nachtmusik

♪andante...im tempo...rondo...adagio♫

Expo Classical

2007-04-29 | Classical♪
なかなかおもしろい企画のCDが発売されています。
タイトルは『エキスポ・クラシカル~これがクラシックの万国博覧会』です。

これはタワレコ限定企画の「ファンタジスタ・シリーズ」第3弾で、過去にはモーツァルト
とベートーベンが発売されています。
今回も今までと同様CD10枚組で¥2500と大変お買い得です。

内容はヨーロッパ各国、南北アメリカ、アジア、オセアニアなどの国を代表する作曲家の
作品などが収められていて、この10枚のCDを聴き通すとまるで世界旅行へ行ったような
気分にさせてくれます。

まぁ叶うことであればいつか本当の世界旅行へ行ってみたいです~

音楽紀行

2007-04-28 | Classical♪
ここ最近は今までまったくと言っていいほど未試聴だったジャズを真剣に聴き始めたり、
あるいは1970年代最高のアメリカン・ポップスだったカーペンターズのオリジナル・アル
バムすべてを聴いたりしていますが、そんな中、昨夜TVで放送されたモーツァルト・コン
サートをたまたま観ました。

今年に入ってからはあまりクラシックを聴いていなかったので、昨夜のモーツァルトはと
ても新鮮でした。つくづく感じたのですが、TV=映像の影響力は絶大ですね。
カーペンターズの時もそうでしたし。

そんなわけで今日の通勤電車では、久々にモーツァルトを聴きました。
曲目は「カラヤン指揮:モーツァルト『歌劇:ドン・ジョバンニ』1970年ザルツブルグ・
フェスティバル・ライヴ」...あらためて言うまでもないのですが、毎回この序曲には鳥肌が
立ちます。調整もニ短調ですし。モーツァルトにとってニ短調という調整はドラマチック
な作品が多いのですが偶然でしょうか?

明日からはカール・ベームが1960年代に鉄壁のベルリン・フィルを振って録音したモーツァ
ルト交響曲全集を聴き始めようと思います。

モーツァルトは私にとってクラシック音楽の原点です。

まだまだ音楽紀行は続いてゆきます...

The Goldberg Variations 1955 Performance

2007-04-25 | Classical♪
とても素晴らしいCDが発売されました!

アルバム・タイトルは『グレン・グールド/バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1955年)の
再創造』(ZENPH:Re-Performance)

なにが素晴らしいのかと言うと、オリジナルのグールド~ゴールドベルク変奏曲の録音は
1955年です。当然、当時の録音はステレオではなくモノラルです。
にも関わらず、このグールドのゴールドベルク変奏曲(1955年版)は世紀の名盤で発売以来
一度も廃盤になったことがありません。この超名盤がなんとステレオ録音で蘇ったのです。

今まで擬似ステレオ盤は発売されていましたが、今回は完全なステレオ盤です。
しかも、ただのステレオ盤ではないのです。

CD添付の解説書に寄ると...
「コンピュータ・ソフトに1955年モノラル録音の演奏を克明にデータ化、それによって
 グランド・ピアノを演奏させてリアルタイムでDSDレコーディング...」

厳密に言うとグールドの生演奏ではないのですが、こんな不安は最初の一音を聴いた瞬間
吹っ飛んでしまいました。ヘッドホンで聴くとまるでグールドが目の前で弾いているよう
なのです。さらにステレオ録音と併せてバイノーラル録音も収録されています。
バイノーラル録音の方はグールドがピアノを弾きながら聴いた音の臨場感を再現している
とのことです。

とにもかくにも、ここに新たな『グールド伝説』がまたもや誕生しました!

Close To You

2007-04-23 | Pop♪
先週の特集番組を観て以来、カーペンターズを聴き入っています。

今までベスト盤のCDを1枚しか持っていなかったので、早速『オリジナル・アルバム』
(全10枚)と限定盤の『シングル・コレクション・ボックス』を購入しました。
あと『クリスマス・アルバム』と『ライヴ・イン・ジャパン1974』は入荷待ちです。

オリジナル・アルバムで聴くカーペンターズは本当に素晴らしく今さらながらに生の
ライヴを観れなかったのが悔やまれます...

