残像モノクローム

遠い記憶の彼方にある故郷。
そして今、こころに渦巻く断片の想いを。
と、思い始めたのですが・・・。

7月の読書

2014年07月31日 12時15分01秒 | Weblog


● 永遠。 村山 由佳/著 講談社


内山理名主演映画「卒業」のサイドストーリー。
村山由佳が映画にインスパイアを受けて新たに書いた、もうひとつの物語を収める。
映画では語られなかった側面をイメージ豊かに切々と綴る、新しい形のコラボレーション。
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★★★★☆

ちょっと物足りない感じ。
映画のサイドストーリーとわかり、納得。

でも、これはこれでひとつの本として読めるなぁ。






● 光 三浦 しをん/著

天災ですべてを失った中学生の信之。
共に生き残った幼なじみの美花を救うため、彼はある行動をとる。
20年後、過去を封印して暮らす信之の前に、もうひとりの生き残り・輔が姿を現わす…。
日常にひそむ暴力を描く渾身の長編。
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★★★★☆

三浦しおん、こんなの書くのか!って言う感じの小説です。

軽妙で時々コミカルで、マニアックって言う感じだったんだけど
ここまで掘り下げて、ここまでつっこむかーって
驚くほどです。






● 海の底 有川 浩/[著]

横須賀に巨大甲殻類来襲。食われる市民を救助するため機動隊が横須賀を駆ける。
孤立した潜水艦「きりしお」に逃げ込んだ少年少女の運命は? 海の底からきた「奴ら」から、横須賀を守れるか-!?

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★★★★☆


「空の中」と比較していいものか、
本編よりも
隊員と少女の行く末が気になってしまう。

案の定、同じように思う人たちのために
アウトサイドストーリーがありました。

今読んでいる「クジラの彼」に。







● 天使の柩 村山 由佳/著 集英社

望まれない子どもとして育ち、自分を愛せずにいる14歳の少女・茉莉。
20歳年上の画家・歩太と出会い、初めて心安らぐ居場所を手にしたが…。「天使」シリーズ、最終章。

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★★★☆☆


どうも商業的要請から書かされているんでしょうか?

特に悪い小説ではないのですが
作者は「天使」シリーズの最終章として
書かねばならなかったのでしょうか、書きたかったんでしょうか?

赤井川村でキャンプ!

2014年07月31日 12時02分45秒 | Weblog
さてさて7/19にキャンプに出かけて
ブログアップにすっかり日が開いてしまいました。

久々に忙しかった! (うれしい)

19日土曜、朝里経由で赤井川村の
ドロームキャンプフィールドへ出かけてきました。

朝里から毛無山を登り
おたるワインギャラリーに寄り道。
スパークリングワイン、キャンプで飲みましたが
うっまーーーい!!

ついでに、ブドウソフトもメチャクチャうまいです!!

ここドロームはアリスファームが運営しているキャンプ場で
すぐ横には白井川が流れていて
最高の環境でした。



3連休ということもあり
クルマが50台くらい(おおげさ?)、
かなり混んでいましたが
キャンパーのマナーがとても良くて
再訪したいキャンプ場です。

そして、星、きれいだった~。

で、本来の目的は雲海、もしくは朝焼けの羊蹄山撮影でしたが・・・・



どちらも中途半端な空模様。

要諦、全く見えません!



こちらは余市側。

せっかく2時に起きて冷水峠へやって来たというのに、残念です。





本当ならこんな感じなんですが・・・。




帰り道の余市-蘭島間の海。



忍路の海、サイコーですね!!

スイレン

2014年07月10日 14時58分36秒 | Weblog
7/5・6日は安平町追分の鹿公園でキャンプです。

スイレンを目当てで出かけたのですが
満開までにはあと少しという感じ。



さらに、ずっと曇り空で
公園内のスイレン池にはなかなか陽が射しません。



せっかく撮れても暗がりのためISO感度を上げざる終えず・・・


そうすると、画像の粒子が粗くなる・・・・


うーーーーん、結果的にいまひとつでボツ写真の山です。



なんとかソフトで調整・・・。




サイズも小さいのでブログでは多少増しに見えるかな。





さて、今回のキャンプは
テントを新調しました。

設営ラクラクのワンポールテント!

いいよ、これ。おすすめだよーーー!


6月の読書

2014年07月03日 10時10分31秒 | Weblog








● 炭坑美人 闇を灯す女たち 田嶋 雅已/著 築地書館

「くよくよ言うてどげしますか。アンタ! おもしろおかしゅういかな!」
苛酷な労働、極限の生活-だけど、底抜けに明るくたくましい。
46人の元炭鉱婦のおばあちゃんたちが、がむしゃらに生きてきた自らの人生を物語る。
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★★★★★

九州地区の炭坑で実際に働いた明治、大正生まれの女性の体験談です。

地元言葉なので、意味不明なところもありますが文脈でかろうじて読み取れます。

それにしてもものすごいエネルギーを感じるそれぞれの人生です。

そして、筆者が撮影したモノクロポートレートがすごい!

この本の北海道版があったら、と思うくらいです。






● ぼくの最高の日 はらだ みずき/著 実業之日本社

72歳のマスターが営むバーには、連日さまざまな客がやってくる。
文具店勤務の女性、リサイクルショップ経営の青年…。
たやすくない日々を歩む彼らの“人生で最高の日”とは?

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★★★★☆

なかなか良いですよ~








● 塩の街 有川 浩/著 メディアワークス

塩が世界を埋め尽くす塩害の時代。
塩は着々と街を飲み込み、社会を崩壊させようとしていた。
崩壊寸前の東京で暮らす男と少女。
2人の中で何かが変わり始めていた…。自衛隊三部作の陸自編。
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★★★★☆

おもしろい~!








