孫文さんの“多摩たまの隠れ部屋”ブログ編

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某日系企業の広告を見て

2012年05月12日 23時02分09秒 | 北京雑感 (北京の話題何でも)
これは日系企業の宣伝広告なんだけど・・・

先日、北京の地下鉄に乗ったら、某日系企業の歯ブラシの車内宣伝広告が目に付いたのだが、その出来に目を丸くした。
モデルさんが歯ブラシを持っている写真なのだが、この写真左右が逆なのだ。
何故、逆なのか気が付いたかというと、同じモデルが歯ブラシを持っている写真が2枚あった。
そのモデルさん、同じ表情なので、片方の写真はデザイン上の理由で逆にした。
写真を逆にして使うのは、中国では時々見かける。
某中国航空会社の機内誌でその会社の機体が逆、雑誌の製品照会の写真で逆、広告で使用した新幹線の写真が逆。
なぜ逆だと分かるかと言うと、商品は当然、その商品レイアウトが逆だし、飛行機や新幹線はそこに記載のロゴや漢字が逆になるのだが、そんなことはお構いなし。
芸術分野ならともかくも、日本では商業広告においてそういった写真を逆にする感性はありうるのだろうか?
デザイン検閲者が一目見れば、写真を逆にしたことは分かるはずだが、ここは中国なので、そんなことは気にしなかったのだろう。
しかし、モデルさん自身の肖像権はどうなるのだろう。
人の顔は決して左右対称ではない。
有名モデルではないから、かまわないのだろう・・・