せめて入荷待ちの『ライヴ・イン・ジャパン1974』で追体験しようと思います。

Carpenters

2007-04-20 | Pop♪
今夜、TVで放送された「カーペンターズ~スーパースターの栄光と孤独」に感動しました。

カーペンターズの音楽は初めて聴いた時からとても親しみやすく今でも大好きなアーティス
トですが、今夜の特集番組を観て今まで以上に好きになりました。

カーペンターズ1969年のデビュー曲がビートルズの『涙の乗車券』だった事、デビューの
手助けをしたのが大御所ハープ・アルバートだった事、カレン・カーペンターは当初ドラム
を叩きながら歌っていた事など...初めて知りました。

印象的だったのは兄リチャードが病気治療中だった1979年、単身ニューヨークへ渡りソロ
アルバムを制作しようとしている妹カレンに述べた言葉です。
「今は充分な力を発揮できるとは思えないので辞めた方がいいと思う。でもそれでも行く
 のであれば頑張ってほしい。ただディスコだけは歌わないで欲しい」...

ここでリチャードがディスコの曲を懸念したのは、当時はディスコ・ミュージック全盛期
だったこともあり、当時の流行にあやかってディスコ調のアレンジになってしまうとカレ
ンの歌声=個性が活かせないと思ったからです。

結局、1年をかけて自費で制作したカレンのソロアルバムはカレンの生前には発売される
ことはありませんでした。そしてその後、カレンは32才という若さでこの世を去ります...

カーペンターズがデビューした1970年初頭はロック全盛期でした。
そんな中、ソフトな曲調のカーペンターズが今も多くの人から愛されているのは、流行に
左右されることなく、自分たちの信じた音楽を奏で続けたからなのかもしれません。

Isle Of Wight 1970

2007-04-19 | Jazz♪
歴史に残る「三大ロック・フェスティバル」の最後を飾った1970年イギリス・ワイト島で
のフェスティバルには前年に開催された「ウッドストック・フェスティバル」にも出演した
フー、ジミ・ヘンドリックス、テン・イヤーズ・アフター...
そして今回のフェスティバルにはドアーズ、ジョーン・バエズ、ドノヴァン...
多数のアーティストが出演しました。

またこのフェスティバルにはジャズ界からただ1人出演したアーティストもいました。
その人はマイルス・デイヴィス...

1970年はマイルス・デイヴィスにとって変革の”年”でした。
”ロック”と”ジャズ”の融合...かつて誰も成し得なかった、否、誰も考えもしなかったテーマ
へ敢然と立ち向かったのです。

それはアコースティック楽器主体のジャズに電子楽器を取り入れる事から始まりました。
当時のジャズ界にとっては斬新過ぎて、熱心なジャズ・リスナーからはマイルスのこの
行為を理解出来ない人もたくさんいました。

そして遂にはロック・フェスティバルへの出演となります...

マイルスは自叙伝で語っています。
ジミ・ヘンドリックス、スライ&ザ・ファミリー・ストーンはよく聴いた...

ここからマイルスの中で何かが起きたのかもしれません...

後年、1970年(あるいは1968年)を境に、それ以前を『アコースティック・マイルス』、
それ以降を『エレクトリック・マイルス』と呼ぶようになりました。

まずはこの変革の”年”の模様を収めたライヴ映像を観ることにします。

Black Beauty

2007-04-14 | Jazz♪
噂に聞く'70年代のマイルス・デイヴィス...今日初めて聴きました~
アルバム名は『ブラック・ビューティー』...
1970年4月10日サンフランシスコ「フィルモア・ウエスト」でのライヴ盤です。

