ミナミのフと思ったこと…

福知山の眼鏡店 眺望工房ミナミの店の情報、その他。店主 南薗の日常の感じたことなど。

半盲とプリズムレンズ

2014-06-27 17:49:23 | めがね

 「難しい眼」の方のメガネを作ると、その後ちゃんと使えているか心配になります。

店にはあまり他で置いていない器械もあるせいか、

難しい方(気難しいということではないです(笑))もたまにいらっしゃいます。

 

そんな中でも、いつもの難しさとは違う感じの事例を紹介します。

メガネ屋というのは基本的には疾患のない、或いは眼は安定した状態のかたに作ります。

先日お作りした方は、視力は出る、状態も現状安定、

しかし、抱えている問題を医療では解決が難しい、そんな事例です。

 

 モノを見ると、角膜→水晶体→硝子体→網膜と通り、

網膜が光刺激を生理的エネルギーに転換し、それを中枢に伝えます。

 

網膜からの視覚路というものを一応紹介すると、

網膜→視神経→視交叉→視索→外側膝状体→視放線と進み、

最終的には大脳後頭葉の皮質網膜と呼ばれる有線領に投射されます。

 

ちなみに「視交叉」はヒトの場合、「半交叉」であって、

網膜の鼻側の視神経は視交叉部で交差、耳側の視神経は交差しないという半交叉となってます。

ややこしいのですが視野右半分の情報が左脳に到達するということです。

 

ちょっと横にそれますが、オタマジャクシは「全交叉」(右目で見たものが左脳にいく)、

その後カエルに変身すると半交叉になるのが面白いですね。

 

今回の話はさらにその後ろ…ではないか?という問題です。

スイマセン、続きます。

 

 

「眼鏡の詩」

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