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大阪府茨木市の東奈良遺跡から出土の土器に描かれた女性シャ-マン(呪術師)の点描画

2021年09月24日 04時48分16秒 | 大阪情報

2021年9月17日、大阪府茨木市の教育委員会は市内の東奈良遺跡で、多くの点を使って

女性シャーマン(呪術師)を表現したとみられる弥生土器が見つかったと発表しました。

発表の様子は下のYoutube動画で確認できます。

東奈良遺跡「点描で人物を描いた土製品」

弥生時代の絵画土器で、人物を点描した例は初めてという。土製品は2002年の発掘で出土し、

遺物の再整理で見つかった。直径約8センチの円板形。点は針状の工具で刺して施したと

みられる。頭部の一部は欠けているが、両手を上げた人物で、脚部の間にV字形の表現が

あることから女性シャーマンの可能性がある。両手を上げた人物表現は弥生時代中期後半に

みられることから土製品も同時期と推定できるという。

東奈良遺跡は1973年に見つかりJR南茨木駅の新設に伴い発掘調査された。東西約1Km、

南北1.2Kmにわたる弥生時代の大規模環濠集落

Wikipediaより東奈良遺跡の概要を引用紹介します。

東奈良遺跡(ひがしならいせき)は、大阪府茨木市の南部、南茨木駅から東側一帯にある、弥生時代の大規模環濠集落や古墳時代、中世の遺構を含む複合遺跡。1973年(昭和48年)、大阪万博とともに新設された南茨木駅周囲一帯の大規模団地建設の際に発見された。南茨木駅の東300メートルに出土品を所蔵・展示した市立文化財資料館がある。

 

弥生土器に描かれた点描画の写真が添付されたサイトにリンクさせていただきます。

 弥生土製品に点描の女性 大阪、シャーマンか | 共同通信 (nordot.app)

 

女性シャーマン(呪術師)のイメージを浮かべるために兵庫県立考古博物館に展示

されている弥生時代の女性呪術師の展示を紹介します。(下の2枚の写真)

撮影は2021年7月4日

女性シャーマンは豊作の願いや悪霊退散などを願った祈りをした

銅鐸や土器さらに桃などの捧げものも呪術において重要な役目を果たしました

上の写真は私の銅版画作品で弥生時代に祈る人々を表現したものです。

 

今回、紹介した女性シャ-マンとは直接関係ありませんが東奈良遺跡の絵画土器に関する

Youtube動画及び東奈良遺跡を紹介したYoutube動画が見つかりましたのでGooで共有しました。

5 東奈良遺跡(発掘された日本列島2015):文部科学省

東奈良遺跡

東奈良史跡公園 史跡・遺跡を見に行ってきました#49 Osaka Higashi Nara Historic Park

 

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