いやぁ~参りました。もう初っ端からカウンターパンチを喰らいました~
もうこれはジャズではありません...完全なロックです(笑)
それも生半可なロックではなく、どちらかと言うとプログレです。

チック・コリアのエレピといい、デイヴ・ホランドのベースといい、ジャック・ディジョ
ネットのドラムといい...そしてこの目まぐるしくグルーヴするサウンドに、これまたトリ
ッキーでファンク調なマイルスのトランペットが絡んできます。

まるでジミヘンとELPを足したようなサウンドです。

マイルスの音楽をつまみ喰い程度な気持ちで聴こうとすると大ヤケドを負いそうです。
もういちど気を引き締め心して聴こうと思います~(反省)

Once Upon A Time In The West

2007-04-13 | Soundtrack♪
ここのところジャズと並行してよく聴く音楽に映画のサントラがあります。
もともと映画サントラは大好きで、目を閉じて聴き入っていると映画の思い出深い
シーンがプレイバックされてきます。

今までたくさん聴いたサントラの中でも、私にとって今でも特別なサントラと言えば
映画「ウエスタン」原題:Once Upon A Time In The West:C'era Una Volta Il West
(1969年・イタリア)(監督:セルジオ・レオーネ、音楽:エンニオ・モリコーネ)です。

この映画のキャストは主人公役にチャールズ・ブロンソン、仇役に大御所ヘンリー・フォン
ダ、流れ者のガンマンにジェイソン・ロバーズ、そして名女優クラウディア・カルディナ
ーレです。

とにかくこの映画は映像と音楽が完璧に同化していて観ているだけで画面に吸い込まれて
いきます。特に映画ラスト近くで繰り広げられる決闘シーンは見事の一言に尽きます。

エンニオ・モリコーネの音楽は数多くある西部劇&マカロニ・ウエスタンの音楽の中でも
群を抜いており、まるで19世紀にタイムスリップした錯覚さえ起こさせます。


Bill Evans

2007-04-12 | Jazz♪
よく耳にする音楽定義に「クラシック=白人音楽」...「ジャズ=黒人音楽」...

その中でもマイルス・デイヴィスが最初に認めた白人ジャズ・プレイヤーと言えば
《Bill Evans=ビル・エヴァンス》ピアノ奏者(アメリカ 1929-1980)...

昨日のジョン・コルトレーンと同時に購入したビル・エヴァンスのCDも3タイトル...


『Portrait In Jazz』(1959年録音)



『Explorations』(1961年録音)



『Complete Live At The Village Vanguard 1961』(1961年録音)



まず第一印象として、ビル・エヴァンスのピアノは繊細でとても優しい感じを受けました。
これからもっともっと聴き込んでいきます~

John Coltrane

2007-04-11 | Jazz♪
半年間の試聴期間を経て、本日からジャズの世界へ本腰を入れることにしました。

ジャズ界の帝王《Miles Davis=マイルス・デイヴィス》トランペット奏者(アメリカ
1926-1991)を毎日聴き続けているうちに、すこしずつわかってきたのは、マイルス・
ファミリーからは後に”ジャズ界の巨人”と呼ばれるジョン・コルトレーン、ビル・エヴァ
ンスらが、またマイルス・チルドレンと呼ばれる人たちからは現在”大御所”と呼ばれる
ハービー・ハンコック、チック・コリア、キース・ジャレットらを輩出しています。

そんな訳でまず最初に《John Coltrane=ジョン・コルトレーン》サックス奏者(アメリカ
1926-1967)から聴き始めることにします。

最初に購入したCDは3タイトル...

『Ballad』(1961年~1962年録音)



『Live At The Village Vanguard』(1961年録音)



『A Love Supreme=至上の愛』(1964年~1965年録音)



今夜の帰宅電車で初めて聴いたアルバム『Live At The Village Vanguard』の3曲目
〈Chasin' The Trane〉には絶句しました!

僅か40才で逝ったジョン・コルトレーン...

