nachtmusik

♪andante...im tempo...rondo...adagio♫

忍城

2011-12-27 | Photo: Castle
埼玉県行田市の『忍城』(通称:忍の浮き城)へ行ってきました~
(築城年:15世紀後期、天守構造:御三階櫓(1701年)非現存、層塔型3重3階(1988年復興))

1590年 石田三成公を総大将とする忍城への水攻めを防いだ城代・成田長親公らの活躍を描いた
小説『のぼうの城』の映画化公開が2012年秋に予定されています。

忍城は日本三大水攻めの一つに数えられています。













追記:日本の城に向き合うといつも自然体になれます。

弘前城

2011-11-15 | Photo: Castle
青森県弘前市の国宝『弘前城』(通称:鷹岡城・高岡城)を観てきました~
              (城郭構造:梯郭式平山城)(天守構造:御三階櫓 複合式一層塔型三層三階)

『弘前城』は築城当時(1810年)の姿を今に留める「現存天守12城」の1つです。


弘前城天守


弘前城天守


弘前城天守


弘前城天守


弘前城内 ライトアップ


弘前城 丑寅櫓

追記:次回は桜満開の時に訪れたいと思います。

犬山城

2011-09-30 | Photo: Castle
愛知県犬山市の国宝『犬山城』(別名:白帝城)(日本100名城(43番))を観てきました~
              (城郭構造:平山城)(天守構造:複合式望楼型 3層4階地下2階(1620年改築))

『犬山城』は築城当時の姿を今に留める「現存天守12城」の1つです。



木曽川沿いの丘に聳え立つ国宝『犬山城』

  




犬山城天守

  




犬山城内





  
廻縁


天守最上階から木曽川を望む。対岸は岐阜県


犬山城天守最上階から濃尾平野を望む。中央の丘の上に立つのは小牧城(旧小牧山城)。背景には薄らと名古屋市内のビル群が浮かび上がっています。
*1584年「小牧・長久手の戦い」( "豊臣秀吉" vs "徳川家康" 唯一度の直接対決)の際、秀吉公は "犬山城" に本陣を置き、家康公は "小牧山城" に本陣を置きました

  


犬山城天守

  




この木曽川は戦国時代に幾度も繰り広げられた合戦の目撃者です。
そして時が流れ、今は歴史文化遺産となった『犬山城』を眺めていると、そうした歴史への想いが幾重にも脳裏を駆け巡りました...

追記:犬山城は1469年 織田広近公が砦を築いたのが始まりといわれ、1537年 織田信長公の叔父信康公によって現存する天守の2階まで造られ、
   1617年頃 成瀬正成公の改築で現在の天守構造に至ったと考えられています。
   延べ550年近い歴史建築物ということもあり、襟を正す思いで拝しました。
  「現存天守」にはいつまでも眺めていたくなる不思議な魔力を感じます。


清洲城

2011-09-28 | Photo: Castle
愛知県清須市の『清洲城』(1405年築城、1610年廃城、1989年再建)を観に行ってきました~



清洲城模擬天守

  
清洲古城跡の石碑                               織田信長公の銅像  

  
清洲橋から清洲城を望む                            清洲城内の庭園

  
清洲城模擬天守

追記:1560年 今川義元氏との "桶狭間の戦い" の折、織田信長公はこの清洲城から出陣しました。
   そして信長公亡き後、1582年に行われた "清洲会議" もここが舞台でした。
   当時は天守はなく館のみでしたが、こうして再建された模擬天守は信長公の威厳を決して損なうことのない風格を表わしています。

名古屋城

2011-09-27 | Photo: Castle
愛知県名古屋市の『名古屋城』(1609年築城、1871年廃城、1959年再建)
              (城郭構造:梯郭式平城)( 日本100名城(44番))を観に行ってきました~
              *徳川御三家《尾張徳川氏》の居城



名古屋城天守

  
名古屋城天守

  
名古屋城の金鯱


名古屋城天守

追記:1945年5月14日の名古屋空襲により、それまで現存していた本丸御殿、大天守、小天守、東北隅櫓、正門、金鯱などが焼失しました。
   もし無事に今日まで現存していたら姫路城と並んで世界遺産登録の可能性もあったでしょう...


空襲で炎上する大天守(1945.5.14)              撮影:岩田一郎氏

駿府城

2011-09-05 | Photo: Castle
静岡県静岡市の『駿府城』(1585年築城、江戸時代初期に徳川家康が入城し改築、1869年廃城、1989年 巽櫓 復元)
(城郭構造:輪郭式平城)( 日本100名城(41番))を観に行ってきました~

『駿府城』
徳川家康が将軍職を二代目:秀忠に譲り、江戸から駿府に大御所となって隠居後、亡くなるまで過ごした城です。
現在天守は残っておらず復元された巽櫓のみですが、この広大な城跡(現:駿府公園)を見学してみますと
往時の偉容を偲ぶことができました。



駿府城 巽櫓(1989年復元)


駿府城 巽櫓


駿府城 巽櫓前の「弥次喜多」像





東御門(1996年復元)


