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月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
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エリダヌス・20

2024-06-20 02:05:06 | 詩集・瑠璃の籠

励め
大きくなれ
人間よ
愛しているぞ

悲しみも
苦しみも
玉のように味わい
深く心を育ててゆけ
愛しているぞ

神は人間を
強いものに創った
美しいものに創った
そのまことを信じ
愛の道を
まっすぐに生きてゆけ

逃げることはできない自分を
真正面から受け取り
あることの幸せを
存分に味わえ
愛しているぞ

愛しているぞ



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ダリム・17

2024-06-19 02:20:16 | 詩集・瑠璃の籠

いじめというものは
狸に踊らされている人間が
愚劣で低劣な
魂の闇に溺れて
大勢で一人の人間を
破壊しようとする
恐ろしく卑怯な行為である

人間は時に
大勢の闇に魂を溶かし
愛を忘れ
理性を忘れ
汚い嫉妬の感情に
己を渡し
一人の人間を
皆で攻撃することがある

それは
あまりに苦しい
法則の反動をもたらす
愚かな行為であるから
すべてやめなさい

大勢の力で
一人を殺したら
たった一人の人間に
大勢が殺されるのだ

一時の快楽に溺れて
人をあざ笑い
人を陥れ
人の苦しむさまを喜ぶような
あさましいことをしたら
自分の中に
逃れようのない
運命の闇をこしらえる

自分を律し
狸の正体を見抜き
決して
大勢の闇に
魂を売り渡してはならない



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ラサルハグエ・2

2024-06-18 02:00:53 | 詩集・瑠璃の籠

すべての煩悩を超越した
悟りの境地などというものは
人間の本義を知らない
無知の民が考えた
幻なのである

仏教は愛を否定する
それを低い段階の
人の迷いだと定義する
それは間違いである

愛はすべての源
すべての創造を行うための
無限のエネルギー
愛あればこそ
すべてがある

仏教は
無の境地を奨励する
それは阿呆である
無とは愛の対極
人間は愛であり無ではない
無にはなれない

無の境地を求め
座禅を組み
活動を抑えた
思索の中をさまよっても
何もありはしない

仏教こそが
人間を迷わす
大きな煩悩なのである




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ラサルハグエ

2024-06-17 02:19:38 | 詩集・瑠璃の籠

観音菩薩という
存在はない
阿弥陀如来という
存在はない
だから仏に救いを求めても
虚しいだけなのだ

仏というものは
釈尊の夢に関した
悲しい誤解の上に生えた
幻のキノコのようなものなのだ

空即是色
色即是空
この世のものはみな虚しいと
看破したつもりで
魂は深い霧の中に
迷うていく

人知をはるかに超えた
神秘の悟りの境地
そんなものはありはしない
それは自分というものを離れて
何か別の存在になろうとする
愚かな人間の願望が生んだ
幻なのだ

自分は
自分以外のものには
なれない
その自分こそが
本当の楽土の入り口なのだ
その自分を
極限まで否定する仏教は
間違っているとしか
言いようがない



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アークトゥルス・88

2024-06-16 01:49:58 | 詩集・瑠璃の籠

あほうはやめよ
まっとうな人間に戻れ
馬鹿者よ

赤い罪に汚れた
自分を忘れるために
よそから盗んできた花で
自分を飾るでない

罪の神の訪れを恐れて
自分の影を引きちぎり
矛盾の闇に逃げるでない

馬鹿なことをした
こんな自分など嫌だからと
他人の自分を盗んで
白いきれいな自分になろうとしても
おまえは本当の自分から
逃げられはしない

逃げれば逃げるほど
おまえは罪に汚れてゆく
一層自分が嫌になり
また逃げる
永遠の矛盾の地獄だ

もうやめよ
逃げることをやめ
本当の自分を
真っ向から受け入れなさい
そうすれば苦しみは消える

自分と
自分ではないものの
間をめぐる
振動の地獄から解き放たれ
美しい魂の平安を
見ることができる



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カノープス・95

