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nachtmusik

♪andante...im tempo...rondo...adagio♫

Karajan Live in Osaka 1984

2008-07-19 | Classical♪
DVD『カラヤン&ベルリン・フィル:ライヴ・イン・大阪 1984』

発売が長らく待たれていたライヴ映像で特にレスピーギ:交響詩『ローマの松』は伝説に
残る名演と言われています。

本拠地ベルリンでの映像は多数残されていますが、来日公演時の映像となると少ないので
これを映像で観られるのは大変うれしいです。

《プログラム》
モーツァルト:ディヴェルティメント第15番変ロ長調 K.287
R.シュトラウス:交響詩『ドン・ファン』 op.20
レスピーギ:交響詩『ローマの松』

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
1984年10月18日、ザ・シンフォニー・ホール、大阪


追伸:DVDから音声データだけを抜き出してiPodでも聴いていますが、この日のライヴで
   演奏された”レスピーギ:交響詩『ローマの松~アッピア街道の松』”は物凄い迫力
   です。特に金管とティンパニーが圧巻です~


Karajan Last in Japan 1988

2008-07-16 | Classical♪
今日、7/16は20世紀の大指揮者:ヘルベルト・フォン・カラヤンの命日です。

というわけで追悼の意を込めて、今日の通勤の行き帰りはしっかりと聴きました。
選んだプログラムは先頃発売されたばかりのカラヤン&ベルリン・フィル最後の来日公演と
なった1988年の演奏会です。


・モーツァルト:交響曲第29番イ長調 K.201
・チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調 op.74『悲愴』
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
 1988年5月2日、東京サントリーホール


・ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調 op.60
・ムソルグスキー/ラヴェル編曲:組曲『展覧会の絵』
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
 1988年5月4日、東京文化会館


・モーツァルト:交響曲第39番変ホ長調 K.543
・ブラームス:交響曲第1番ハ短調 op.68
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
 1988年5月5日、東京サントリーホール


追伸:カラヤン&ベルリン・フィルが初めて来日したのは1957年の事でした。
   その時に演奏されたブラームス:交響曲第1番を日本における最後の演奏会でも
   演奏されたことに特別な思いを感じます。

Faure : Requiem

2008-07-15 | Classical♪
《Gabriel Fauré=ガブリエル・フォーレ》(フランス 1845-1924)作曲家

三大レクイエム(モーツァルト、ヴェルディ、フォーレ)の中でも特に静けさと安らぎに
満ちた作品がフォーレです。

現実的な話で恐縮ですが私自身、フォーレのレクエイムは朝聴くことが多いです。
反対にヴェルディのレクエイムは朝聴くには強烈過ぎます。
ちなみにモーツァルトのレクエイムは朝夜のどちらでもOKですね。

フォーレ:《レクイエム》作品48

1. 入祭唱とキリエ
2. 奉献唱
3. 聖なるかな
4. ああイエスよ
5. 神の小羊
6. われを許したまえ
7. 楽園にて

Kohsaku Yamada

2008-07-14 | Classical♪
《山田耕筰》(日本 1886-1965)作曲家、指揮者

日本における最初の本格的な作曲家で童謡『赤とんぼ』は誰もが一度は耳にしたことが
ある有名な作品です。また多くの学校歌があります。

先日、いつものようにiTunes Radioを聴いていると日本の伝統芸能『長唄』をモチーフ
とした音楽が流れてきたので題名をチェックしてみたところ『長唄交響曲「鶴亀」』と
あり、作曲者には山田耕筰...

私自身いつかは日本の古典芸能『狂言』『長唄』を本格的に聴きたいと思いながらも、
どこからどう入っていけばいいのかさっぱりわからず今日まで来てしまったのですが、
日本が誇る大作曲家《山田耕筰》の作品を通じて門を叩けそうな気がします。
もちろんこれを機に山田耕筰の作品にも触れていこうと思っています。



日本作曲家選輯~山田耕筰
・長唄交響曲『鶴亀』
・明治頌歌
・舞踊劇『マグダラのマリア』

東音 宮田哲男(長唄)
東音 味見亨(三味線)
溝入由美子(篳篥)、他

東京都交響楽団
湯浅卓雄(指揮)

Verdi : Requiem

2008-07-12 | Classical♪
古今東西、有名なレクイエムと言えば...
モーツァルトが最初に挙げられ、ベルリオーズ、ブラームス、フォーレ...

