ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

一年の終わりに自分を褒める

2014年12月30日 | カウンセリング
《一年の終わりに自分を褒める》

人生は、三万日しかない。

人生をマラソンに例えるなら

人生のマラソンの折り返し地点を折り返し 五千日走った辺り。

折り返しも後半になった私が、走るのは
残り約一万日。

2014年の365日も無事過ぎようとしています。

年末年始は、足を止めて、
これまでを自分を振り返り
ダメだしする方法もあるけれど、

疲れた身体と気持ちをねぎらうためにも
自分を少しでも褒めてあげると
また、残りを走る、元気が出そうです。



さて、博多駅前のカウンセリングルームで開催したカウンセラー講座の同窓会をしました。


遠くは神奈川県、長崎県からも参加していただき楽しかったです。

また、佐賀2期カウンセラー養成基礎講座にお邪魔しました。

佐賀は、3期も始まっています。

2期は、無事来年1月で修了します。

講座後、懇親会に参加させてもらいました。

懇親会で、私のリクエストでお一人ずつ
「一年の終わりに自分を褒めたいこと」を話していただきました。

涙あり、笑いあり…予定していた時間は、あっという間に過ぎ、皆さんの想いと頑張りに静かに耳を傾ける優しさ…。

この寒空の下、一気に気持ちが温かくなりました。
ご自分の言葉で、素直な気持ちを語ってくれ、
他の人の声に耳を傾ける素敵なメンバー、ありがとうございました。

皆さんのお話を伺いながら、
私も、初めてカウンセラー講座を習い始めた頃の気持ちを思い出しました。

もし、私もカウンセリングに出会わなかったら…

今頃、私は勝手に自己犠牲的な生き方をしていて、
身体の不調と闘っていたのではないかと考えていました。

初心忘るべからず。

「友人がうつ病になった時、何とかしてあげたい」と思った。

それは、今は、違ってきました。

「自分を何とかしたい人を精一杯、支援する」

そんな風に思えるように、やっと…

やっと、なってきた自分を褒めてあげよう。

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いたわり やさしさ

2014年12月28日 | こころの子育て
今日も3歳の子どもの虐待死のニュース。

新聞によると、生後3カ月の時に虐待が分かり、一時期、乳児院に保護されていたらしい。

子どもの悲鳴は、誰にも届かなかったのか!

お母さんを十分支援できないのならば、
子どもを養育的に看てもらう人に預けた方が子どものため、
子どもを看れない母親のためでもある。

何もおなかを痛めた子どもを殺したい人はいない。

だから、保護者の支援が必要。

子どもを養育的に看れないのには、理由があり、その問題を解決するまで
その親の元に返してはいけない。


以下、司馬遼太郎さんの遺言書と言われる
「21世紀の君たちへ」から

*********************
 「いたわり」
 「他人の痛みを感じること」
 やさしさと言いかえてもいい
 

  これらは似たようなことばである

 この三つのことばは元々一つの根から出ているのである

 根といっても本能ではない

 だから 私たちは訓練をしてもそれを身につけねばならないのである

 いつの時代になっても人間が生きていく上で
 欠かすことができない心がまえというものである

*********************

私は、この司馬遼太郎さんの文章を読んで、違うと思う所があります。

本能だけど、その本能を阻害される養育スタイルによって
本能が発揮できないでいるのではないかと。

本能が発揮されるには、親や養育者から愛され、優しくされること。

それが上手く行ってない場合は、養育者を支援すること。

多くの大人が関わって子どもを愛して行けばいい。
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幸せ

2014年12月25日 | こころ
あなたは、幸せですか?


「幸せ」って、目に見えないもの。

お金があって、何でも買えるのに、幸せじゃないのは、何故?

