nachtmusik

♪andante...im tempo...rondo...adagio♫

Bitches Brew - 40th Anniversary

2010-12-27 | Jazz♪
今年はジャズ・レコード史上、最も革新性に満ち、衝撃を与えたアルバムと言われる
マイルス・デイビスが1970年に発表した『ビッチェズ・ブリュー』の発売から40周年です。

それを記念したアルバム
『ビッチェズ・ブリュー:40周年コレクターズ・エディション』と
『ビッチェズ・ブリュー・レガシー・エディション』が発売されています。

 
 『Miles Davis : Bitches Brew - 40th Anniversary Collector's Edition』


『Miles Davis : Bitches Brew Legacy Edition』


私は日本のフォークを聴いてから音楽に目覚め、続いて洋楽、数十年後にクラシック音楽に心酔し、
そしてずいぶん後年になってからジャズを聴き始めました。

今まで一度も体験したことのないサウンドがジャズにある事を知り、その中でもひときわ際立った
アルバムがこの『ビッチェズ・ブリュー』でした。

もはやジャズというジャンルの枠を遥かに超え、固定概念から解放されたまったく新しい発想と展開、
時に危険な香りさえ漂う独特なグルーヴ、そして即興でありながらも完璧に計算され尽くしたソロパート、
そのどれもが斬新で未知のサウンドでした。

帝王マイルスが逝って来年で20年...

時がどれだけ流れようと決して色褪せないものが確かに存在します...

WAND : BRUCKNER

2010-12-25 | Classical♪
先月発売の新譜です~

『Günter Wand:Bruckner Symphonie Nr. 8』

やはり予想通り期待を裏切らないヴァント氏の堅実なブルックナーです。
決して奇を狙わずどこまでも威厳に満ちています。

古今東西数多くある交響曲の中でもブルックナーの交響曲第8番は巨大な大伽藍を思わせる別格の存在です。
始まりから終わりに到るまで一音たりとも気が抜けない緊張感と緊迫感が持続する作品です。

調性は「ハ短調」...
ハ短調で最も有名な交響曲といえば誰もが知るベートーヴェンの交響曲第5番「運命」があり、
他にはこれも有名なブラームスの交響曲第1番、そしてマーラーの交響曲第5番など...
どの作品も「ハ短調」から来る緊張感と緊迫感に支配されています。

ブルックナー自身は教会のオルガニストだったこともあり、その作品からは教会音楽にも通じる壮大な
宇宙観が備わっているようにも感じます。

 
ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(ハース版)
指揮:ギュンター・ヴァント 演奏:ハンブルク北ドイツ放送交響楽団
東京サントリーホール 1990年11月3日


ヴァント氏の来日公演の2週間前にはチェリビダッケ氏も来日公演を行いました。
奇しくも演奏曲ならびに演奏会場は同じです。
そしてこの2人のマエストロは共に1912年生まれです。



ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(ノヴァーク版)
指揮:セルジュ・チェリビダッケ 演奏:ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
東京サントリーホール 1990年10月20日

この二大巨匠が来日した1990年はブルックナー・ファンにとっては忘れられない1年だったのではないでしょうか。

日本が誇った朝比奈先生、そしてヴァント氏とチェリビダッケ氏、巨匠達亡き今...
この大曲「ブルックナー:交響曲第8番」を真の意味で振れる指揮者がまた現れてほしいです。

COSMOS by Carl Sagan

2010-12-17 | DVD Movie
今週「ふたご座流星群」が話題になった事もあり、私が今まで観た中で最も記憶に残っている宇宙に関する
番組の事を思い出しました。

その番組は1980年に本国アメリカで放送され、日本でも同年放送された『COSMOS=コスモス』です。
当時、私はこの宇宙ロマン溢れる番組を夢中になって観たものです。
同じく当時夢中で観た方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

番組進行役を務めた故カール・セーガン博士は著名な天文学者で作家でもありました。
天文学者では「NASAの発足以来、宇宙計画に関わり、アポロ計画では宇宙飛行士の指導にあたり、
また無人惑星探査機ボイジャー1号と2号に積まれた『ボイジャーのゴールデンレコード』の考案者」として
活躍されました(*Wikipediaより引用)
作家では映画『コンタクト』(1997年制作 アメリカ)の原作者としても有名です。