基本的にレクイエムは死者の魂の安息を祈る作品であるため、劇的な作風を避ける傾向に
あるのですが、中でもヴェルディのレクイエムだけは例外です。

時に怒濤の如く荒れ狂う凄まじい作風が特徴です。

ヴェルディ《レクイエム》

Disc1
1. 永遠の安息を与え給え / 主あわれみ給え(入祭文) 永遠の安息を与え給え
2. 永遠の安息を与え給え / 主あわれみ給え(入祭文) 主あわれみ給え
3. 怒りの日(続誦) 怒りの日
4. 怒りの日(続誦) くすしきラッパの音
5. 怒りの日(続誦) 人間が、審判官に答えるために
6. 怒りの日(続誦) 書き記されし書物には
7. 怒りの日(続誦) あわれなる我
8. 怒りの日(続誦) みいつの大王
9. 怒りの日(続誦) 思い給え
10. 怒りの日(続誦) 我は嘆く
11. 怒りの日(続誦) 判決を受けたる呪われし者は
12. 怒りの日(続誦) 涙の日なるかな

Disc2
1. 奉献文 主イエズス・キリストよ
2. 奉献文 主よ、称賛のいけにえと祈りを
3. 聖なるかな (三聖唱)
4. 神の子羊 (神羊唱)
5. 永遠の光を (聖体拝領誦)
6. 我を許し給え (赦祷文) 主よ、かのおそろしい日に私を永遠の死から解き放ち給え
7. 我を許し給え (赦祷文) その日こそ怒りの日
8. 我を許し給え (赦祷文) 主よ、永遠の安息をかれらに与え
9. 我を許し給え (赦祷文) 主よ、かのおそろしい日に私を永遠の死から解き放ち給え

私が今まで聴いたヴェルディのレクイエムは...


ヘルベルト・フォン・カラヤン&ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1972年録音)



ヘルベルト・フォン・カラヤン&ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1984年録音)



ヘルベルト・フォン・カラヤン&ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1949年ライヴ録音)



ヘルベルト・フォン・カラヤン&ウィーン交響楽団(1954年ライヴ録音)

というわけですべてカラヤン盤でした~

そして今回新たに聴いたのは...


クラウディオ・アバド&ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(2001年ライヴ録音)

特にアバドは病魔(癌)を克服してからの2001年以降は今までと”何か”違います...
凄い気迫の”ヴェルレク”です。
ベルリン・フィル勇退後のアバドもまだまだ注目です~

Chopin Competition Live 1965

2008-07-10 | Classical♪
これは大変貴重なCDです~

ピアニスト:マルタ・アルゲリッチが1965年の第7回ショパン国際ピアノコンクール
優勝した時のライブ盤です。当時、アルゲリッチ24才...


〈収録曲〉

・ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 op.11
  ヴィトールド・ロヴィツキ指揮/ワルシャワ国立フィルハーモニー交響楽団

・スケルツォ 第3番 嬰ハ短調 op.39

・3つのマズルカ op.59


近日にはアルゲリッチが1960年からドイツ・グラモフォンへ行った録音集が発売
されます。

Rimsky-Korsakov《Scheherazade》

2008-07-06 | Classical♪
昨日今日と真夏日を感じさせる暑さですが、毎年夏が近づくと必ず聴きたくなる音楽が
あります~

ロシアの作曲家リムスキー=コルサコフの作品『交響組曲《シェエラザード》』です。

私が初めてこの作品を聴いたのはクラシック音楽に接してまだ間もない頃で、クラシック
音楽誌で『アラビアン・ナイトの世界を絢爛豪華な音の絵巻で表現』と書かれた一文を
見て聴きたくなったのを思い出します。

それでなくても壮大なアラビアン・ナイトの世界です...
小さかった頃に絵本『千夜一夜物語(アラビアン・ナイト)』の世界を知ってからと
いうものの冒険心と憧れを抱いたものです。

ちなみに初めて聴いた盤はカラヤン&ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1967年録音)


以来、他の盤は一度も聴いたことがなかったのですが、ここにきて無性に他の盤も聴き
たくなり、数タイトルをオーダーしました。


フリッツ・ライナー指揮&シカゴ交響楽団(1960年録音)




