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阪神尼崎駅南側地区 寺町と尼崎城跡の散策記 on 2015-12-1 その2 如来院

2016年01月08日 05時32分01秒 | 神戸市以外の兵庫県
しばらく中断していた尼崎寺町と尼崎城跡散策記を久しぶりに書きます。
2015年12月1日、阪神尼崎の南側の寺町及び尼崎城跡を奥様と2人で
散策してきました。

本日は散策記の第2回で如来院を写真紹介します。

如来院の基本情報
住所:尼崎市寺町11 TEL:06-6411-3794
宗派:浄土宗 山院号:珠光山
御本尊:阿弥陀如来

公式HP:http://hccweb6.bai.ne.jp/nyoraiin/
開基:行基が神崎の地に聖武天皇の厄除けを祈願し釈迦堂を建立(本尊:釈迦如来)
   その後偏照寺 如来院となる
中興:湛空
神崎遊女:建永2年(1207)法然上人が神崎に立ち寄り、5人の遊女を帰依させた。
     その後自らの罪を悔いて5人の遊女は念仏を唱えながら入水。
     如来院には現在も法然の遺物や遊女の遺髪が残されている
法然二十五霊跡 4番札所
御詠歌: 身と口と心のほかの弥陀なれば われをはなれて唱えこそすれ。


過去の記事

第1回 阪神尼崎駅南側地区 寺町と尼崎城跡の散策記 on 2015-12-1 その1専念寺




上の写真は阪神尼崎駅南側のタクシー乗り場付近の寺町の全体図
如来院の位置を赤字で示しています。
拡大版はこちら


上の写真は如来院の境内の説明板。




上の写真は道路から観た如来院。



上の写真は本堂。本堂は元禄9年(1696)の建立で棟札で尼崎住人の大工 
松井市郎兵衛藤原辻端正勝が建てたことが判っています。
昭和の修理で屋根が銅板葺になっています。


上の写真は境内より庫裡方向を撮った。長遠寺の多宝塔が写っています。


上の写真は本堂と鐘楼。鐘には応永32年(1425)の銘がある


上の写真は中央に笠のない卒塔婆とその両脇の五輪塔


上の写真は門のところの石碑で如来院が神崎五人遊女の遺髪があることと
法然二十五霊跡 4番札所であることが書かれています。

神崎遊女に関して、神崎には元禄5年(1692)の銘のある石塔が今日まで残っており、
入水した五人の遊女を弔った遊女塚であると伝えられています。
摂津名所図会にも遊女塚が描かれています。


コメント (3)
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