goo blog サービス終了のお知らせ 

nachtmusik

♪andante...im tempo...rondo...adagio♫

感動の第8交響曲

2009-02-19 | Classical♪
目下、朝比奈先生に没頭中ですが、そんな中、現在の大阪フィルの動向も気になり
2003年から第2代大阪フィルハーモニー交響楽団音楽監督に就任した大植英次氏と
大阪フィルによるブルックナー初録音となる第8交響曲のCDも購入しました。

まずその前にWikipediaで大植英次氏を調べたところ驚くべき事実を知りました。
あのレナード・バーンスタインの弟子とあるではないですか~
そういえば1990年にバーンスタインが最後の来日をした時の模様を収録したDVDが
発売されていて、そのリハーサル映像で大植氏がバーンスタインの助手として一緒に
映っていたのを思い出します。
それとなんといっても凄いのはバーンスタイン最後のコンサート(1990年8月19日、
アメリカ・タングルウッド音楽祭の事だと思います)で使用した指揮棒とジャケットを
遺族から進呈されたようです... 
さらに2005年夏には日本人指揮者(東洋人も含めて)初のバイロイト音楽祭に出演。
バイロイト音楽祭と言えば毎年夏に世界中からワーグナー信者が集まる有名な音楽祭で
日本人指揮者が招かれるとは昔はともかく、ほんのすこし前でもまったく想像すら出来
なかったことです。そのワーグナーの聖地で日本人が指揮したことは大変な名誉です!

話を元に戻しますがこの大植氏が振ったブル8(ブルックナー:交響曲第8番)に大いに
興味が湧くのは自然なことだと思います。
言うまでもなくブル8は先代・朝比奈先生が最も得意とした作品です。



ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(ハース版)
 大植英次(指揮)大阪フィルハーモニー交響楽団
 録音:2004年7月8-9日 大阪、ザ・シンフォニーホール


追伸:演奏会が行われた7月9日は今なお多くの人々に畏敬の念と感動を与え続けている
   故 朝比奈 隆氏の誕生日です。
   この意義深き日の”大植 & 大フィル”のブル8は近年稀にみる魂の込もった感動の
   演奏です!これからの第2期黄金時代の幕開けを確信しました!

偉大なる朝比奈先生

2009-02-16 | Classical♪
いやぁ~完全に虜になりました。
というかもっと早く気付いておくべきでした~
日本にこれだけ偉大な指揮者が存在していたことに...

《朝比奈 隆》(1908-2001)
 大阪フィルハーモニー交響楽団初代音楽監督(在任 1947–2001)
 日本指揮者協会・前会長

クラシック音楽を聴き始めた頃、ベートーヴェン、ブラームスの交響曲に次いで重要な
交響曲がブルックナーだとクラシック通の方に教えられ、初めて聴いたのがベーム指揮
ウィーンフィルの第4番でした。

最初の印象はブルックナーの交響曲はまるで無限の宇宙を音楽で表現しているのではと
思わせるくらい壮大で大聖堂で演奏されるのにこれほどふさわしい音楽は他にないと
感じました。その後、様々な指揮者(フルトヴェングラー、クナッパーツブッシュ、
シューリヒト、ワルター、クレンペラー、カラヤン、ヨッフム、チェリビダッケ、
ヴァント、マタチッチ、テンシュテット、ブーレーズ、アーノンクール)で聴き比べて
何年も経ちましたが最後に行き着いたのがこの朝比奈&大阪フィルです。

日本のオーケストラ、しかもローカルな関西のオーケストラであのブルックナーの大曲
を本当に演奏できるのか半信半疑だったこともあり、初めてブルックナーを聴いてから
朝比奈&大阪フィル盤を聴くまでには17年の年月を要し、初めて聴いたのが2年前...
まず最初にDVDでブルックナー:交響曲第8番(2001年7月 東京サントリーホール)、
そして伝説の公演と言わしめたブルックナー:交響曲第5番(1973年7月24日東京文化
会館)でのライヴCDを聴きました。