レオポルド・ストコフスキー指揮&ロンドン交響楽団(1964年録音)
レオポルド・ストコフスキー指揮&ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(1975年録音)
*ストコフスキーは《シェエラザード》を5回も録音している大家なので2タイトル注文




キリル・コンドラシン指揮&アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団(1979年録音)




ワレリー・ゲルギエフ指揮&キーロフ歌劇場管弦楽団(2001年録音)

現在、注目度No.1のカリスマ指揮者ゲルギエフの演奏はなにかと賛否両論の的ですが、
この《シェエラザード》も話題盤です。


追伸:明日の七夕の夜空を見上げながらアラビアン・ナイトの世界に酔いしれようと
   思います~


交響組曲《シェエラザード》 作品35
第1曲:海とシンドバットの船
第2曲:カレンダー王子の物語
第3曲:若い王子と王女
第4曲:バグダットの祭り~海~船は青銅の騎士のある岩で難破~終曲

Nikolai Rimsky-Korsakov(1844-1908)

Die Kunst Der Fuge

2008-06-06 | Classical♪
今夜、TV放送された芸術劇場は大変見応えがありました。

J.S.バッハ:未完の大作『フーガの技法』をフランス人ピアニスト:ピエール=ロラン・
エマールが2008年2月にロンドンで開いた演奏会映像でした。



バッハ最後の作品『フーガの技法』は未完で終わっているため、テンポ・強弱・演奏楽器
などが指定されておらず、未だに演奏方法については研究対象となっている作品です。

これまでの代表的な演奏~
ヘルムート・ヴァルヒャ→オルガン
グレン・グールド→オルガン
カール・ミュンヒンガー指揮/シュトゥットガルト室内管→オーケストラ
エマーソン弦楽四重奏団→弦楽四重奏    etc...

ある意味『フーガの技法』は未完で終わっているからこそ、作品の奥底に秘められた真義を
求める壮大な音楽の旅が時間を超越した普遍性として残されているのかもしれません。

Glenn Gould / The Russian Journey

2008-06-05 | Classical♪
昨夜、ようやく観ました~

『グレン・グールド/ロシアの旅』(2002年 カナダ制作)
 〈第21回モントリオール国際芸術映画祭2003 グランプリ受賞〉

DVD発売されたのが2005年10月なので購入後2年以上も開封しなかったことになります~

本作品はグールドが1957年5月、演奏旅行で訪れたソ連公演を目撃した人たちの回想録が
中心となっていて、当時のグールド本人の映像が流れるわけではないので退屈しそうな気
もしますが、意外と第三者の人たちの証言だけで構成されている本作品はある意味リアリ
ティーに満ちています。

また出演者1人1人が半世紀近く前の出来事にも関わらず、今なお鮮明に記憶していること
にも驚かされます。当時を振り返り話す様子はとても情感がこもっていて素晴らしく、
当時を知らない私でも追体験できるくらい画面に引き込まれてしまいました。

当時のソ連はスターリンが亡くなってフルシチョフがトップの座にあった時代で、米ソの
冷戦が本格化してきた時代です。この頃のソ連の人たちは西側陣営に位置するカナダ出身
の若きピアニスト:グールドが1955年に録音した「ゴールドベルク変奏曲」をまだ聴いた
ことがない人たちがほとんどでした。
またグールドは北米ピアニストとしては戦後初のソ連公演を行った人物でもあります。

演奏会初日の第一部は空席が目立ったそうですが、そこで奏でられたグールドのバッハを
初めて目撃した人たちは強い衝撃を受け、第一部終演後には友人知人に電話をかけ、今す
ぐ演奏会場へ来るようにと伝えます。そして第二部開演の頃にはたくさんの人たちで会場
は埋まります。その後の演奏会も大盛況となり、計8回のソ連公演が行われました。

また本作品には著名なロシア出身の音楽家などのコメントも含まれています。

ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェリスト、指揮者)
ウラディーミル・アシュケナージ(ピアニスト、指揮者)
アンドレイ・コンチャロフスキー(映画監督)
ウラディーミル・トロップ(ピアニスト)


