DolphinKnight

Canon EOS-1とEF400mm F2.8LでBlueとThunderBrdsを追いかける日を夢見て

2012 F1 #13 ITL

2012-09-22 13:06:00 | スポーツ

2012_itl今回の舞台は川井チャン曰く、<シーズン中最もコストパフォーマンスの悪いサーキット>、monzaです。

理由は長いストレートを高速コーナーで繋いで、たまにシケインがあるというサーキットレイアウトにあります。このため、最高速で駆け抜けるマシンを堪能できる喜びに反して、レースは約90分で終了するという、嬉しくないおまけ付き。さらに予選のALOはMASに引っ張って貰っても10位に低迷。これではテンション下がりまくりです。

決勝ではHAMはスタート直後から快調に飛ばしてリードを築き、2位に浮上したMASも追いつくとは困難な状況です。となれば注目は誰が先にアンダーカットするか?

2012_itl2GAPグラフを見るとタイヤ交換は13周と23周付近に集中しています。特に23周目はPERを始めとして一度にタイヤ交換に入ってます。サーキットとタイヤの特性からこういう傾向が出やすいんでしょうね。

中盤は地元Ferrariがずるずると後退していくことを尻目に、HAMとBUTの1,2体勢で侵攻していきますが、32周目にリタイア。エンジン負荷の高いサーキット故にHAM、そして他のマシンの状態も気になるところで47周目にVETがリタイア。

この上位総崩れの展開はチャンピオンシップでALOに有利に働きます。終わってみればALOは2位のHAMに37ポイント差。この状況では鈴鹿までに勝負は付いてるかも、と言いたくなりますがFerrariにも弱点はあります。

F1 GP Newsでも川井チャンが注目していたのが後半10周のALO、MASのGAP。GAPグラフの直線的に差が付いていく、または平行移動の2パターンなんですが、このこの二人だけ、二次曲線的に開いてます。これはタイヤをきちんと使えてないってことなんですが、この傾向、前にもあった様な気がするんですが気のせいですか、浜島さん?


2012 F1 #12 BEL

2012-09-22 12:12:00 | スポーツ

2012_bel3週間の夏休みを経て再開したF1 2012。

舞台はスパ・フランコルシャンサーキット。ClearとしてはGTアカデミー2012 R8-4の死闘が記憶に新しいところですが、<Senna the Best!>とか様々な思い出が詰まった数少ない聖地です。

このサーキットはスタート直後の1コーナーが超危険ポイントですよ、と何度も警告されていたはずなのにGROがまたやってくれて、いきなりのSC投入。状況から考えて、レース再開時は全車一列で突っ込むからポール有利、との予想に違わずBUTはトップタイムを連発して一人旅体勢を確定。

2012_bel2_3この様子はGAPグラフにもBUTが2以下を引き離す様がハッキリと出ています。ということで、再開直後からレースは2位争いに移行です。

その中で注目すべきはVET。11位スタートでタイヤ交換の間隙を突く形で28周目にタイヤ交換に入ったRAIをパスして2位獲得。普通ならここで1位獲得に動きたいところですが、ここはエンジン負荷の高いスパ。シーズン後半の後々の展開も考慮して2位確定。さすがに、ここで無茶は出来ませんよね、

さて2位スタートで期待の集まるKOBはスタートの混乱で大きく後退、その後7周目にタイヤの空気圧が下がったことで1回目、その後は25周目の2ストップに移行するもスタートの躓きが響いて13位です。とはいえ、1回目でハードタイヤにスイッチしたあとのラップタイムの低迷を見ると正しい選択だったのか、疑問に思います。

追伸・グラフの