この東京公演へ向かう前、朝比奈氏自ら楽団員へ「玉砕覚悟で恥をかきに行こう」と
語ったとされます。この決死の覚悟で演奏した第5番は度肝を抜く壮絶な演奏で一躍
”朝比奈 & 大フィル”の名を日本中に轟かせました。


昨日はいてもたってもいられず下記の4タイトルを一挙購入しました~
というわけでこれから金欠の日々が続きそうです~



ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調(原典版)
 朝比奈 隆(指揮)大阪フィルハーモニー交響楽団
 録音:1994年6月27日、大阪フェスティバルホール



ブルックナー:交響曲第7番ホ長調(ハース版)
 朝比奈 隆(指揮)大阪フィルハーモニー交響楽団
 録音:1992年9月27-29日、大阪フェスティバルホール




ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(ハース版)
 朝比奈 隆(指揮)大阪フィルハーモニー交響楽団
 録音:1994年7月24日、東京、サントリーホール



ブルックナー:交響曲第9番ニ短調(原典版)
 朝比奈 隆(指揮)大阪フィルハーモニー交響楽団
 録音:1995年4月23日、大阪、ザ・シンフォニーホール

朝比奈先生

2009-02-14 | Classical♪
とても素晴らしいCDがタワレコ企画で発売されていたので早速購入してきました~

『朝比奈 隆:ブルックナー交響曲選集』(CD4枚組/¥3,000)



以下、TOWER RECORDSのレビューより

手兵大阪フィルと在京オーケストラを振分けて1980年に東京カテドラル教会聖マリア
大聖堂で録音した朝比奈 隆、唯一無比のブルックナー演奏。
当時予約限定LP BOXとして発売されたブルックナー選集からの4曲。いずれも初CD化。

DISC-1  67'09"
ブルックナー:交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」《ハース版》
日本フィルハーモニー交響楽団
1980.5.12 東京カテドラル聖マリア大聖堂

DISC-2  73'57"
ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調《ハース版》
東京交響楽団
1980.9.26 東京カテドラル聖マリア大聖堂

DISC-3  63'07"
ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調《ハース版》第1楽章~第3楽章

DISC-4 36'34
ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調《ハース版》第4楽章  24'57"
大阪フィルハーモニー交響楽団
1980.10.24 東京カテドラル聖マリア大聖堂

ブルックナー:序曲 ト短調  11'37"
新日本フィルハーモニー交響楽団
1980.6.4 東京カテドラル聖マリア大聖堂


追伸:こういうCDが発売されると本当にうれしくなります~

雄大な第9交響曲

2009-02-11 | Classical♪
シューベルトの死後、シューマンによって発見された交響曲第9番はその後、人々から
《ザ・グレイト》と呼ばれるようになりました。
その名の如く数多くある交響曲の中でもひときわ堂々とした風格を感じさせる作品です。

シューベルトはベートーヴェンを深く尊敬していて、この第9番にはその影響が表れて
います。終楽章で何度も繰り返される流れるような旋律はベートーヴェンの第9で有名な
旋律を彷彿とさせます。

私はこのシューベルトの交響曲第9番ハ長調 D.944『ザ・グレイト』は昔から大好きで
何枚もCDを購入しています。

一番好きな演奏はフルトヴェングラー指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団が
1942年12月8日にベルリン行ったライヴです。




そして最近の演奏で好きなものといえば...


ギュンター・ヴァント指揮、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
1993年5月28日、ミュンヘン、ガスタイク



ギュンター・ヴァント指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
1995年3月、ベルリン、フィルハーモニーザール


フルトヴェングラーの演奏はベートーヴェンと同様、劇的で緊迫感に満ち、そして
圧倒的な演奏です。
それに対してヴァントの演奏は大河を想わせる雄大さがあり、全体的に優雅な演奏だと
感じました。

もちろんどちらの演奏も大変素晴らしく感動的です~

長大な第8交響曲

2009-02-10 | Classical♪
いやぁ~とてつもなく長い演奏時間を要する第8交響曲です。
元々、ブルックナーの交響曲第8番の演奏時間は長いのですが、
この盤は予想を遥かに超えていました~