【主な収録曲】(いずれも断片)
 バッハ
 ・フーガの技法
 ・ゴールドベルク変奏曲
 ・パルティータ第5番
 ・ピアノ協奏曲第1番
 ・イタリア協奏曲

 クルシェネク
 ・ピアノ・ソナタ第3番

 ベルク
 ・ピアノ・ソナタ

 スヴェーリンク
 ・幻想曲

 ウェーベルン
 ・変奏曲 op.27

 ショスタコーヴィチ
 ・ピアノ五重奏曲

 プロコフィエフ
 ・ピアノ・ソナタ第7番


*グレン・グールドへのコメント
「神に選ばれた人だ。トロントから出た天才は音楽の世界を変えた」~ロストロポーヴィチ
「グレンは私の永遠のアイドルだ。彼と張り合うなんて到底できない」~アシュケナージ


追伸:このDVDを観て感じたことは、グールドは24才にして既にあの時代のロシアの人たち
   をも魅了してしまっていたという歴史的事実です。それは一般聴衆から音楽関係者に
   始まり、当時既に著名だったロシア出身の大ピアニスト:スビャトスラフ・リヒテル
   にして『バッハの最も偉大な演奏者』とまで言わしめています。
   古今東西、偉大なピアニストと称される人物は何人か存在しますが、グールドに関し
   ては別次元での偉大なピアニストのような気がします。それは彼が遺した著書を通し
   ても感じることができます。

スウェーデンの作曲家

2008-06-02 | Classical♪
北欧の作曲家といえば、グリーグとシベリウスが有名ですが、あまり馴染みのない
スウェーデンの作曲家による交響曲全集を購入しました。

《Hugo Alfvén=ヒューゴ・アルヴェーン》(スウェーデン 1872-1960)作曲家

初めて名前を聴く作曲家ですが、北欧の作品は静かで美しいオーケストレーション
が特徴なのでこれから聴くのが楽しみです。


『アルヴェーン:交響曲全集、スウェーデン狂詩曲集』

CD1
・スウェーデン狂詩曲第2番『ウプサラ狂詩曲』 Op.24
・交響曲第1番ヘ短調 Op.7
・ドラパ『オスカル2世王の追憶に』 Op.27
・黙示録カンタータ Op.31~アンダンテ・レリジョーソ

CD2
・スウェーデン狂詩曲第1番『夏至の徹夜祭』 Op.19
・交響曲第2番ニ長調 Op.11

CD3
・スウェーデン狂詩曲第3番『ダラー狂詩曲』 Op.47
・交響曲第3番ホ長調 Op.23
・バレエ組曲『放蕩息子』

CD4
・岩礁の伝説 Op.20
・交響曲第4番『海辺の岩礁から』 Op.39

CD5
・組曲『山の王』 Op.37
・交響曲第5番イ短調 Op.54
・組曲『グスタフ2世』 Op.49~エレジー

 指揮:ネーメ・ヤルヴィ/演奏:ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団

4種類のゴールドベルク変奏曲

2008-05-31 | Classical♪
5月、4回シリーズでTV放送された『グレン・グールド~鍵盤のエクスタシー』を観て
あらためてグールドが好きになりました。

思い返せばクラシック音楽を聴き始めた頃、最初に聴き込んだクラシック・ピアニスト
がグールドでした。一番最初にグールドを聴いたため、普通=基準とされている演奏
スタイルを後に知ることになりました。
確かにグールドが弾くモーツァルト、ベートーヴェンは異質ではありますが、
それはそれで他のピアニストには思いもつかない演奏解釈ではないでしょうか...

そして言うまでもなくグールドが弾くバッハはグールドだけのオリジナル・バッハと
言っても過言ではありません。あんなに楽しそうに弾くバッハを後にも先にも観たこと
も聴いたこともないからです。
グールドのバッハはまるで楽譜の音符が楽しく踊っている気さえします。

そのグールドのバッハの中でも《ゴールドベルク変奏曲》は特別なものでした。
デビュー盤でもあり、そしてグールドの死後、最初に発売されたアルバムでもあるから
です。

芸術家を讃えるのに「孤高の境地」「孤高の天才」という言葉をよく耳にしますが、
この言葉にふさわしい生涯を送った芸術家(音楽家)は、そう多くいるものではありま
せん。もしいるとしたらグールドは間違いなくそのひとりではないでしょうか...


