマガンに合うため午前3時半に出発。
さすがに眠い。

あいの里界隈から霧が立ちこめはじめ
ナビがなければどこを走っているのかさっぱり分からない。

朝の5時ちょっと前に宮島沼に到着。



月形手前で一度霧が晴れたのだけれど
ここも濃霧・・・。


あたりは真っ白。

マガンの声は聞こえるのだけれど。



飛び立つ気配にカメラをかまえるものの
こんな感じにしか映らない。



小隊に分かれての飛び立ちなので
あの特有の空気の大きな振動、うねりがない。

もう残念と言うしかない。

肩すかしを食らった感じで
物足りなくて、
結局憂さ晴らしをかねて再度夕張へ向かうことにした。



途中の美唄の畑で霧の中に現れた太陽。
朝露に輝いてそれはそれはきれいなものでしたよ。





畦にはたくさんのミントが。

8時過ぎには夕張はシューパロ湖に到着。



夕張も雲が下りていて靄につつまれている。







かすみがかっていて三弦橋が幻想的に見える。



白銀橋。





鹿島白銀地区から。







春日橋界隈。





鹿島橋から。

たった1日だけで紅葉はけっこう進んでいる感じです。

そして、前日も行った清水沢火力発電所へ。

ゆうばり紅葉まつりと清水沢発電所

2011年10月11日 13時42分22秒 | Weblog
10月8日、連休初日。
天気がよいので、翌日美唄-夕張の予定を変更して
夕張へ行くことに。

夕張清水沢アートプロジェクトの一環で
解体中の清水沢火力発電所内部に入る事ができる。
そして、ゆうばり紅葉まつりも開催、さらに滝の上発電所内部も見学できると一度に3度美味しい。



滝の上発電所、北炭のマーク。



ゆうばり紅葉まつりは夕張にはこんなに人がいたのかと疑いたくなるほどの人出。
そして出店の数もこんなにあるとは想像すらしなかったほど。

とくにみそおでんは子供の時に食べた懐かしの炭山祭りの味。
店のおばちゃん曰く、炭山祭りにもお店を出しておでんを売っていたそうだ。
なるほど!

さて、紅葉の方はと言うと、



橋の手前のモミジが真っ赤に色づいてはいるけれど
他はようやく黄ばんで来たところ。
今週末が見頃といった感じ。



千鳥が淵。



この赤が一際目を引きます。



公園の会場脇で巣を作ろうとクモが頑張っていました。



旧清水沢中の橋からのズリ山。
ここに夕張清水沢アートプロジェクトのスタッフ、有志の手により階段が付きました。



清水沢火力発電所



発電所事務所内部







内部は当時のまま。
そしてこの折り鶴も当時からあるそうです。
きっと、炭鉱事故の度に増えていったものかも知れません。



発電所事務所外から



発電施設内部

白い配電盤は大理石、機器は東京芝浦製作所製(いまの東芝)。





2階から



清水沢駅で開催中の照井さんの写真展を見学。

この清水沢駅横にたくさんあったお祭りの出店、
もう一度さっきの懐かしいみそおでんが食べたくて
紅葉まつり会場へUターン。

残念ながら開催時間が終了したようで
後片付けの人しかもういませんでした。残念。