心が闇の方に流れていくときの
自分を捕まえなさい
こそ泥を捕まえる
捕り方のように
自分の
おこがましい逃げ心を捕まえるのだ
塩を泥に溶かすように
自分の嫌なものを隠そうと
馬鹿なことをしようとすれば
おまえは闇に流れていく
そして闇に動かされるまま
嫌なことをし続け
ますます自分を嫌なものにしていく
それが耐えられず
嫌なものになった自分を忘れるために
また嫌なことをする
いつまでも抜けられない
馬鹿はそうしてできるものだ
痛ましい自分の心の中に
正義の剣を作り
それを取る白い捕り方をこしらえよ
それを自分で動かし
闇に流れようとする自分の逃げ心を
逮捕するのだ
嫌がるのも無理やり捕まえろ
そうでなければ
おまえは永遠に天の下に戻ることはできない
今のおまえが
嫌になるほどつらいのは
自分というものが
自分にとって
一番嫌なものになっているからだ
それを
白い正義の縄で縛りあげるのだ
馬鹿でない証拠に
やってみよ