ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

仲良くするのには

2012年04月30日 | メッセージ
イライラして、当たってしまうことがあります。
パートナーに。
子どもに。
大切な友人に。

イライラしているときは、本当は「悲しみ」を抑えているときが多いのです。
ほんとは、喜んで欲しいのに。
ほんとは、仲良くしたいのに。
ほんとは、大好きなのに。

仲良くするにはどうしたらいいのでしょうか?


ジョン・ガッドマンは、結婚に関する研究をしました。

結婚してうまくいくカップルは5:1の割合で、否定的なものより、
お互いを認め合う働きかけを多く交換し合っているという研究結果が出ています。

毎日喧嘩ばっかりしている夫婦でもその5倍のポジティブなものを返し続けて交換していれば、うまくいくと言う事です。

けんかもしない、けど、心地いい会話や触れ合いもないでは上手くいかないということです。

子育てをしているときに、お母さんがもし子どもに当たってしまったら、寝顔にごめんと言いたくなります。
それから、だいたい自己嫌悪に陥ります。

そんな時、やってしまった事をくよくよ悔いるより
いい方法があります。

その5倍のほめ言葉やスキンシップをします。

頭をなでる。
興味を持って話しかける。
楽しい事を一緒にする。
教えてあげる。
抱きしめる。
謝る。

など。

ネガティブなものを減らそうとするより、日頃から心地いい言葉かけや触れ合いを多くしておくことが大切です。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

不安

2012年04月24日 | メッセージ
不安にともなう身体症状ってご存知ですか?
不安は、様々な身体症状をもたらします。
お医者さんで異常が見つからず、
ストレスだと言われるケースは、
腰痛で、8割もいらっしゃるそうです。
慢性的な胃の不調で、病院で検査をうけても結果は“異常なし”という方が9割だとか。
実は、アナウンサーをしていた20代の頃の私も
胃の痛みを訴え、毎年バリウムを飲んで検査をしても、
毎回異常は見つからず
会社の先輩方から
『若いのに、癌のわけない』と笑われてました。
中には「症状はあるのになぜ?」と、不安な日々を送り、
症状は悪化の一途をたどる人もいます。
日常生活にも支障を来すようになることがあります。こうした症状を「機能性胃腸症」と言います。
通常の検査では「正常」となってしまうため、以前は病気として扱われてきませんでした。

【機能性胃腸症(ディスペプシア)】
・慢性のもたれや痛みなど
・異常が見つからない

きっと、私も心理的なものから来る胃の痛みではなかったかと
今は、思います。

不安とは、「漠然とした未分化な怖れの感情」のこと。

『外部からの存在に対する脅威という現実的な不安』と
『心理的葛藤からくる神経症的な不安』
にわけられることもあります。

恐怖は自己保存本能からくる危険信号として本来備わっている有益な反応ですが、
これが過度になったり反復して現れる不合理な反応になると
病的な不安状態と考えられます。

不安と恐怖は、非常に近い情動反応であり、
同様な身体的変化をともなうことが多く、
心身症や神経症になってしまうこともあります。

■不安障害の身体症状

これまで不安神経症と考えられていた病態にはいろいろなタイプがあります。
最近2つの病態に大きく分類されるようになりました。

不安神経症
①パニック障害(急性の不安発作をおこす)
②全般性不安障害(慢性的な不安が持続する)

米国精神医学会の「精神障害の分類と診断の手引き(DSM-Ⅲ-R)」による不安障害の症状をみてみると、
パニック障害では13の症状のうち10、
全般性不安障害では18の症状のうち13が身体症状。
不安という心理反応はいろいろな身体症状として現れることを物語っています。

不安障害の診断基準(DSM-Ⅲ-Rによる)
【パニック障害】
4週間の間に4回のパニック発作、または1回以上の発作の後、
つぎの発作がおこるのではないかという恐怖が少なくとも1ヵ月の間持続する。
パニック発作とは、以下の症状のうち少なくとも4項目が出現するもの
1 )呼吸促迫(呼吸困難)または息苦しい感じ
2 )めまい感、頭が軽くなる感じ、ないしふらつきの感じ。
3 )心悸亢進、ないし心拍数の増加(頻脈)
4 )身震い、または振戦
5 )発汗
6 )窒息感
7 )嘔気、または腹部の不調
8 )離人感、ないし非現実感
9 )しびれ感、ないしうずき感(知覚症状)
10)紅潮(突発性の熱感)、ないし冷感
11)胸痛、ないし胸部不快感
12)死への恐怖
13)気が狂ったり、なにか制御できないことをしてしまうという恐怖

