マンション管理組合奮闘記

とあるマンション管理組合の管理に関する行動記録です。管理会社変更で管理委託費削減に成功。組合活動の情報公開にブログ活用中

緑区マンションサポートセンター交流会(第5回)

2006-02-06 23:59:29 | マンション交流会
横浜市が昨年から実施している無料のマンション管理組合へのサポート事業で、今回で第5回になります。(第2回から参加しています。今回は私一人での参加でした。)

前回の自己紹介で、直接増圧給水への変更を検討していると言っておいたところ、今回、実際に実施されたマンションの管理組合の方を招いて経緯などを話していただきました。

今回の議題
1.直接給水方式の事例
2.管理費滞納問題

毎回、テーマとして前回上がっている課題について、その内容の掘り下げ(技術的説明や、法令などの知識編)と、実例紹介を交えて説明があります。

1.直接給水方式の事例

1980年9月完成、(25年経過、4階建、12戸)
きっかけは、受水槽用のポンプの耐用年数が超えていて交換費用で120万かかるということから、直接給水への切り替えの検討を開始。
現状の経費 受水槽清掃費(年8万)、動力電気代(7万) 計15万。

工事関係
H17年7/25 市水道局へ事前協議書を提出。
(水道局の窓口の人に業者リストをもらい、事前協議用資料作成に約6万の費用が必要だった。)

市からの要求)
 -分岐元栓から受水槽までの既設管を25mmから50mmに変更すること
 -各戸の止水栓を直結用止水栓に取り替える事
 -増圧ポンプの設置は猶予。

9月中)
見積もり合わせ業者(6社)を選定し、見積書の提出を受ける。
(業者の中には見積が無料・有料のところがあるので無料の業者を選択して見積を出してもらう)

10/23 臨時総会公示
11/6 臨時総会承認事項
  (1)直結工事の施工
  (2)工事費 1戸当り本工事費約6万円、受水槽撤去費約1.5万円=計7.5万円
  (3)施工業者決定
 
防火対策としては、各戸で風呂に水を貯めるなどの措置で対応で合意。
停電、断水時には水が使えないことに合意。

11/16-22 第1次工事 22通水テスト
11/26 受水槽撤去
12/3 止水栓交換(通水テスト)
12/14 市水道局検査(高圧給水開始)
 
導入後の課題
流水音がする
塩ビラインイング管のため、既設管の交換は発生しなかった。

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以上、この例では、各戸で臨時に費用負担が発生しています。
今後継続して、検討会、勉強会を立ち上げて、理解を深めて行きたいと思いますので、皆様の参加をお願いします。