早いもので3月に突入しました。3月は和名で「弥生(やよい)」です。
他に「花月」「桃月」「蚕月」「夢見月」「春惜月」の別名もあります。
日本の72候では第6候「草木萌え動る(そうもくめばえいづる)」です。
3月1日~3月4日
日本中がコロナ禍でうっとうしい日が続く毎日ですが草木は静かに活動し平和で
穏やかな季節が始まります。
昨年の3月1日はダイヤモンドプリンセス号内でのコロナウイルス感染問題で
インドネシアの乗員が下船 69名 この時点で乗客・乗員の全員が下船しました。
さて、今日は久しぶりに「きょうは何の日」をテーマに選びました。
帝国劇場開館
渋沢栄一ら財界人の出資で東京丸の内に日本初の本格的な西洋式の劇場、帝国劇場が
オープンしたのは明治44年(1911)3月1日でした。
ルネッサンス様式の5階建て。オペラ、バレエのほか、歌舞伎なども上演されました。
渋沢栄一がパリ万博の徳川使節団の随員として渡欧した1867年(27歳)-1868年(28歳)
の期間のうち1867年5月3日(慶応3年3月28日)フランスパリでナポレオン3世主催の
観劇を観覧しています。印象的なオペラやバレエの観覧であったと思われます。
「今日は帝劇、明日は三越」という宣伝文は流行語となりました。
3月1日、今日は何の日で他の項目としてNHKラジオでは次の事項を選んでいます。
■1941年(昭和16年) 国民学校令公布
■1954年(昭和29年) 第5福竜丸が被ばく
■1966年(昭和41年) 旧ソ連の無人探査機が金星に到達
■1999年(平成11年) 対人地雷全面禁止条約発効
第5福竜丸の被爆についてもう少し詳しく記述します。
米国が太平洋のマーシャル諸島ビキニ環礁で水爆ブラボー実験を実施、危険水域以外で
操業中の第5福竜丸(静岡県焼津市)が「死の灰」を浴び、乗組員23名全員が被爆した。
無線長の久保山愛吉さんは半年後に死亡。原水爆禁止運動の契機となりました。
写真が無いと寂しいので兵庫県上郡町の特産品「かぐや雛」の写真を添付しておきます。
上の写真は2021年2月25日、神戸市垂水区の「うどんとそば」の名店「はまさき」で
撮影した「かぐや雛」。「かぐやびな」はかぐや姫の民話をヒントに竹筒に小さな
ひな人形を入れたものです。
「かぐやびな」は上郡町の民芸品製造「まつい工芸社」で製造されています。
参考としてサンテレビ及び産経新聞社が制作したYoutube動画(Goo共有)も添付しておきます。
上郡町で「かぐやびな」作り 桃の節句を前に
かぐやびな作り最盛期
ひなまつりを広辞苑で調べてみると
3月3日の上巳(じょうし又はじょうみ)の節句に女児のある家でひな壇を
設けて雛人形を飾り調度品を具え菱餅、白酒、桃の花などを供える祭。
上巳の節句は桃の節句、重三、草餅の節句、雛祭りなどとも呼ばれます
古代中国では3月の最初の「巳(み)」の日に水で体を清め、宴会を催し
厄を祓うという祭りがありました。
その「上巳の節句」が日本に伝わり、日本古来からあった人形(ひとがた)に
厄を移す風習などと混ざり合い、平安時代になると、祈祷師を呼んで祈りをささげ、
人形をなでて厄を移し、供物を備えて水に流す祭に変化していきました。
江戸時代以降はひな祭りとして庶民にも定着し女子の節句となった。
五節句は次の通りです。
1月7日 人日(じんじつ)七草粥
3月3日 上巳(じょうみ)ひな祭り
5月5日 端午(たんご)子供の日、菖蒲の節句
7月7日 七夕(たなばた)星祭り
9月9日 重陽(ちょうよう)菊の節句
五節句の制度は明治6年(1873)に廃止されましたが、今でも季節の変わり目の
諸行事が行われ我々の生活の中の風習として根付いています。
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