2024-06-15 02:06:05 | 詩集・瑠璃の籠

愛ではないものを
犬のように引きずって
どこまで歩いていくのか

馬鹿ばかりが
砂のように詰まった人生を
どこまで生きていくつもりなのか

人間よ
人間を落ちた者どもよ
神が扇を翻し
夜と昼とを取り換える

夜闇に溶けていた
自分の影が
日の光のもとに
くっきりと現れる

嘘と罪が
血の塩のように
おまえにつきまとう
そこから逃げようとすれば
矛盾の地獄の回転に
飲み込まれ
延々と苦しむだろう

逃げることをやめ
罪も影も
自分のすべてを
受け入れなさい

愛ではないものを
自分から引きちぎり
砂の人生から
飛び出しなさい

あほうはやめ
清く生きるのだ
そうすればおまえは
自分で自分を
救うことができる

日の光の中で
永遠に自分を生きていく
素晴らしい愛の存在と
なることができる



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ヴィンデミアトリックス・90

2024-06-14 02:03:33 | 詩集・瑠璃の籠

あきれてものも言えぬ
馬鹿をやり
人間を落としてしまった
馬鹿者よ
愛がおまえから離れてゆく

人を馬鹿にし
人を食らい
人間ではないということを
やりぬけ
未だ悔いることもしない
馬鹿者よ
愛がおまえから目をそらす

獣のエゴと
子供のわがままを
棒のように胸に突き立て
世間を乱し続けてきた
馬鹿者よ
もう愛がおまえを見捨てる

逃げることはできない
自分の影を
岩のように背負い
もうこの愛の世界から
出ていくがよい

愛は凍り付き
おまえのための活動を
すべてやめる
それが
おまえのためにやれる
もっともよいことになるまで
おまえは
馬鹿をやりすぎたのだ



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ミンタカ・43

2024-06-13 01:53:29 | 詩集・瑠璃の籠

人間よ
もうそろそろ
本当の自分に
戻りなさい

嘘で作った
あさはかな偽物の美人を
最後まで生きつくしたら
もうおまえは落ちるのだ

盗んできた幸せを
すべて神に返し
本当の自分の人生を
生きなおしなさい

自分だけの幸せのために
愛ではないことをして
最後までそれを通せば
もうおまえは終わりなのだ

神が整えてくださった
美しいこの世界から
冷たく追い出される
そして
寒い虚無の荒野を
永遠にさまよわなくては
ならなくなる

神はもう
嘘で生きる人間を
許してはくださらない
人間が嘘で汚したこの世界を
清め上げるために
嘘の人間はすべて
切られる

ゆえにもう
本当の自分に戻りなさい
神の愛を
美しいこの楽園を
失いたくなければ
もう汚いことは
すべてやめなさい



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プレアデス・2

2024-06-12 01:57:35 | 詩集・瑠璃の籠

嘘で作った美人をかぶり
世間をだまして
血のように
自分だけの幸福を
吸い取ろうとする
いやらしい馬鹿者を
攻撃せよ

心臓の血に溶けた
獣のエゴを
愛で解毒し
醜くゆがんだ魂を
ひねり直せ

逃げることはできない
自分の真実を
額にたたきつけ
夢幻の人生から
目覚めさせよ

人間をとりもどせ
人間をとりもどせ
神が創ってくださった
そのままの
美しい人間を

額を地に植えるように
頭を下げさせ
ごうつくばりの根性を
たたき直せ

もう悪いことは
二度としてはならぬ



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アダフェラ・10

2024-06-11 03:04:19 | 詩集・瑠璃の籠

いじましいことをして
自分の幸せを確保しようと
馬鹿になっている人間よ
もう終わりが来るぞ

人のことなどどうでもいいと
自分のことばかり考えて
汚い盗みをやって
偽造した幸せな人生が
腐り落ちてくる

いやなことをした自分を
陰に押し隠して
平気で
善良な市民のふりをしている
おまえから
神が顔を背ける

あほうよ
おまえの
汚い嘘の匂いをかぎつけて
運命の犬がやってくる
偽造した幸せを
かみ砕こうと
恐ろしい牙を鳴らしながら
やってくる

恨むのではない
呪うのではない
おまえの不幸の原因は
おまえ自身なのだ

自分だけの幸せのために
みなを犠牲にしてきた
おまえ自身が招いた
当然の結果なのだ



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