明けましておめでとうございます。
バタバタと師走を過ごし
ゴロゴロと過ごしたお正月もとうとうお終い。
● 花森さん、しずこさん、そして暮しの手帖編集部 小榑 雅章/著 暮しの手帖社
『暮しの手帖』天才編集者の花森安治と、猪突猛進な社長・大橋鎭子と、雑誌作りに明け暮れた日々-。
連続テレビ小説「とと姉ちゃん」のモチーフ2人との思い出を、
花森の愛弟子がはじめて綴った涙と笑いのうちあけ記。
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★★★★★
これは、なかなか面白い本です。
そして連続テレビ小説「とと姉ちゃん」とは、確かにフィクションであることも
良くわかります。
花森安治氏がいかにぶっ飛んだ、しかも天才肌だったかも良くわかる貴重な一冊。
●大沼ワルツ 谷村 志穂/著 小学館
北海道絶景の地、大沼。倉島家の長男は、山梨の坂田家の長女と結婚する。
その後、次男には次女が、三男には三女が、順に嫁いで…。
実話をもとにした、昭和の大恋愛と大家族の物語。『本の窓』連載を加筆・修正。
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★★★★☆
男三兄弟と女三姉妹の結婚、それぞれの暮らし。
三兄弟の母の人生。
それぞれがつぐむ三拍子のリズムが心地よいです。
● 聖なる怠け者の冒険 森見 登美彦/著 朝日新聞出版
旧制高校のマントに身を包み、狸のお面をつけ、困っている人を助ける「ぽんぽこ仮面」。
彼が跡継ぎに目を付けたのが、「何もしない、動かない」のがモットーの小和田君で…。
『朝日新聞』連載を全面改稿して単行本化。
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★★★★☆
このダラダラ感が実に気持ちいい。
この作者にしか書けない四畳半的ダラダラ感満載の文章なんでしょうね。
● 植物たち 朝倉 かすみ/著 徳間書店
寄生して成長するコウモリラン、いつの間にやら大繁殖するホテイアオイ…。
植物のそんな生態は、あの子やこの子にそっくり。
人間の不可思議な行動を植物の生態に模して描く、朝倉かすみ版・植物誌! 『読楽』連載を単行本化。
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★★☆☆☆
なかなかピンとくるものが自分にはありませんでした。
ただ、植物に詳しかったり、
また女性が読むと受け取り方が違うのかも知れません。
● 海辺の扉 上 宮本 輝/著 角川書店
● 海辺の扉 下 宮本 輝/著 角川書店
紺碧のアテネの空の下、聰明なギリシャ人女性と、過去に深い痛手を負った男が紡ぐ愛―。
仕組まれた艱難が彼らを襲った時、壮大な生命の物語は始まった。
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★★★★★
● 流転の海 第1部 宮本 輝/著 新潮社
大阪の焼跡闇市から実業家としての再起をはかる松坂熊吾。
豪胆にして理不尽、強さと弱さを併せもつ明治生まれの男が、50歳で初めて子を授かった。
事業の再建に奮闘する一方、わが子が成人するまでは死なぬと心に決め、人生における使命とまで自覚する…。
混沌の時代を裸一貫で生きる個性豊かな男たちと、寄り添う女たちの、人生の有為転変を雄勁な筆で描く。
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★★★★★
これはすっごい面白いです!
この後の展開は全くわかりませんが
今のところ、田中角栄のような主人公が実に小気味よくて。
この後の展開が楽しみで仕方ありません。