● 永遠。 村山 由佳/著 講談社
内山理名主演映画「卒業」のサイドストーリー。
村山由佳が映画にインスパイアを受けて新たに書いた、もうひとつの物語を収める。
映画では語られなかった側面をイメージ豊かに切々と綴る、新しい形のコラボレーション。
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★★★★☆
ちょっと物足りない感じ。
映画のサイドストーリーとわかり、納得。
でも、これはこれでひとつの本として読めるなぁ。
● 光 三浦 しをん/著
天災ですべてを失った中学生の信之。
共に生き残った幼なじみの美花を救うため、彼はある行動をとる。
20年後、過去を封印して暮らす信之の前に、もうひとりの生き残り・輔が姿を現わす…。
日常にひそむ暴力を描く渾身の長編。
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★★★★☆
三浦しおん、こんなの書くのか!って言う感じの小説です。
軽妙で時々コミカルで、マニアックって言う感じだったんだけど
ここまで掘り下げて、ここまでつっこむかーって
驚くほどです。
● 海の底 有川 浩/[著]
横須賀に巨大甲殻類来襲。食われる市民を救助するため機動隊が横須賀を駆ける。
孤立した潜水艦「きりしお」に逃げ込んだ少年少女の運命は? 海の底からきた「奴ら」から、横須賀を守れるか-!?
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★★★★☆
「空の中」と比較していいものか、
本編よりも
隊員と少女の行く末が気になってしまう。
案の定、同じように思う人たちのために
アウトサイドストーリーがありました。
今読んでいる「クジラの彼」に。
● 天使の柩 村山 由佳/著 集英社
望まれない子どもとして育ち、自分を愛せずにいる14歳の少女・茉莉。
20歳年上の画家・歩太と出会い、初めて心安らぐ居場所を手にしたが…。「天使」シリーズ、最終章。
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★★★☆☆
どうも商業的要請から書かされているんでしょうか?
特に悪い小説ではないのですが
作者は「天使」シリーズの最終章として
書かねばならなかったのでしょうか、書きたかったんでしょうか?