 
 ボイジャーのゴールデンレコード   ゴールデンレコードのジャケット

1980年当時まで宇宙に関する本格的なドキュメンタリー番組はなく、この『COSMOS=コスモス』が世界で最初の
本格的な宇宙ドキュメンタリー番組と言われています。

あれから30年経った現在もまったく色褪せず、現在にも通ずる洞察力と普遍的メッセージにあらためて驚かされます。

*2001年にDVD『Cosmos Collector's Edition』として発売されています。

*テーマ音楽として使用された『ヴァンゲリス:天国と地獄』(1975年発表)はとても幻想的で神秘的です。


      『COSMOS Carl Sagan』

《13のエピソードから構成》

1. The Shores of the Cosmic Ocean(宇宙の浜辺で-150億光年への出発-)
2. One Voice in the Cosmic Fugue(宇宙の音楽)
3. Harmony of the Worlds(宇宙の調和)
4. Heaven and Hell(天国と地獄)
5. Blues for a Red Planet(赤い星の神秘)
6. Travellers Tales(旅人の物語)
7. The Backbone of Night(天のかがり火)
8. Journeys in Space and Time(時間と空間の旅)
9. The Lives of The Stars(星の誕生と死)
10. The Edge of Forever(宇宙の地平線)
11. The Persistence of Memory(未来への手紙)
12. Encyclopedia Galactica(宇宙人からの電報)
13. Who Speaks for Earth?(地球の運命)

K-ON!

2010-12-14 | Television
今年4月から撮りためていたTVアニメ『けいおん!!』(第2期)を全話観ました~
いやぁ~なかなかいいです!というか最高です!!

第1期放送時(2009年4月~ 6月)にも話題になっていたので観ようと思ったのですが、その時はもう番組が
終了した後で結局観そびれてしまいました(第1期はレンタルで観ようと思います)。
それで今回の第2期(2010年4月~9月放送)は最初から観ようと思い、ずっと録画していました。
そして年の瀬も迫ってようやく全話通して観ました。
というわけで『けいおん!!』初鑑賞です。

私自身、今まで夢中になって観たアニメといえばスポ根の「巨人の星、タイガーマスク、あしたのジョー」、
松本零士の「宇宙戦艦ヤマト、キャプテン・ハーロック、銀河鉄道999、1000年女王」、そして「ルパン三世」と
いった、誰もが一度は耳にしたことのある定番物ばかりですが、まさかこの歳になって秋葉系アニメにハマるとは
夢にも思っていませんでした~
でも『けいおん!!』の主人公たちと同じく私も高校時代は「軽音部」所属でしたので、その頃の自分を思い出すのも
まんざら悪くないなと思います。

実際のところ、この『けいおん!』が放送されてからは数多くの高校生がバンドに興味を持ったことは確かなようです。
実写版と比べてアニメの方がより一層感情移入できてリアルさを増す場合もありますし、なによりもファンタジー
チックな映像美が夢を与えてくれます。

それから『けいおん!!』のアニメーション制作が「京都アニメーション」というのにも注目です!
昨今、制作・発信源が東京というのが常の中、悠久の歴史と文化の町「京都」に社屋を置く会社が制作した事で
秋葉系アニメでありながら、時折ノスタルジックな描写も醸し出されているのはそれが所以な気がします。
(あの大ヒットアニメ『涼宮ハルヒ』の制作も京都アニメーション)

次回作は映画版との事なので、これも今から気になります!
とはいえ私のようないい歳をした大人が映画館へ行くのは周りの目が気になり、憚られるので恐らく自宅で
DVD or Blu-ray 鑑賞となるでしょうが...

それと来年2011年2月20日さいたまスーパーアリーナで開催される
『TVアニメ「けいおん!!」ライブイベント ~Come with Me!!~ 』観に行きたいですね~

昨年2009年12月30日横浜アリーナで開催された『TVアニメ「けいおん!」ライブイベント ~レッツゴー! ~ 』 をYouTubeで
観ましたが凄い熱気です!アニメの主人公たちとそのアニメの声優さんたちがオーバーラップする不思議なライブです~
それぞれの担当パート(ギター、ベース、キーボード、ドラム)と楽器銘柄(ギブソン・レスポール、フェンダー・
ムスタング、フェンダー・ジャズベース、ヤマハドラムなど)もアニメ設定そのままで声優さんたちが演奏している
ので(多分バックバンドはいるでしょうが)、まるでアニメ上での架空のバンド《桜高軽音部》が、現実に存在している
かのような錯覚さえ受けてしまいます。一般のロックコンサートとは異なった盛り上がりですね。