おおよそ演奏に要する時間は早い場合で75分、遅くても90分以内です。
ところがこの盤では約106分です。



指揮:セルジュ・チェリビダッケ
演奏:ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1993年9月12-13日(ライヴ)

晩年のチェリビダッケはテンポを遅くした演奏が有名ですが、この演奏はその中でも
3本の指に入るのではないでしょうか。

私自身、交響曲の中でもブルックナーの第8番は特に好きで、いろんな指揮者の盤を
購入していますが、このチェリビダッケの演奏解釈は一度聴いただけでは解りません
でした。日をおいてまた聴いてみようかと思います。

鍵盤の女神

2009-02-07 | Classical♪
えっ!? 今までまったく知りませんでした。
現代最高のバッハ弾きと言われる女流ピアニストがいたなんて...
しかもカナダ出身です...

《Angela Hewitt=アンジェラ・ヒューイット》(カナダ 1958-)ピアニスト



カナダ出身といえば20世紀最高のバッハ弾きと言われたグレン・グールドも...
不思議な巡り合わせです...

そのアンジェラ・ヒューイットの新譜が来月発売との事なので早速予約しました。
ピアノの旧約聖書と言われるバッハ『平均律クラヴィーア曲集』の全曲盤です。

どんなピアノを聴かせてくれるのか今からとても楽しみな新譜です~

Herbert von Karajan Memorial Concert

2009-01-11 | Classical♪
『カラヤン・メモリアル・コンサート 2008~ウィーン・ムジークフェライン』



カラヤン生誕100年を記念して行われた演奏会の映像です。

指揮はカラヤンの弟子:小澤征爾氏、ヴァイオリニストにはカラヤンの秘蔵子ムター、
そして演奏はベルリン・フィルハーモニー管弦楽団。

《プログラム》

・ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61
・J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調より 第3楽章 サラバンド
 
 アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)
 指揮:小澤征爾/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

・チャイコフスキー:交響曲第6番 変ロ短調 作品74『悲愴』
 
 指揮:小澤征爾/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 2008年1月28日、ウィーン、ムジークフェラインザール


特にムターが演奏するベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲には大変感動しました!
今までベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲は今ひとつピンと来なかったのですが
それがとんでもない間違いだったことがようやくわかりました~

ムターがこの記念すべき演奏会でベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を選んだのには
訳があります。15才の時にカラヤンとのレコーディングに備えて練習を積んでカラヤン
の前で弾いたところ「来年もういちど来なさい」と言われショックを受け猛練習をし、
1年後にレコーディングが実現したからです。
そしてアンコールで弾いたバッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番サラバンド
はムターが13才の時にオーディションでカラヤンの前で初めて弾いた思い出の曲です。
演奏終了後、涙汲んだムターがとても印象的でした...

死して尚、後継者から敬愛されるカラヤンの偉大さにあらためて感じ入りました。

Karajan in Moscow 1969

2008-11-08 | Classical♪
待ちに待った待望の復刻です!

今まで聴きたい聴きたいと願いながらも長らく廃盤となっていて聴くことができなかった
歴史的実況録音盤(カラヤン&ベルリンフィルのモスクワ公演)がカラヤン生誕100年を
締めくくる本年最後の月となる12月に本家モスクワのメロディア・レーベルからの登場
です。しかも発売日が12月25日なので最高のクリスマスプレゼントです~

『カラヤン・イン・モスクワ Vol.1』



ベートーヴェン:
・序曲『コリオラン』Op.62
・交響曲第5番ハ短調Op.67『運命』
・交響曲第6番ヘ長調Op.68『田園』
 
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)/ ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1969年5月28日、モスクワ音楽院大ホール




『カラヤン・イン・モスクワ Vol.2』



・J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第1番ヘ長調BWV.1046
・ショスタコーヴィチ:交響曲第10番ホ短調Op.93

 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)/ ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1969年5月29日、モスクワ音楽院大ホール

備考:カラヤンが録音した唯一のショスタコーヴィチ作品がこの交響曲第10番
   スタジオ録音が2回、ライヴ録音が1回
   
   交響曲第10番はスターリンの死の直後(1953年)に発表され、この時代の
   空気をそのまま表しています。当時ソ連国内で賛否両論の的になった作品です。
   交響曲第5番《革命》と並んで代表作。


*当日演奏会場を訪れていた作曲家ショスタコーヴィチ本人とカラヤン

The Glenn Gould Collection

2008-11-06 | Classical♪
待ってました!