●空の中 有川 浩/著 メディアワークス

200X年、2度の航空機事故が人類を眠れる秘密と接触させた。
秘密に関わるすべての人が集ったその場所で、最後に救われるのは誰か-。
第10回電撃小説大賞大賞受賞作家の第2作。

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★★★★★

自衛隊3部作、はまったぁ!!!








●ホテルローヤル 桜木 紫乃/著

湿原を背に建つ北国のラブホテル。
客、経営者家族、従業員はそれぞれ問題を抱えていた。
「非現実」を求め、扉を開いた彼らの心の機微を鮮やかに描く。
『小説すばる』掲載に加筆・修正のうえ書き下ろしを加えて単行本化。

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★★★★☆

直木賞受賞で話題になった本。

図書館では予約殺到でいつになったら読めるのかと思っていたところ
仕事先の方が貸してくれた。

ものすごく期待していたせいなのか思ったより普通だった。

普通というと語弊があるなぁ、
この作品以前のものと比べて何かが突き抜けているとか
作風が変化しているとか、そう言う意味で
今までの桜木紫乃と同じ紫乃ワールドだった。









● てらさふ 朝倉 かすみ/著 文藝春秋

北海道小樽在住の中学生・堂上弥子(やこ)と鈴木笑顔瑠(にこる)。
中学1年の3学期、運命的に出会ったふたりは、
「ここではないどこか」に行くため、手を組んで「仕事」をすることに…。

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★★★☆☆

ストーリーとはあまり関係ないかもですが
舞台は小樽のオタモイ。
オタモイ遊園地のお話しもちょこっとあります。

帯広で夕張に出会った!

2014年07月02日 11時37分44秒 | Weblog
帯広のホテル到着し一休み、
ホテルのすぐ横に、真っ黒豚丼で有名な新橋があり
お腹が空き直行です!

http://www.butadon.com/db-detail.cgi?id=41

ほろ苦味の肉盛り! 美味しかったです!!

しかし、これが失敗でした!

駅前の北の屋台に繰り出すも
お腹が膨れていて
ウォッチング散歩しただけで終了という結末・・・。

帯広の夜は無残に終了しました・・・。

翌日は朝から小雨・・・。

中札内の六花の森を目指します。

途中の愛国駅。









駅舎は新調され
旅情がない・・・・残念だなぁ。



近所にあったこの看板がかろうじて昔のブームを忍ばせてくれました。



中札内の畑は広い!




六花の森散策~!

http://www.rokkatei.co.jp/facilities/index2.html








この葉っぱ、めちゃ気に入りました!







園内を流れる小川の水はすっきりと澄んでいます!





所々に帯広にまつわる画家さんの展示スペース、
みんな素晴らしい!!







そしてこの作家さんの絵にビックリ! 感動!



なんと夕張本町にあった日の出写真館ではありませんか!




こちらは夕張の楓。

真野正美さんという男性のアーチストです。

http://mano-masami.com/contents/profile.html

こちらのHPにはギャラリーもありますのでぜひご覧になってください。

帯広に来てなつかしいふるさとに出会うとは予想すらできなかったので
ググッーーーときちゃいましたよ。


タウシュベツ川橋梁

2014年07月01日 15時29分46秒 | Weblog
6/28、29日帯広へ出かけた。

目的は糠平湖に架かるタウシュベツ川橋梁だ。

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上士幌町の糠平(ぬかびら)湖にある、かつての国鉄士幌線で使われたコンクリート造りのアーチ橋。
タウシュベツとは、アイヌ語で“樺の木が多い川”を意味しています。
古代ローマ遺跡のようなその姿は、糠平湖の水かさが増える6月頃から湖中に沈み始め、
10月頃には姿が見えなくなるため、幻の橋といわれています。
1月頃から凍結した湖面に再び姿を現します。北海道遺産「旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群」の1つ。平成13年10月、北海道遺産に選定。
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普段の行いが良いせいなのか
天気予報はかろうじて傘マークがない。

よし!と7時30分、高速に乗りいざ帯広へ。

占冠あたりから高速道は雲の中・・・。

やっと着いた美蔓パノラマパークも



小雨降る残念な風景・・・

然別湖も





雲に覆われミストサウナ・・・。

糠平温泉街のビストロふうかでランチを済ませ
タウシュベツガイドツアーまで時間があるので
三の沢とタウシュベツ展望台へ。

まずは三の沢から。



タウシュベツ展望台から。




ツアーの集合場所 NPO法人ひがし大雪自然ガイドセンター に行きますと
なんと中庭に



エゾ鹿の親子!

しばらく遊んでもらい



帰りをお見送りです!

そして期待のツアーです!
天気は・・・ですが、なんとか雨だけはもってくれました。









橋の中央あたりが崩れているのが見えるでしょうか?
この冬の厚い氷がその箇所に負担をかけたようで
かなり痛んでいます。

この箇所から崩壊が始まり
最短の場合で2~3年で中央部が滑落するようです。

















ダムが造られるときに
大事な木が沈んでしまうのはもったいないと
全て切り出されお金に換えたそうです。

ちなみにこの数多くの切り株は水中に沈むため腐りません。





30分のフリータイムは写真を撮るには短すぎます。
かといって、ガイドツアーに参加しなければこの場所へは入れないのが
もどかしいところ。



ツアーを終えて帯広の宿へ向かいます。

いや~、青空を背景に撮りたかったけれど
すばらしい産業遺産でした!