東御門 高麗門 表(1996年復元)


東御門 高麗門 裏(1996年復元)


東御門 櫓門 表(1996年復元)


東御門 櫓門 裏(1996年復元)


東御門 櫓 全景(1996年復元)


二ノ丸 東御門 巽櫓


駿府城 本丸跡地に起つ「徳川家康」公 像


駿府城 巽櫓の「鯱」と静岡県庁


駿府城 巽櫓と静岡県庁

追記:徳川家康公ゆかりの地といえば、生誕地の「三河」、29歳~45歳まで過ごした「浜松」、徳川幕府の「江戸」、そして最晩年の「府中」...
   家康公はこの駿府城(別名:府中城)から雄大な富士山を眺めながら波瀾万丈だった自身の人生を万感の思いで回想したのかもしれません...

掛川城

2011-09-03 | Photo: Castle
静岡県掛川市の『掛川城』(1621年天守築城、1871年廃城、1994年再建「木造復元天守第一号」)(城郭構造 :平山城)
(日本100名城(42番))を観に行ってきました~



掛川城天守


いざ天守を目指して


天守下門跡から天守を望む


複合式望楼型3重4階天守(*写真中央3階:軒唐破風 (ときからはふ) と火燈窓 (かとうまど) )


石落とし(*写真中央付近)


霧噴き井戸(*1569年 徳川家康が掛川城に攻め入った際、この井戸から立ち込めた霧が城をつつみ、城を守ったという伝説があるそうです)


掛川城 二ノ丸御殿(*1861年に建築され今日まで現存。当時の暮らしぶりを観て感じることができる貴重な文化遺産です)


二ノ丸御殿から天守を望む


天守


天守と太鼓櫓


城門と天守

追記:あいにくの曇り空でしたが復元天守とはいえ凛とした風格が漂っていました。
   時代劇映画の撮影にもよく使われています。

松本城

2011-08-28 | Photo: Castle
長野県松本市の国宝『松本城』(城郭構造:梯郭式+輪郭式平城)(日本100名城(29番))を観てきました~

『松本城』は築城当時(1593頃か1615年)の姿を今に留める「現存天守12城」の1つです。

400年余の風雪に耐えた『松本城』をこうして眼前に観ることができ、その美しい偉容に心から酔いしれました。



左から:乾小天守、天守、辰巳附櫓、月見櫓


左から:天守、辰巳附櫓、月見櫓


左から乾小天守、渡櫓、天守


埋の橋と天守


黒門(1989年12月復元)


太鼓門(1999年3月復元)


太鼓門(1999年3月復元)

 
複合連結式層塔型5重6階天守(1633年改築)最上階
左:松本藩 歴代藩主 先戸田氏〈1617~1633〉と後戸田氏〈1726~1869〉「はなれ六ツ星」家紋が確認できます
右:てっぺんに聳える「鯱(しゃちほこ)」


複合連結式層塔型5重6階天守(1633年改築)4階 唐破風


複合連結式層塔型5重6階天守(1633年改築)3階 千鳥破風


複合連結式層塔型5重6階天守(1633年改築)3~1階


野面積石垣

 
左:天守内最上階の屋根裏には「奉鎮祭二十六夜神」が祀ってあります
右:天守内の階段


本丸御殿跡から松本城天守を望む(左から月見櫓、辰巳附櫓、天守、渡櫓、乾小天守)

追記:松本城を起点としてこれから年月をかけ「現存天守12城」を巡る旅をしていきたいと思います。

大多喜城

2011-08-21 | Photo: Castle
千葉県夷隅郡大多喜町『大多喜城』(1521年築城、1871年廃城、1975年再建)(城郭構造:連郭式平山城)



大多喜城(*1590年 徳川家康が大多喜の地を支配してからは本多忠勝が城主となりました)


いすみ鉄道いすみ線 大多喜駅ホームの「本多忠勝」公

江戸城

2011-08-20 | Photo: Castle
徳川265年の施政を支えた『江戸城』(1457年 太田道灌 築城、その後 徳川の江戸期に増築)(城郭構造:輪郭式平山城)(日本100名城(21番))
現在ではその栄華を彩った建築物はほとんど残っていませんが、それでも遺構からかつての面影を偲ぶことはできます。

「現存天守12城」のように現在まで奇跡的に残っている城もあれば、昭和の再建に代表される「復興天守」の
「大阪城」「和歌山城」「広島城」「名古屋城」「小田原城」「熊本城」などの城もあります。

「江戸城」と同じく有名でありながらも現在も再建されていない城と言えば他にはやはり「安土城」でしょうか...
小学生の頃に家族と観に行った「安土城址」は今でもとても印象に残っています。
かつて天守閣が聳えていた場所には、ただポツンと寂しく礎石だけが遺されている景観はなんとも言えない気持ちにさせられました。
あれだけ権勢を誇った織田信長公の「安土城」の現在の有り様に「栄枯盛衰」「諸行無常」を感じぜずにはいられなかったからです。