私はまだ1枚のアルバムを聴いただけですが、とてつもないエネルギーを感じました。
これから出会える数多くの名盤が楽しみです。

American Dream

2007-04-06 | Diary
1976年の公開から早や30年以上の年月が流れ、前作Part5で完結かと思っていたのですが
『Rocky The Final』と題したPart6の上映がいよいよ迫ってきました。

映画『ロッキー』で一躍スターダムに登りつめたシルベスター・スタローンは、この
映画のストーリーと同じくアメリカン・ドリームを手にした1人です。

もういちどあの感動を体験できるかと思うと今からワクワクしてきます。

First Blood

2007-04-05 | DVD Movie
私が好きなミュージシャン、映画俳優、作家...ほとんどの人が故人ですが、
その中でも今でも生きて第一線で頑張っている私の好きな映画俳優ですと
シルベスター・スタローンがいます。

そのスタローン36才の1982年の作品に『ランボー』があります。
この映画は当時アメリカで社会問題となっていたベトナム帰還兵をテーマに取りあげて
います。

長期泥沼化となったベトナム戦争終結後、多くのベトナム帰還兵がアメリカへ戻ってき
ました。ところが戦争状況下における極限状態から起こる精神症や化学兵器使用による
肉体的後遺症などが次々とベトナム帰還兵に起こり始めたのです。
また戦場では英雄と称えられた兵士も一般社会に戻ってみればまともな仕事にも就けず
極端な場合「ただの殺人者」と人々に見られる場合もあったようです。
そういった社会的背景もこの映画『ランボー』を通してメッセージしています。

私はスタローンの映画の中で特に『ランボー』が好きで何度も観ていますが、初めて
観た時は単なる戦争アクション映画としか思っていませんでしたが、年齢を重ねるごと
に今では前述したような見方をしています。

以前、TV『CBSドキュメント』でベトナム戦争に従軍した兵士を取りあげたドキュメン
トが放送されました。この兵士はベトナム戦争における華々しい活躍により名誉勲章を
授かるのですが、後年ベトナム戦争における戦争犯罪人として裁かれてしまいます。
人が1人の人間に下す評価は、その時代の価値観によって大きく左右することをこの事
件は物語っています。

印象的だったのは、この番組の終わりにコメンテイターが述べた言葉です。
概略はこんな感じだったと記憶しています。
「アメリカでは当時、ベトナム戦争を国の政策として開戦に踏切りました。いわば祖国の
 為に志願していった兵士が多くいたわけです。もちろん開戦当時、反対派の人々も多数
 いました。しかし現地へ送り込まれた兵士達は戦争極限下の中で毎日生死の危険に曝さ
 れており”何が正義で何が悪か”といった、およそ平凡な日常生活で生きる我々には縁の
 ないテーマに真剣に向き合わなければなりませんでした。戦争は許される行為ではあり
 ませんが、そういった極限状態で戦ってきた人を後年世論に押されて裁くということは
 果たして正しいことなのだろうか...あるいは誰にもその権利はないのではなかろうか...」


追記:問題作として映画史に残る、映画『地獄の黙示録』(監督:フランシス F.コッポラ
   /1979年度・アメリカ)もベトナム戦争を題材としています。

Elvis Lives

2007-04-03 | Rock♪
先週、発売されたDVD『エルヴィス復活祭』には涙しました。

エルヴィス・プレスリーの死から25年後の命日にあたる2002年8月16日、地元メンフィス
で開催された「エルヴィス没後25周年メモリアル・コンサート」の模様を収録。

なにが凄いかというと生前収録されたエルヴィスのコンサート映像からエルヴィスの映像を
ステージの巨大スクリーンに投影し、そしてエルヴィスのボーカル・パートだけを抜き取り
そのボーカル・パートに生の演奏を重ねてライヴを行っているのです。

スタジオ・レコーディングなら以前にもありましたが、生のライヴとなると前代未聞です。
それにバックのメンバーは、かつてエルヴィスと共にツアーを行ったオリジナル・メンバー
です。

とにかく感動し、涙しました!