『ザ・グレン・グールド・コレクション』(DVD 6枚組)2008年12月24日 発売予定




1992年にグールド没後10年を追悼して発売されたLDを予約して購入し、
1枚1枚を大切に観た日が昨日のように思い出されます。

今回のDVDもLDと同内容ですが迷わず購入です~

夭折の天才チェリスト

2008-11-01 | Classical♪
《Jacqueline du Pré=ジャクリーヌ・デュ・プレ》(イギリス 1945-1987)チェロ奏者


コンプリートEMIレコーディングス



・エルガー:チェロ協奏曲ホ短調 作品85
・J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番 BWV1007
・J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第2番 BWV1008
 ジャクリーヌ・デュ・プレ(Vc)
 サー・ジョン・バルビローリ指揮/BBC交響楽団
 録音:エルガー:1967年1月3日、プラハ(ライヴ、ステレオ)
    バッハ:1961&62年、ロンドン(ライヴ、モノラル)



・エルガー:チェロ協奏曲ホ短調Op.85
・プリオール・レーニエ:チェロ協奏曲 (1964)
 ジャクリーヌ・デュ・プレ(Vc)
 BBC交響楽団
 マルコム・サージェント指揮(エルガー)
 ノーマン・デル・マー指揮(レーニエ)
 録音:1964年9月3日、ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール(ライヴ、ステレオ)

・ラッブラ:チェロ・ソナタ ト短調Op.60
 ジャクリーヌ・デュ・プレ(Vc)
 アイリス・デュ・プレ(Pf)
 録音:1962年7月6日、チェルトナム音楽祭(ライヴ、モノラル)



・ドヴォルザーク:チェロ協奏曲
 ジャクリーヌ・デュ・プレ(vc)
 セルジウ・チェリビダッケ指揮/スウェーデン放送交響楽団
 録音:1967年11月26日(ライヴ、ステレオ)

・サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番
 ジャクリーヌ・デュプレ(vc)
 ダニエル・バレンボイム指揮/フィラデルフィア管弦楽団
 録音:1971年1月23日フィラデルフィア管創立125周年記念コンサート(ステレオ)



DVD『ジャクリーヌ・デュ・プレの想い出』


追伸:夭折の天才チェリスト...
   デュ・プレが奏でる一音一音に耳をすますと...
   すべてが白鳥の歌のように聴こえます...

"Pure" vs "Transformed"

2008-10-31 | Classical♪
エレーヌ・グリモー~初のバッハ録音です。



J.S.バッハ
・平均律クラヴィーア曲集第1巻BWV.846~869より
・平均律クラヴィーア曲集第2巻BWV.870~893より
・無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番ホ長調
   BWV.1006よりプレリュード(ラフマニノフ編)
・平均律クラヴィーア曲集第2巻BWV.870~893より
   前奏曲とフーガ イ短調BWV.543(リスト編)
・無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調 BWV1004より
   シャコンヌ ニ短調(ブゾーニ編)
・ピアノ協奏曲第1番ニ短調BWV.1052
   (演奏:ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン)
    録音:2008年8月、ベルリン


私にとってバッハ鍵盤作品集はグレン・グールド、宗教作品集はカール・リヒターが
不動ですが、グリモーのバッハも楽しみです~


Live in London 1985 & 1988

2008-10-04 | Classical♪
カラヤン生誕100年を祝う本年も大詰めとなってきましたが、またまた初発売
音源の登場です。

カラヤン&ベルリンフィルが1985年と1988年にロンドンで行ったライヴです。



・ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調 作品60
・R.シュトラウス:交響詩『英雄の生涯』 作品40
  レオン・シュピーラー(ソロ・ヴァイオリン)英雄の生涯
 