幸せは、お金で買えないからです。

お金で買える物を手に入れても、不満でなくなるだけ。

もし、健康だとしても、不満でないだけで、満足ではない。

お金で買えないもの、それは、例えば、クリスマスに集う家族の温かさ。

サンタさんからの贈り物に込められた愛情。

温もり、絆、夢、目標、達成感…満足をもたらすもの。

幸せも、満足か、満足じゃないかという目に見えないものです。

*********************

子どもの幸福度、福井県が日本一だそうです。

慶応大などの研究チームが22日発表した47都道府県の「子どもの幸福度に関する計量分析」調査で、
福井県が全国1位になりました。

五つの項目のうち「健康」「豊かさ」でトップ。教育でも2位でした。

福井県は「日本総合研究所」(東京)による都道府県別の幸福度ランキング(2014年度版)でも1位になっています。 

 厚生労働省が今年7月に発表した子どもの貧困率が過去最悪の16・3%になるなど深刻化する中、

「子どもの貧困対策に関する大綱」が8月に閣議決定されました。

子どもの貧困を含めた幸福度に対する注目度が増しているため、同大などが初めて実施したそうです。

 既存の統計データ(74指標)を用いて分析。

「健康」「地域・家族」「安心・安全」「教育」「豊かさ」の5項目で指標の数値を算定しました。

子どもは、義務教育が終了する15歳以下と定義しました。

 福井県は、小学校男女ともに体力合計点が1位、中学校男女はともに2位。

さらに2500グラム未満の出生数が少ないことなどが加味され「健康」部門は1位となった。

「豊かさ」部門でも、子どもが育つ環境に影響する大人の指数でみると、正規就業者率や世帯預貯金残高などが高く1位だった。

 算数や数学、国語などの平均正答率が全国上位を占めた「教育」部門は2位。

「全国学力・学習状況調査」での家庭環境や地域参加に関連する質問への回答などを基にした「地域・家族」部門は5位、

交通事故発生件数や刑法犯総数認知件数などのデータを用いた「安心・安全」部門は11位だった。

 福井県は都道府県で唯一、74の指標全てで上位を占めました。

研究代表者で慶応大法学部の小林良彰教授は22日、東京都内で開かれた「子どもの幸福度」シンポジウムで

「全ての項目でレベルが高かった福井県を参考に、各都道府県が競い合って幸福度を高め、全体の底上げにつながれば」と話したそう。

 今回の調査では富山が2位、石川が4位、新潟県が5位で北陸が上位を独占した。3位は秋田県。

*********************

だけど…
このニュースで言う幸福度って、

目に見えるものの指標も沢山で、
これは、不満じゃないってことで、
もしかしたら、イクオール幸せだと言えないのかも。

あなたにとって「幸せ」って何ですか?写真は、長崎駅前のクリスマスツリー。
メリークリスマス*\(^o^)/*
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DVとは

2014年12月21日 | カウンセリング
いつもパートナーの機嫌をそこなわないように気を使っていませんか?

パートナーを怒らせないためにあきらめたことがいろいろありませんか?

あなたが怖いと感じたら、もうそれは暴力だと疑ってみましょう。

あなたが不自由だと感じたら
おそらく、それはドメスティック・バイオレンス(DV)です。


ドメスティック・バイオレンス(DV)とは、

親密な関係において、一方が他方を、
コントロールし、従わせようとして用いる
威圧的な行動パターンのこと。

威嚇、理不尽な行為などによって、
恐怖心を起こさせることで、支配と抑圧の構造を作り上げるのです。

加害者は、情緒不安定で不安が強く、
その時の気分によって気に入らないことが変化します。



内閣府の調査(2012年)によると、
なんと!
既婚女性の3人に1人がDV被害を経験しているというのです。

また、23人に1人の女性が生命に危険を感じる程の暴力を受けていることが分かりました。

ちょっと前まで4人に1人だったのが、3人に1人に増えているなんて…ショック。


また、警察の犯罪統計(2011年)によると、

配偶者間における犯罪の被害者は、

暴行事件は93.2%、
傷害事件は93.6%、
殺人事件は56.3%が妻である。

暴力というのは本質的に理不尽なものであり、「安心」「自信」「自由」という人間らしく生きる権利を奪うものである。


理不尽なことには、「怒り」を使えれば良いのだが、
専業主婦であるなどで、経済的支配を受けていると、
怒りも抑圧しがちである。

ジェンダー(社会的、文化的性差、いわゆる男らしさ、女らしさ)
による不平等と関係するような価値観、伝統、習慣などが複雑に絡み合っていると考えられる。

たとえ夫婦であっても個々とした個人の人格があり、妻は夫の所有物ではない。


《DVの本質》
パワーとコントロール(力と支配)