普通ならアニメ主題歌を歌う歌手がいて、それとは別にアニメの主人公がいる訳なので、そもそもこのような錯覚は
起こらないのでしょうが、『けいおん!!』の場合は元々バンド演奏がテーマなので、こうした現実世界のライブであっても
アニメ設定と違わない魅力=マジックがあります。
もうひとつ話題となったアニメ『BECK』もバンド演奏をテーマとしていますが、アニメの主人公たちとそのアニメの声優
さんたちがオーバーラップするようなライブは演っていなかったと思います。
先頃、上映された実写版『BECK』もアニメとは別の俳優さんたちがアニメの主人公たちを演じているものですし...。

まぁ年齢に関係なく一度『けいおん!』を観てみることをお薦めします!


   
『けいおん!!』(第2期)のテーマソング「オープニング&エンディング」のシングルCD
左からオープニングテーマ『GO!GO! MANIAC』/エンディングテーマ『Listen!!』←第2期 第1話~第13話
   オープニングテーマ『Utauyo!!MIRACLE』/エンディングテーマ『NO, Thank You!』←第2期 第14話~第24話
   (*私のお気に入りはエンディングテーマ『NO, Thank You!』です)


『けいおん!』(第1期)劇中で使用された楽曲と『けいおん!!』(第2期)劇中で使用された楽曲集
 アルバム名『放課後ティータイム II』(2CD)
 (*私のお気に入りはDisc1枚目の9曲目「天使にふれたよ!」です。心暖まるロックバラードです。
   それからDisc2枚目は声優さんたちの会話も入ったスタジオライブ風でこれもなかなか聴きごたえがあります)


追記:私自身、普段はクラシック音楽と洋楽を好んで聴いていることもあり、日本の音楽(J-Pop)に関してそれほど
   詳しくはありませんが、このCDを聴くとアニソンには純粋なJ-Popが詰まっているように感じました。
   決してサウンドが新しいわけではないのですが、日本語の詩の付け方が自然で背伸びしていないところがいいです。
   現在ヒットチャートを賑わしているJ-Pop路線とは一線を画したオリジナリティ=存在感があります。
   ここ数年来、海外アーティスト or 楽曲の焼き直しではない純粋な日本人アーティストが一体どのくらいいるか
   冷静になって考えてみるとそれがよくわかるのではないでしょうか...
   アニソン&キャラソンだからといって決して侮れないことをこの『けいおん!』を通して気付かされました。

Ravi Shankar, George Harrison:Collaborations

2010-12-13 | Rock♪
今年9月の予約から3ヶ月待って、ようやく届きました~
当初は10月発売予定でしたが延びに延びて年の瀬になってしまいましたが、発売中止にならずよかったです~

内容はインド音楽界の至宝《ラヴィ・シャンカール》のアルバムです。
収められた3アルバムのプロデュースはすべて元ビートルズのジョージ・ハリスン
ジョージにとってシタール奏者の師でもあるラヴィ・シャンカールのアルバムをプロデュースするということは
ジョージの生涯でこのうえもない名誉だったに違いありません。

アルバムの他に1974年の貴重なライヴ映像DVD、そして豪華な写真集までもが付いたBOXセットです。
シリアル・ナンバー付完全限定盤という事で確認したところNo. 06515でした。
ところで一体限定何枚なのでしょうかね?
     
『Ravi Shankar, George Harrison:Collaborations

【Disc1:CD】 Chants Of India (1997年発表)
【Disc2:CD】 Music Festival From India (1976年発表)
【Disc3:CD】 Shankar Family & Friends (1974年発表)
【Disc4:DVD】 Music Festival From India – Live at Royal Albert Hall (1974年収録)


追記:私自身、インド音楽に造詣が深い訳でもなく初めてのインド音楽CDの購入ですが
   プロデュースがジョージというだけで聴く前から満足しちゃってます~

Materialize at the LIVE labo YOYOGI

2010-12-11 | Photo: Event
昨夜は私の友人がリーダーを務めるバンド『Materializ』のライヴを観に行ってきました~
場所は代々木のライヴハウス「LIVE labo YOYOGI」

