
これは、2004年3月に発行した同人誌「ちこり」31号で使ったイラストです。
画材は鉛筆と消しゴム。
会員さんの作品につけた絵ですが、実は最初に絵を描いてあって、ちょうどこの絵がその会員さんの作品にあっていると感じて採用したというようなことを、記憶しています。
その人は家庭内で問題を抱えていて、たぶん一人で悩んでいて、内部の葛藤と戦っていた。自分の感情をどう扱っていいかわからないという感じの詩でした。
ちこりが廃刊になって以来、当時の会員さんとの交流はほとんどなくなりましたが、この絵をつけた詩を書いてくれた元会員さんとは、今も年賀状のやりとりをいています。
長いことやった同人誌ですが、今も交流があるのは、彼女を含めて3人くらい。
ほかの人はどうしてるかな? 彼女らにとって、「ちこり」とはなんだったのだろう。
少しでも、彼女らの心を照らせる光になれていたら、うれしいのですが。
一生懸命にやっていた同人誌。とうとう、思い出の地層の中の、化石になってしまったな。
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