もうそろそろやめよ
もうそろそろ気づけ
それは本当の自分ではない
あなたは自分の罪の影におびえ
そこから永遠のつるが伸びてくるのを恐れて
暗闇の中を逃げさまよっているのだ
これが自分だと言って
人に見せびらかしているそれは
臭い罪のにおいと
逃げまどっている自分をごまかすための
蝋の仮面なのだ
あほらしい技術で作った仮面を
生きれば生きるほど
あなたは汚い馬鹿になる
その仮面と幻の幸福を作るために
幾多の存在を苦しめるからだ
いやらしい自分を隠すために
いやらしいことをする
いやらしい自分に苦しんでいる
その自分はだれなのか
もうそろそろやめよ
もうそろそろ気づけ
幻を捨て
本当の自分に帰ってきなさい
それで何を失っても
本当の自分さえあれば
そこからすべてを始めることができる
幻の幸福は
糞の饅頭のように
馬鹿らしいものだったと
そこで初めて気づく