【全体性不安障害】
非現実的で過度の心配(予期憂慮)が
2つ以上の生活環境に関するものについてみられ、
6ヶ月以上にわたってこれらの心配に悩まされるというもの。
つぎの18項目の症状のうち、少なくとも6項目が不安のあるときしばしば存在する
運動性緊張
1 )身震い、攣縮、動揺する感じ
2 )筋肉の緊張、痛み、うずき
3 )落ち着きのなさ
4 )易疲労性
自律神経機能亢進
5 )呼吸困難、または息苦しい感じ
6 )心悸亢進、または脈拍の促迫(頻脈)
7 )発汗、または冷たく湿った手
8 )口渇
9 )めまい、または頭のふらつく感じ
10)嘔気、下痢、またはその他の腹部の苦痛
11)紅潮(突発性の熱感)、または冷感
12)頻尿
13)燕下困難、または“咽喉の異物感”
警戒心
14)緊張感や過敏
15)過度の驚愕反応
16)集中困難、または不安のために“心が空白となる”こと
17)入眠困難や途中覚醒
18)易刺激性
 臓器別に分類しなおしてみると、呼吸・循環器系、消化器系、その他の自律神経症状に分けることができる。
パニック障害では、呼吸・循環器系の症状が主で、全般性不安障害ではその他の自律神経症状が多い。
その理由は、パニック発作の性質によるものであり、急激な身体症状(とくに呼吸・循環器系の症状が強い)とともに
強い不安、死ぬのではないかという恐怖感をともなう発作であるからである。

パニック障害の治療法としては、脳内の以上興奮を沈静化する抗不安薬や抗うつ薬という薬物療法と、
考えかた修正する心理療法という対照的な治療法が存在する。
一方、全般性不安障害では、
慢性的な不安状態なので、急性の呼吸・循環器症状よりも、
全身の自律神経症状が出やすいという傾向があると考えられる。

不安は、ストレスに対する心理的な反応の代表的なもので、
身体症状をともないます。
これらの反応のしかたは個人差が強く、
心理社会的ストレスの強さと個人の心理的・体質的要因との関係により発現するものといえます。
ささいなストレスに対して過敏に反応する人と
大変なストレスでも冷静に対処できる人がいるし、
その現れ方も心理的に出やすい人、身体的に出やすい人などの特徴に違いがあります。
私は、どちらかというと身体的に出やすい方です。

また、身体症状のなかでも、呼吸・循環器系に出やすい人、消化器系に出やすい人さまざまです。
各症状についてご紹介します。

循環器系
不安状態にともない、心臓は頻脈となり、
心筋の収縮力は増大し、心拍出量は増加します。
また、抹消血管が収縮し、血圧が上昇します。
顔面が紅潮したり逆に蒼白になったり、手足は冷たくなるという減少がおきます。
場合によっては、心房性・心室性期外収縮などの不整脈が一過性に出現したり、
冠動脈病変をもつ人では、
狭心症や心筋梗塞の誘因となることもあります。

呼吸器系
呼吸は、不安によって速く、浅くなります。
ときにため息をついたり、呼吸のリズムが不整になります。
これが過度になると過換気症候群といい、
呼気中に炭酸ガスを多く排出し血液中のpHがアルカリ性に傾き、
手足のしびれ、けいれん、
場合によってはめまい、失神などを生じることがあります。
過換気症候群は一過性のもので、
ある時期が経過すると自然にもとに回復し後遺症は残りませんが、
いったんこれを経験するとまた「発作がおこるのではないか」という
不安(予期不安)が生じ、同じような状況を避けるようになったり、
外出がこわくなったりすることもあります。

消化器系
胃腸など内臓の血管は収縮し、
消化管の運動は抑制されます。
また、唾液や消化液の分泌も抑制されます。
ただし、副交感神経が優位に反応した場合には、
逆に胃液の分泌が増加し、消化管のぜん動が亢進する場合もあります。