ゴールドベルク変奏曲(1955年録音/1955年発売/モノラル)
*記念すべきデビュー・アルバムにしてクラシック音楽における歴史的名盤



ゴールドベルク変奏曲(1955年録音/1968年発売/擬似ステレオ)
*1955年のモノラル録音に電気的ステレオ・ミックスを施したバージョン


ゴールドベルク変奏曲(1981年録音/1982年発売/ステレオ)
*50歳を目前にしたグールドが26年振りに再録音したメモリアル盤



ゴールドベルク変奏曲(2007年発売/ステレオ)
*グールド1955年の演奏をデータ化し、電子ピアノで自動演奏させた注目盤


《Glenn Gould=グレン・グールド》(カナダ 1932-1982)ピアニスト

Shostakovich: Symphony No. 5 in D minor

2008-05-25 | Classical♪
《Dmitrii Shostakovich=ドミートリ・ショスタコーヴィチ》(旧ソ連 1906-1975)作曲家

ショスタコーヴィチが生涯に書いた交響曲全15作品の中で最も人気の高い作品と言えば
第5番『革命』と言われています。

交響曲第5番と言えばベートーヴェンの『運命』交響曲以来、ブルックナー、マーラーの
第5交響曲も『運命』に負けじと情熱的ですが、ショスタコーヴィチの第5交響曲はさらに
熱く情熱的です。

初演は1937年11月21日、エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮/レニングラード・フィル

《Evgeny Mravinsky=エフゲニー・ムラヴィンスキー》(旧ソ連 1903-1988)指揮者

そのムラヴィンスキーが初来日した際に演奏したショスタコーヴィチ第5交響曲のCDが
発売されました。

ショスタコーヴィチ:交響曲第5番『革命』
 エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮/レニングラード・フィルハーモニー交響楽団
 (1973年5月26日、東京文化会館)

私が初めてこの作品を聴いたレナード・バーンスタイン指揮/ニューヨーク・フィル盤も
かなりの名盤ですが、ムラヴィンスキー盤は”さすがお家芸”だけのことはあり、感極まる
熱演でした。

当時、このライヴを生で観れた人たちはかけがえのない音楽体験をしたことになります~

北欧の作曲家

2008-05-23 | Classical♪
《Jean Sibelius=ジャン・シベリウス》(フィンランド 1865-1957)作曲家

数日前に購入したCDを今週から帰宅電車で聴いています~

今までシベリウスで聴いた作品といえば、交響曲第1,4,6番とヴァイオリン協奏曲くらいでした
ので、いつかはすべての交響曲(第1~7番)と管弦楽作品を聴こうと思っていました。

昨年の2007年はシベリウス没後50年ということもあり、名門ドイツ・グラモフォンより記念
企画のCDが発売されました。

『ヤルヴィ/シベリウス:交響曲全集、管弦楽曲集』

《Neeme Järvi=ネーメ・ヤルヴィ》(エストニア *旧ソ連 1937-)指揮者

CD-1
・交響曲第1番ホ短調 op.39
・交響曲第7番ハ長調 op.105

CD-2
・交響曲第2番ニ長調 op.43

CD-3
・交響曲第3番ハ長調 op.52
・交響曲第4番イ短調 op.63

CD-4
・交響曲第5番変ホ長調 op.82
・交響曲第6番ニ短調 op.104

CD-5
・組曲『カレリア』 op.11
・交響詩『ルオンノタール』 op.70 *
・アンダンテ・フェスティヴォ
・交響詩『大洋の女神』 op.73
・劇音楽『クリスティアン世』組曲 op.27
・交響詩『フィンランディア』 op.26

CD-6
・交響詩『ポヒョラの娘』 op.49
・交響詩『夜の騎行と日の出』 op.55
・4つの伝説曲 op.22

CD-7
・交響詩『伝説』(エン・サガ) op.9
・即興曲『春の歌』 op.16
・劇音楽『クオレマ』~悲しきワルツ op.44-1
・劇音楽『クオレマ』~鶴のいる風景 op.44-2
・劇音楽『クオレマ』~カンツォネッタ op.62a
・劇音楽『クオレマ』~ロマンティックなワルツ op.62b
・交響詩『吟遊詩人』 op.64
・交響詩『タピオラ』 op.112

 ソイレ・イソコスキ(ソプラノ)*
 エーテボリ交響楽団
 ネーメ・ヤルヴィ(指揮)


追伸:目を閉じて聴くと北欧神話の世界へ誘われてゆくようです...
   夢心地になれてとても気持ちいいです~

Symphony No. 8 - in C Minor

2008-04-27 | Classical♪
今月、発売されたばかりのクラシック音楽の新譜を早速購入し聴きました~
いやぁ~久々に鳥肌が立つ熱い演奏に出会えました!