①身体的暴力・・・殴る、蹴る、引きずりまわす、物を投げつけるなど

②心理的暴力・・・大声で怒鳴る、罵る、脅すなど

③性的暴力・・・・・性行為を強要する、避妊に協力しないなど

④経済的暴力・・・生活費を渡さない、働きに行かせないなど

⑤社会的暴力・・・女性の行動の制限、友人に会わせないなど


何よりも辛い事は身体に受けた傷やアザだけでなく、

目に見えない心に受けた傷が被害者女性にとって一番辛く、
長い時間をかけての心のケアを要する。

心理的暴力もまた身体的な暴力とほぼ同等であると考えられる。


《暴力の背景にあるもの》

DVの背景にあるのは、性差別社会である。

つまり、経済的、社会的に男性が優位に立つ社会、
女性が経済力を持つことが困難を伴う社会、
子育てが女性の役割とみなされ、

その労働に対して経済的価値が付与されていない社会、
妻には夫を世話し支える役割があるとされている社会、
男性の攻撃性や暴力性が男らしさの証と容認されている社会。

このような社会意識(ジェンダー)がDVを許してきたのである。

ジェンダー・・・生物学的性差(セックス)ではなく、
社会的・文化的・歴史的に作られた性差のこと。

いわゆる「男らしさ」「女らしさ」「男だったら・・・」「女のくせに・・・・」とか「妻は夫に服従するものだ」「家事や育児は女の仕事だ」という刷り込みを言う。


《暴力が与える精神的影響》

・恐怖と不安 = 安心、安心でない状況

・無力感 = 自信がもてない

・行動の選択肢がない = 自由がない

予測不可能な突然の激しい暴力がいつ起こるかわからない、
安心で安全な状況にない日々を恐怖で過ごすことは、
精神的、肉体的に大きなダメージを受けると言ってもよい。


身体的、精神的暴力により、被害者女性は
「私がいたらないから」
「私が悪いから暴力をふるわれる」
と自分を責めていくようになる。

《被害者心理》

・暴力は安心や自己尊重感を奪う、自信がもてない

・自責感情が強い

・うつ傾向にある

・子どものケアができなくなる

・孤独感、無力感が深い


《子どもに与える影響》
6~7割が身体的虐待、全ての子どもが精神的虐待
・暴力でものごとを解決することを学習する

・暴力を容認する傾向

・児童虐待とDVは重なっていることが多い

・全ての子どもが本来持っている個性やすばらしさを「暴力」という理不尽な力によって奪われていく

大人たちが頻繁に使っている「暴力」というものを子どもたちは当たり前のことと感じ取り確実に感染されていく

・不安感、睡眠障害、摂食障害などのストレス症状

・無力感、罪悪感

・他者とのコミュニケーションがうまく取れない

・感情をうまく表現できない

・身体の発育の遅れ

・自分を認めてくれない、誰も信じられないと思う反面、
それでも自分に関心や認めてほしいという気持が
他者や自分に対して攻撃的な行動として現れることもある

DVのある家庭で育った子どもは暴力のない家庭で育った子どもに比べて
成長してから加害者になる確率が高いといわれている。

他者に対して暴力を振るわなくても自傷行為を繰り返したり、
薬物、アルコールに依存するなど自分自身に対して攻撃を向けることがあるといわれている。

直接的な暴力を受けない場合でも、

暴力を振るわれる光景を目撃することは、

まして自分の父親だったり、

母親だったりすれば大きな衝撃を受け、

直接殴られたと同様にショックを受ける。


しかし、過去40の調査・研究から、

自分が虐待されたから自分の子どもに同じことを繰り返し行うのは

3分の一から5分の一という統計も出ている。


多くはその辛さを身をもって体験しているだけに
あんな親にはなりたくないと