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 1985年4月27日/ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール



・シェーンベルク:浄夜 作品4(1917年弦楽オーケストラ版)
・ブラームス:交響曲第1番ハ短調 作品68

 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 1988年10月5日/ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール


2タイトルともカラヤン最晩年のライヴです。
今から発売日が待ち遠しいです~

Schumann : Bernstein

2008-09-26 | Classical♪
『シューマン:交響曲全集』



・交響曲第1番変ロ長調 op.38『春』
 1984年10月、ウィーン、ムジークフェライン

・交響曲第2番ハ長調 op.61
 1985年11月、ウィーン、ムジークフェライン

・交響曲第3番変ホ長調 op.97『ライン』
 1984年10月、ウィーン、ムジークフェライン

・交響曲第4番ニ短調 op.120
 1984年2月、ウィーン、ムジークフェライン

レナード・バーンスタイン(指揮)/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

シューマンの交響曲を聴いていつも感じるのは交響曲でありながらも時折室内楽的な
とても美しく優しい旋律を覗かせることです。
同じドイツ人のベートーヴェン、ブラームスと違って全体的に穏やかさを感じます。

今回購入しましたバーンスタイン&ウィーンフィル盤はとても気に入っています。
HMVの投稿者レビューを読むと賛否両論ですが、やはり自分の耳で確かめるのが一番
だと思いました。

あとシューマンと同じくバーンスタイン&ウィーンフィル盤の
『ブラームス:交響曲全集』も気に入っています~

Karajan : A Film by Robert Dornhelm

2008-09-20 | Classical♪
今春発売されたばかりのDVD『カラヤンの”美”~ロバート・ドーンヘルムによる
ドキュメンタリー』を観ました。



過去に何本かカラヤンのドキュメンタリーは制作されましたが、今回は今までとはまったく
違った視点から捉えた作品です。

まず今までほとんど公開されることのなかったオフ時に家族と過ごすプライベート映像が
ふんだんに盛り込まれていることです。これには正直驚きました。

カラヤンといえば公私に渡って徹底した厳格なイメージがあり、たとえオフ時であっても
そのままなんだろうと想像していたのですが、まったくそうではなくとても心やさしい
夫であり父親でした。特に2人の娘さんと幸せそうに過ごす姿がとても印象的でした。

あのベルリン・フィルを凛々しく指揮する姿からはとても想像できないほどです。
でもある意味こうした家族と過ごす時間があったからこそ、あの数々の名演が生まれたの
だと思います。もちろんほかにもいろんな映像があるのですが、私にとって今回の作品で
特に印象に残ったシーンはこの家族と過ごす時のカラヤンでした。

そしてさらに感動したことはカラヤンの奥さんが今でも自宅をカラヤン生前のままの
状態で維持していることです。もう亡くなって今年で19年にもなるのですが今でも仕事を
終えて自宅へ帰ってくる気がすると仰っていました。

明日からは今までとは一味違ったカラヤンに出会えそうな気がします~

Lovro Von Matacic

2008-09-19 | Classical♪
NHK交響楽団が今まで迎えた客演指揮者の中でも日本の人々の記憶の中に今も深く
残っている指揮者と言えば...

《Lovro von Matacic=ロヴロ・フォン・マタチッチ》(旧ユーゴ 1899-1985)指揮者

私が初めてブルックナーの交響曲を聴いて以来、いつかはこのNHK交響楽団を指揮した
マタチッチ盤を聴こう聴こうと思っていました。

そして本日届いたCDが下記2タイトルです。


ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調
 ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮/NHK交響楽団
 (1967年11月21日 東京文化会館)



ブルックナー:交響曲第8番ハ短調
 ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮/NHK交響楽団
 (1975年11月26日 NHKホール)


ドイツの大指揮者ハンス・クナッパーツブッシュとカール・シューリヒトの2人が指揮した
ブルックナー盤を聴くと時代は変われどもなにものにも超えられない大河のようなものを
感じぜずにはいられません。

これから初めて聴くマタチッチ盤は果たしてどんな雄大なドラマを見せてくれるのか
とても楽しみです~