残像モノクローム

遠い記憶の彼方にある故郷。
そして今、こころに渦巻く断片の想いを。
と、思い始めたのですが・・・。

霜の結晶

2017年01月31日 13時34分40秒 | Weblog


ちいさなクリスマスツリー?



ケアラシが出始めた。





道路標識に霜の結晶。

仁井別川のほとりは白い世界が。





葦や



木の枝や



葉にも尖った霜の結晶ができている。

2017.1.29 日曜  島松

きらめくオリオンと青い池

2017年01月25日 13時46分41秒 | Weblog


美瑛の青い池。
冬の間ライトアップされている。



色とりどりに変化するライト。

マイナス18℃。
手がかじかみ、寒さでにじむ涙で眼鏡もくもる。



様々な色に変化する間、一時照明が消える。

すると、頭上に広がる星々が輝くダイヤのようにきらめく。

この冬のオリオンはすばらしい!



写真には撮れなかったが
ぜひ見てみてほしい星空でした。

2017.1.14 土曜 美瑛

つがいのオジロワシ

2017年01月23日 13時14分02秒 | Weblog
奥も樹霜が見たいと言うので翌日出かけたが
あいにくの曇天、さらにさほど冷え込んで折らず
空振り。

でも久しぶりにオジロに出会えた。



しかも番で。
番に会えたのは2年ぶりかな。



ほどなくして一羽は飛び去ってしまった。
食事に出かけたのかな?

2017.1.15 日曜  恵庭

キーンと冷え込んだ朝

2017年01月19日 11時36分33秒 | Weblog
本当に久しぶりの撮影です。
ほぼ1ヵ月ぶり。



気温マイナス14℃、全国的に冷え込んだ朝。
樹霜と民家から立ち上るストーブの煙が印象的でした。



こんな細い小川にもキーンと冷えた空気が漂っています。







ケアラシもわずかですが立ち上っていました。



橋の欄干に、立派な霜がたくさん。


2017.1.14 土曜 島松

11月・12月の読書

2017年01月05日 13時26分06秒 | Weblog
明けましておめでとうございます。

バタバタと師走を過ごし
ゴロゴロと過ごしたお正月もとうとうお終い。







● 花森さん、しずこさん、そして暮しの手帖編集部   小榑 雅章/著  暮しの手帖社

『暮しの手帖』天才編集者の花森安治と、猪突猛進な社長・大橋鎭子と、雑誌作りに明け暮れた日々-。
連続テレビ小説「とと姉ちゃん」のモチーフ2人との思い出を、
花森の愛弟子がはじめて綴った涙と笑いのうちあけ記。
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★★★★★

これは、なかなか面白い本です。
そして連続テレビ小説「とと姉ちゃん」とは、確かにフィクションであることも
良くわかります。

花森安治氏がいかにぶっ飛んだ、しかも天才肌だったかも良くわかる貴重な一冊。













●大沼ワルツ 谷村 志穂/著 小学館

北海道絶景の地、大沼。倉島家の長男は、山梨の坂田家の長女と結婚する。
その後、次男には次女が、三男には三女が、順に嫁いで…。
実話をもとにした、昭和の大恋愛と大家族の物語。『本の窓』連載を加筆・修正。
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★★★★☆


男三兄弟と女三姉妹の結婚、それぞれの暮らし。
三兄弟の母の人生。

それぞれがつぐむ三拍子のリズムが心地よいです。












● 聖なる怠け者の冒険 森見 登美彦/著 朝日新聞出版

旧制高校のマントに身を包み、狸のお面をつけ、困っている人を助ける「ぽんぽこ仮面」。
彼が跡継ぎに目を付けたのが、「何もしない、動かない」のがモットーの小和田君で…。
『朝日新聞』連載を全面改稿して単行本化。
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★★★★☆

このダラダラ感が実に気持ちいい。
この作者にしか書けない四畳半的ダラダラ感満載の文章なんでしょうね。















● 植物たち  朝倉 かすみ/著   徳間書店

寄生して成長するコウモリラン、いつの間にやら大繁殖するホテイアオイ…。
植物のそんな生態は、あの子やこの子にそっくり。
人間の不可思議な行動を植物の生態に模して描く、朝倉かすみ版・植物誌! 『読楽』連載を単行本化。
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★★☆☆☆

なかなかピンとくるものが自分にはありませんでした。
ただ、植物に詳しかったり、
また女性が読むと受け取り方が違うのかも知れません。















● 海辺の扉 上 宮本 輝/著 角川書店
● 海辺の扉 下 宮本 輝/著 角川書店

紺碧のアテネの空の下、聰明なギリシャ人女性と、過去に深い痛手を負った男が紡ぐ愛―。
仕組まれた艱難が彼らを襲った時、壮大な生命の物語は始まった。
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★★★★★















● 流転の海 第1部  宮本 輝/著 新潮社

大阪の焼跡闇市から実業家としての再起をはかる松坂熊吾。
豪胆にして理不尽、強さと弱さを併せもつ明治生まれの男が、50歳で初めて子を授かった。
事業の再建に奮闘する一方、わが子が成人するまでは死なぬと心に決め、人生における使命とまで自覚する…。
混沌の時代を裸一貫で生きる個性豊かな男たちと、寄り添う女たちの、人生の有為転変を雄勁な筆で描く。
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★★★★★


これはすっごい面白いです!

この後の展開は全くわかりませんが
今のところ、田中角栄のような主人公が実に小気味よくて。

この後の展開が楽しみで仕方ありません。