自分の人生を切り開いている男性、女性がいるのも事実である。


《加害者(バタラー)の特徴》

職業の有無や教育レベル、職種(大学教授、大企業の管理職、弁護士、警察官など)、学歴、階層に関係なく起きている。


バタラーとは自己コントロールの下手な男性だという誤解と、
DVは自制心の喪失による「暴力の自然爆発」だという偏見がある。


バタラーとは、妻を強制的に服従させるために「暴力を選ぶ男たち」であって、
DVとは「恐怖による支配」である。

・外面(公)と内面(私)の不一致

・矮小化と否認

・被害者非難と責任逃れ

・多様な支配行動

・嫉妬心と所有欲

・子どもの利用と虐待

・酒・薬物への責任転嫁

・自己変革への抵抗 など

(参考文献 森田ゆり「エンパワメントと人権」解放出版社 

同「癒しのエンパワメント」築地書館 

藤森和美「被害者のトラウマとその支援」試信書房 

沼崎一郎「なぜ男は暴力を選ぶのか」かもがわブックレット 

同 特集 DV法をめぐってより 敬称略)
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思いやりの効能

2014年12月18日 | こころ
寒いですね。こんなに寒いと、お布団から出たくない。
一歩外に出ると、空気はツンと冷えていて、空の青が綺麗、心地いいです。

今日は、今年最後の九州女子大の講義に来ています。

さて、皆さんは今年、どれくらいのストレスを感じましたか?

苦しいことがあって乗り越えてきた方、
乗り越えてきた、
もしくは、乗り越えている最中の自分を褒めてあげましょう!

アメリカでは、34歳~93歳までの成人
数千人規模の調査をしました。

上記の一年間でどれくらいのストレスを感じたかという質問と合わせて

「コミュニティーや近所の人、友だちを助けるためにどれくらいの時間を費やしましたか?」


という質問をしたそうです。

その5年後にその中の死亡者を調べました。

経済的惨事や家庭的危機などの重大なストレスを経験すると
死のリスクが30%も増加しました。

しかし、他人への思いやりに時間を費やした人々には
ストレスから来る死亡の増加は全くありませんでした。

思いやることが回復力を作り上げます。

心理学者のケリー・マクゴニガルは、
ストレスを肯定的に捉えると健康に良いと話す。

ハーバード大学の研究で、ストレスを感じる実験で
研究に参加した人は
心臓は高鳴り
呼吸は早くなり
汗が出るなどの身体的変化は
プレッシャーに上手く適応していないか
不安の表れだと思われてきました。

しかし、この反応が身体に活力を与え
チャレンジに向かえるように準備をしていると考えるよう
社会的ストレステストを受ける前に
自分たちのストレス反応を有用なものとして考え直すように教えました。

例えば、高鳴る鼓動は、行動に備えて準備していて
呼吸が早くなつまても全く問題なく
脳により多くの酸素を送り混んでいると教えたのです。

このように、ストレス反応は能力を発揮出来るように助けていると捉えるようになった参加者は
ストレスや不安が少なく
より自信が持てるようになったというのです。

驚くべきことに、ストレスに対する身体的反応の仕方が変わったというのです。

普通のストレス反応では、心拍数が増えて血管は収縮します。
これが慢性的なストレスが心臓病と関連づけられる理由の一つです。

常にこんな状態でいるのは、健康に良くありません。

ところが、ストレス反応を有用なものと考えられるようになると
血管はリラックスしたままだったのです。
心臓は高まっていましたが、心血管は、健康状態で喜びや勇気を感じる時の状態にかなり似ていたのです。