「江戸城天守」を再建しようという動きは昔からあるようですが、現在は皇居があるため警備も含め難しいのではないかと思われます。



桜田巽櫓(*石垣をよじ登って来た敵をここから石を落として撃退するための防御設備として利用)


桜田巽櫓(*前時代と現代の建築物が交錯)


桜田門(外桜田門)(*1860年3月24日、大老・井伊直弼が暗殺された「桜田門外の変」は井伊直弼が屋敷を出てこの門へ向かう途中でした)


桜田門(外桜田門)


桜田門(外桜田門)から国会議事堂を望む


桔梗門(内桜田門)と巽櫓(*現在はこの奥に皇宮警察本部があります)


坂下門(*現在は宮内庁の通用門として利用されています)


大手門(*江戸城を見学するにはこの門から入ります)


大手門


旧大手門渡櫓の鯱


田安門(*御三卿の一つ田安徳川家がこの御門内にありました)*田安徳川家→八代将軍吉宗の二男


田安門


清水門(*御三卿の一つ清水徳川家がこの御門内にありました)*清水徳川家→九代将軍家重の四男


北桔橋門(きたはねばしもん) (*皇居東御苑の北側入口)


平川門(*左側:平川門、中央:不浄門)


不浄門(*大奥女中の通用門として使用され、死人、罪人もこの門から出されました)(*松の大廊下事件での浅野内匠頭も切腹するためにこの門から出されました)


平川橋(*平川門に架かる木橋)


同心番所(*ここを駕籠や馬に乗ったまま通ることが出来たのは「尾張、紀伊、水戸」の徳川御三家のみでした。
      それ以外の大名達はここで下馬、家臣達はここで待機して様々な情報交換をしたそうです。下馬評の語源ともなった場所です)


百人場所(*鉄砲百人組と言われた「伊賀組」「甲賀組」「根来組」「二十五騎組」各同心100名が昼夜交代で警護に当たっていました)


大番所(*江戸城番所の中で最も地位の高い与力が配置され警護に当たっていました。大名、旗本であってもここからは歩いて登城しなければなりませんでした)


石室(*大奥納戸脇の石室。非常時に大奥の調度品を収納したのではないかと云われています)


松の大廊下跡(*1701年3月14日、浅野内匠頭が吉良上野介への刃傷沙汰の現場。翌年、赤穂浪士討ち入りへと発展していきます)


諏訪の茶屋(*かつて江戸城内吹上の庭に建てられていた茶屋)


二ノ丸庭園


二ノ丸庭園


富士見櫓(*天守焼失後は天守の代わりとして使用されたこともあります)


天守台跡(*天守は三度建てられ、初代天守は1607年に徳川家康、二代目は1622年に秀忠、三代目は1637年に家光が築城)


天守台跡(*1657年の「明暦の大火」で天守焼失後は石垣が残るのみ)


天守台跡


天守台跡から旧江戸城内を望む


本丸、大奥跡地から天守台跡を望む


伏見櫓と二重橋(撮影 2011年4月)(*皇居見学で有名なスポット)


伏見櫓と二重橋(撮影 2011年7月)

撮影:2011年4月、7月

小田原城

2011-08-18 | Photo: Castle
1590年の豊臣秀吉による「小田原征伐」の舞台となった『小田原城』(1417年築城、1871年廃城、1960年再建「復興天守」)
(城郭構造 :平山城)(日本100名城(23番))の威容を眺めていると今にでも戦国時代にタイムスリップしてしまいそうです。



小田原城天守


小田原城天守


小田原城天守


小田原城天守


小田原城天守


二の丸隅櫓


銅門(あかがねもん)(*1997年復元)


銅門付近から望む


常盤木門(*1971年外観復元)


馬出門(*2009年復元)


二の丸東堀

撮影:2010年8月

大坂城

2011-08-16 | Photo: Castle
私が日本の城に興味を持つようになったのは子供の頃に父に連れられ観に行ったのがきっかけでした。
初めて観た城は生まれ故郷大阪の『大坂城』(豊臣期1585年築城、徳川期1626年築城、1868年廃城、1931年再建「復興天守第一号」)
(城郭構造:輪郭式平城または平山城)(日本100名城(54番))でした。

その後、『姫路城』『伏見城』『安土城址』『広島城』『岩国城』などを父と観に行きました。
一度観た城でも自分自身が歳を重ねてから観るとまた違った思いが現れます。
「日本の城巡り」から古の日本人の心情に近づけるような気がします。
そして心も豊かにしてもらえます。


 
大坂城天守


大坂城天守


一番櫓


千貫櫓


千貫櫓


多聞櫓


大手門


大手門

 
桜門                                    南外堀石垣の抜け穴(画面中央付近)


蛸 (たこ) 石(*桜門枡形の正面にある石。石の表面左端に茶色い蛸の頭形のシミがあることから名付けられたようです)


南外濠と一番櫓


空堀


大坂城天守


天守下仕切門跡


大坂城天守


大坂城から大阪市内を望む

撮影:2010年8月