自分の骨と筋肉が
全く傷つくことがないところで
男をやったとて
それは男をやったことにはならない
黒々とした闇のたまった
不可能の淵に挑戦してみよ
何もないかに見える
未知の虚空が支配する
空に飛びあがってみよ
全身を
神に砕かれるまで
高みに挑戦する
それができなければ
男ではない
ちまちました知恵と
小手先の技で
ごみのような金を稼ぎ
女に男にしてもらっている
いつまでもそれでいるようでは
永遠に男にはなれぬ
不格好な誇りを捨て
捨て身になってやってみよ
誇るものが何もないなら
これから自分でそれを作るのだ
これがやれなければ
おまえは男ではない
男だという顔をして
二度と女に寄っていくのではない