『Materialize』の音楽は以前CDで聴かせてもらったことがありましたが、ライヴを観るのは初めてです。

Materializeのプロフィール(バンドHPより引用)

SHOが創り出すトランシーなサウンドとクラシカルなメロディーを組み合せた曲に合わせ、秀が紡ぐ歌詞が
世界観と色を与え、棗みなみの個性的で伸びの有る歌声によって完成されるダンス系ポップス

メンバー構成:Main Vocal《棗みなみ》とChorus《秀》の女性二人とキーボーディスト《SHO》の三人組ユニット
       SHOが作曲・アレンジ・プロデュース、秀が作詞を担当







追記:サウンド、ビジュアル、オリジナルティを兼ね備えた実力派バンドです。
   ライヴを観てそれを感じました。


あの日から...

2010-12-08 | One's Impression
今日、12月8日は元ビートルズのジョン・レノンが凶弾に倒れた日です。

当時、私はジョン・レノンの事を知らず、その時初めてその名を耳にしました。
その頃はまだビートルズを聴いたことがなく、元ビートルズで知っている名といえば、当時「カミング・アップ」が
ヒットしていたポール・マッカートニーだけでした。
そして記憶では確か12/10にNHK-FM「軽音楽をあなたに」で「ジョン・レノン追悼番組」が放送されたと思います。
事件直後からTV・ラジオ・新聞がトップ・ニュースで報道していたので、とりあえず追悼番組をテープに録音することにし
そこで初めてビートルズの音楽を耳にしました。

最初は一体なにが凄くてこれだけ騒がれ伝説となっているのかを理解できませんでしたが、録音したテープを繰り返し
聴いているうちに知らず知らずビートルズの音楽に夢中になっていきました。
そしてその後はビートルズを起点に音楽を聴くようになりました。

もう早いものであれから30年が経ちました...
毎年12月8日を迎えるとあの日の事を思い出します...

ジョンの人生は40年という短さではありましたが、ジョンが遺したメッセージは時を超えて発信し続けることでしょう...

三渓園の紅葉

2010-12-07 | Photo: Season
横浜三渓園の紅葉 を観に行ってきました~


観心橋から旧灯明寺三重塔を望む


三渓記念館


聴秋閣


色とりどりの紅葉


観心橋を望む


三渓園全景

追記:三渓園は今回で二度目となりますが、前回は6月下旬の暑い最中だったこともあり、汗をかきながらの鑑賞でしたが
   今回は秋深まる季節でしたので、ゆったりとした気分で鑑賞できました。

鎌倉の紅葉

2010-12-06 | Photo: Season
鎌倉の紅葉 を観に行ってきました~

 
明月院 開山堂の紅葉                             明月院 開山堂入口のお地蔵さん(リンゴがお供えされていました)

 
明月院 本堂から後庭園を望む                         明月院 北条時頼公墓所の楓

 
明月院 枯山水庭園                              明月院にて

 
明月院の竹林                                明月院の竹林


明月院の竹林の中にいた猫 (喉が渇いたので水が飲みたいなぁ~)


明月院のリス(動作が素早いのでなかなか上手く撮れないのですが、この時は珍しくカメラ目線)


明月院のリス(仲良く食事中)

 
明月院 茶室・月笑軒                       


明月院の紅葉

 
源氏山の猫 只今、ストレッチ中~                     源氏山の猫 どことなく不審な眼差しでこっちを見ています~


源氏山の猫 只今、爪研ぎ中~
*撮影の合間には人懐っこく何度も擦り寄ってきました。きっとお腹が空いていたのでしょう...
 でもあいにく食べ物を持ち合わせていなかったので与えてあげられず、それに業を煮やしたのかイライラしたようです~

追記:今回初めてじっくりと鎌倉の紅葉を観賞しましたが、なかなか風情でまた行きたくなりました。
   もう紅葉も見納めの時期なので早いうちに訪れようかと思います。

秋の横浜山下公園

2010-12-02 | Photo: Season
紅葉は少しだけでしたが横浜山下公園、港の見える丘の写真 をUpました~


氷川丸と日米友好ガールスカウトの像

 
マリンタワー                                港の見える丘公園の噴水

 
港の見える丘公園のローズガーデン                     「赤いくつの女の子」像


山下公園


旧フランス領事官邸跡地に聳える「風車の塔」