ストレスの多い人生で、生物学的変化の一つが50歳でストレス性の心臓発作を起こすか、90代でも健康でいるという違いを生むかもしれません。

つまり、ストレスへの考え方次第で健康が左右されるというストレスに関する新しい科学的発見てます。

だから、ストレスを取り除くのではなく
ストレスと上手く付き合得るようになるのを目指すことが大切です。



また、このBlogで紹介してきた抱擁ホルモン、オキシトシンは、
ストレス反応で分泌されるホルモンでもあります。

オキシトシンは、分泌されると誰かに支えてもらいたいと思わせるのです。

ストレスから生じる生物学的反応は感じていることを中に閉じ込めていないで誰かに話せと促しているのです。

ストレス反応は、誰かかま助けかま必要な時に
あなたが気付けるようにして
人生で困難な時にはストレス反応によって愛する人たちと一緒にいたいと思わせるのです。

オキシトシンは、脳に働くだけでなく身体にも働くそうです。

心血管系をストレスの悪影響から守ることです。

自然の抗炎症薬です。ストレスを感じても血管を弛緩状態に保ちます。

「助けたり、助けられたりする」と
オキシトシンがもっと分泌され、ストレス反応は健康なものとなり
「思いやること」が回復力を作り上げます。

オキシトシンの受容体が心臓にあり、
オキシトシンが心臓の細胞を再生し、
ストレスで起きるダメージを治します。

オキシトシンは、心臓を強くするのです。
社会的繋がりやサポートで強められるのです。

どのように考え、どのように対応するかでストレスの経験が変えられるのです。

「ストレス反応が自分を助けてくれる」と捉えられるようになれば、
勇気が出る時のような生物学的反応が起きる。

ストレス下にある人に手を差し伸べることが
自分の中にさに回復力を作り上げるそうです。


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犠牲者からの脱出

2014年12月15日 | カウンセリング
宮崎に行って講演やワークショップをしてきました。宮崎は空が高く、澄んで、陽射しが眩しくて暖かく、冬でも南国って感じです。

さて、小さい頃の話。

「親が忙しくて余裕がなかったから、私は我慢させられた。」

「親が勉強しろしろ言ったから、勉強が嫌いになった。」

などと思っている時には、犠牲者の立場。

不当に扱われた怒りが上手く出せると、
犠牲者から脱出できる。

これが、自律の始まりだ。
*********************
自律とは、
・自分の思考、感情、行動に責任を持つこと。

・自由に反応できる、つまり自分の感じたいように感じ、考え、行動できること。

・自分のしたいことに向かって努力できること。

・「今、ここ」で、自分の気持ちや考えや行動に気づくことができること。

・そして、それを共有したい人に伝えたり、お互い配慮することもでき、心開いて率直な触れ合いが温かいと感じることができること。

*********************

子育ての目標もそんな子どもを育てるという観点を持つと良いかな。

だから、
良い成績を納めていても自律していない人もいるし、
社会的に偉いことと、人として自律しているかどうかとは関係ないことになる。

宮崎のNPO法人お母さん学校プロジェクトのスタッフは、
子どもたちの育ちを考え、お母さんたちの支援をしている素晴らしいメンバー❗️

講演には、お母さんだけでなく、お父さん、おばあちゃん、養護施設のスタッフなど子どもに関わる方々が足を運んでくださいました。
ご縁をありがとうございます。




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攻撃されたら、怒りを使う

2014年12月08日 | こころの子育て
今日は、福岡市立博多中学校で学生さん全員とお母さん方に「ひまわり先生の命の授業」をして来ました。

学生さんたちは、固唾ん飲んで、1時間じっくり聞き入ってくれてました。

「諦めないで、何度でも挑戦したらいい、できるようになるまでやってみたらいい。」
そう、言いながら、感極まりました。
真剣な姿に感動しました。


皆んなの幸せを心から祈りながら話しました。


さて、
「攻撃されたら、怒りを使う」
というのは、とても大切なことです。
今日、学生さんたちにも話しましたが、
「怒り」という感情は、
理不尽なこと、不当な扱いを受けたときに問題解決のパワーになる私たちに必要な感情です。

怒りを抑えると、
後で愚痴っぽくなるだけでなく、
自信のなさや不安の大きさなとにも関係しているようです。

カウンセリングで抑えていた「怒り」の感情を適切に使えるようになると
無意識に 以下のような変化が現れることがあります。


・凛として、真顔で言いたいことが言える

・身構えずに力が抜ける
…怒りを使えない時は、無力で怯えていて身体に力が入っている

・人と対等になった感じ
…縮こまる感じがない

・不安が減っている
…怒りが使えない時は、無防備だから防御してないといけないから不安になるのかな?