ブルックナー:交響曲第8番
指揮:クラウス・テンシュテット/演奏;ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
演奏会場:ロイヤル・フェスティバル・ホール/1981年10月29日ライヴ録音

数多くある交響曲作品の中でも、とりわけ大好きなブルックナー第8番ということもあり、
発売前から期待度”大”でした。

私が今まで聴いたブルックナー第8番はカラヤンから始まり(1978年ウィーン・フィルとの
ライヴ)、フルトヴェングラー、クナッパーツブッシュ、シューリヒト、ベーム、ヨッフム、
ブーレーズ、ヴァント、アーノンクール、朝比奈 隆...ざっと20タイトル程になります。

今回、新たに聴いたテンシュテット指揮のブルックナー第8番は冒頭から金管楽器(ホルン、
トランペット、トロンボーン)の鳴りが凄まじく、その勢いは最終楽章まで持続し、圧巻の
フィナーレで幕を閉じます。

噂に聞いていたテンシュテット(特にライヴ)を初めて聴きましたが、一聴して度肝を抜か
れました。というわけでもっともっとテンシュテットが聴きたくなったのでベートーヴェン、
マーラーもオーダーしました~


《Klaus Tennstedt=クラウス・テンシュテット》(ドイツ 1926-1998)指揮者

haydn : simon rattle

2008-03-13 | Classical♪
今週に入ってからの陽気は、いよいよ春の到来を感じさせます~
今年の冬は暖房代節約(灯油高騰の為)を心掛けていたこともあり、昨年より春を心待ち
にしていました。

日本の四季によって私はその季節毎におのずと聴く音楽も変化しているような気がします。
特に春の到来時にはハイドンの交響曲がピッタリではないでしょうか~
ハツラツとしていて清々しく爽やかな息吹に満ちているからです。

私が今までハイドンの交響曲で愛聴してきた盤と言えば、カラヤンが70歳を過ぎた頃に
ベルリン・フィルと録音したものです。

《パリ交響曲集》
・交響曲第82番ハ長調『熊』
・交響曲第83番ト短調『牝鶏』
・交響曲第84番変ホ長調
・交響曲第85番変ロ長調『王妃』
・交響曲第86番ニ長調
・交響曲第87番イ長調

《ロンドン交響曲集》
・交響曲第93番ニ長調
・交響曲第94番ト長調『驚愕』
・交響曲第95番ハ短調
・交響曲第96番ニ長調『奇蹟』
・交響曲第97番ハ長調
・交響曲第98番変ロ長調
・交響曲第99番変ホ長調
・交響曲第100番ト長調『軍隊』
・交響曲第101番ニ長調『時計』
・交響曲第102番変ロ長調
・交響曲第103番変ホ長調『太鼓連打』
・交響曲交響曲第104番ニ長調『ロンドン』


そしてカラヤン以来購入した盤は、ラトル&ベルリン・フィルがハイドン生誕275年プログラム
として2007年2月ベルリンで行ったライヴ盤です。



「交響曲の父」と称されるハイドンをラトル&ベルリン・フィルがどんな演奏を聴かせてくれ
 るのかとても楽しみです。

・交響曲第88番ト長調 op.88『V字』
・交響曲第89番ヘ長調 op.89
・交響曲第90番ハ長調 op.90
・交響曲第91番変ホ長調 op.91
・交響曲第92番ト長調 op.92『オックスフォード』
・ヴァイオリン、オーボエ、チェロ、ファゴットの為の協奏交響曲 変ロ長調 Hob.I-105

追伸:笑顔のラトルのアルバム・ジャケットを眺めていると、私もついつい笑顔になって
   しまいます~