・人に嫌われても生きて行ける感じがする

・急に、そこから居なくなったりしなくなる

・やる気が出る

・気力が湧いてくる

・嫌なことを我慢しなくなる

・慌てなくて済む

写真は、博多駅前JR博多シティです。
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ただいま、成長中

2014年12月05日 | こころの子育て
東京でワークショップに参加してきました。

私も「ただいま、成長中」です。


さて、子どもについ当たってしまった時

パートナーとぶつかった時

失敗した時

素直に「ごめんなさい」

と、言えたら

どんなに楽でしょう。

そして、
「ただいま、成長中です。どうか、見守ってください。」
と、お願いできたら、その人の魅力は増すのではないでしょうか?


一番大事なのは、失敗した後です。

同じ失敗をしないように

自分の問題に向き合い、問題解決していく姿勢が大切です。

失敗していくら、素直に謝ることができたとしても、
何の反省も改善も見られないのでは、
相手もホトホト愛想尽きてしまいます。

もし、自分に非があっても謝られないのは、自分に自信がないから?かも。

もしくは、自分の問題に向き合うのが恐いから?かも。

大人になる、親になるということは、決して否認したり、回避したりしないで

自分の問題に向き合い、その問題解決に向け
考えたり、行動すること。

もし、問題に気づいて頭で分かっていても、繰り返し同じ失敗をついついしてしまうなど、
改善が見られない場合は、

育った環境で受けた心の傷が関係している可能性があるので、
カウンセリングを受けて
心の傷を癒すことで行動を変えられることも多いものです。

「どうせ、私は変わらない」
と諦めずに
自分の問題に向き合い問題解決していく。

そういう親の姿を見せることが、何よりの教育だと思うに至りました。

私は、いつの頃からか、
まんべんなく色んな教科を丸暗記でき、
いい点数を取れるようになることが教育だと勘違いしている時期がありました。

でも、どうでしょう?

学校の成績が良くても、社会適応出来ない人の多いこと!

そして、自分もカウンセリングを受けるようになって
いかに自分が
問題解決について考えていなかったかが
分かるようになってきました。

心理学の本にも「IQとは、問題解決能力」と書いてありました。


私たちは、否が応でも困難や苦悩に遭遇します。

そんな時に、自分が、もしくは他人の手を借りて
問題解決できるようになることこそが、
真に自分自身を幸せにする能力であり、

子どもにその能力を身につけさせることが教育だと思うようになりました。

親も大人も子どもも
完璧な人なんて、一人もいないのだから…。

例えば、こんな能力があるといいですね。

・人の気持ちに共感できる

・人の話に耳を傾ける

・分からない時は人に尋ねる

・人に甘える

・人に頼る

・人に協力する

・人にお礼が言える

・人を思いやれる

・自分を大切にする

・諦めない

・言いたいことが言える

・断れる

・攻撃されたら、怒りを適切に使えるようになる

・人に自分の気持ちを伝える

・人に素直に謝る

・失敗しても挑戦する

・達成するための勤勉さ

・自分を有能だと思う(人と比べてではない)



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思いやりがある子に育てたい

2014年12月02日 | こころの子育て
長崎県対馬市で
NPO法人カウンセリングジャパンの
「お母さん、お父さん学校プロジェクト」主催のイベント
長崎女子短期大学 保護者支援・教育研究所の倉成所長の
「不安が大きい今だから学ぼう
母性・父性について」
を開催しました。
お父さんも参加していただき、もっと早く聴きたかった。
父性について考え直したなどの声をいただきました。

子どもに、出来て欲しいことは、どんなことですか?

自分が出来ているか?も考えたら良いこと
考えてみました。


子どもにできてほしいことランキング
日経キッズプラス2009年6月号より

・挨拶ができる

・ありがとうが言える

・思いやりがある

・間違いがあれば謝ることができる

・好奇心がある

・友だちとうまく付き合える

・物を大切にする

・我慢する

・嘘つかない

・年下の子に優しくできる

・自分の気持ちをきちんと表現できる
(NOと言える)

今日から東京です。
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