このように胃腸の症状の現れ方は様々で、
吐き気、胃もたれ、胃部不快感、腹痛、便秘、下痢、食欲不振、口渇、のどの違和感などがみられます。
これらの症状は、多くは一時的なものでしばらくすると回復へ向っていきますが、
中にはしだいに胃炎や胃十二指腸潰瘍などの
器質的病変へと進展していく場合とがあるので、注意が必要です。

筋肉系
筋肉の血管は拡張し、筋緊張は亢進し、
場合によっては振戦・震えが生じることもあります。
この状態が慢性的に持続すると
肩こり、頭痛、背痛、腰痛などの種々の筋肉痛の症状として固定していくことがあります。

皮膚
皮膚の抹消血管が収縮するとともに、
手足は冷たくなり、手のひら、足のうら、わきの下に汗をかきます。
これを不安・緊張などの心理的変化が関係しているので精神性発汗といいます。

熱いところで全身に汗をかく温熱性発汗は、
体温調節の役割で精神性発汗とは違います。

また、不安状態が長くつづくと
円形脱毛になったり、
白髪になったり、毛髪にも影響が出ることがあります。

不安にともなう身体症状は、全身の自律神経系(とくに交感神経系)の過剰な興奮による変化ともいえます。

個人の性格的・体質的素因により現れ方には個人差が大きいですが
心理的な身体症状は、カウンセリングで改善することが良くあります。

参考文献
「不安症の時代」不安・抑うつ臨床研究会
日本評論社
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いずはら病院

2012年04月20日 | メッセージ
時差ボケとあちこち飛び回ってました。
久しぶりのBlogです。
長崎県対馬市にも毎月通ってます。
県立いずはら病院の看護師さん、理学療法士さん、作業療法士さん、
そして対馬市の保健師さん方向けに
心理カウンセリング講座をしています。
皆さん、とても熱心に聴いてくださいます。
カウンセリングの事例もご自分や周りのことと照らして理解され
講座を雰囲気は、
かなり良い感じで
私もやり甲斐があります。
理学療法士さんが、『この患者さんにはこんな事が出来ますよ』と提案し、
看護師さんとも連携して
患者さんに対応していらっしゃるそうで
ほんとに素晴らしいです!
チーム医療は、私たち患者に必要、不可欠…
カウンセリングに理解ある病院、良いですね。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

恐怖症

2012年04月08日 | メッセージ

今日は、京都郡苅田で講座です。
朝から移動中
JRの駅で『米倉先生』と、突然声が聞こえました。
振り向くと見知った顔の女性が。
7年くらい前に
『吊り橋が怖い…』と言う訴えで、
いわゆる高所恐怖症のカウンセリングをした方でした。
『あのカウンセリングの後、高い所が平気になりました。
そう、そう!吊り橋も渡れました。』
私たちは、生まれつき高所恐怖症ではありません。
むしろ、子どもは、高い所が大好きなくらいです。
私たちが育って来た環境の中で、
『危ない!』などと高い所は危険だと脅した人がいるのです。
心配症は、たいてい世代間で連鎖します。
『危ない、危ない』と心配し過ぎると
子どもは、恐怖心を抱き
行動することが怖くなったり、
恐怖症になってしまうかもしれません。
----
写真は、北九州市小倉南区『太呂吉』の牛スジうどん。一年ぶりに来ました。
そして、苅田の殿川沿いの満開の桜。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

心理カウンセリング入門

2012年04月06日 | メッセージ
4月17日午前10時半から12時まで
博多駅前朝日ビル8階
朝日カルチャーセンターにて
『日常に生かす心理カウンセリング入門』のプレ講座をします。参加費はら2.200円。
無料で作れる博多阪急カードを持って行くと朝日カルチャーセンター会員入会価格が安くなるらしいです。

プレ講座では、カウンセリングが見られます。
いらっしゃいませんか?
申し込み、お問い合わせは、午前9時20分~午後9時
朝日カルチャーセンター
092-431-7751までお願いします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

熊本城

2012年04月06日 | メッセージ

熊本城『さくら祭り』初めて来ました。
お堀の周辺は、ぐるっと一周
ちょうど今、桜が咲き乱れています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新幹線つばめ

2012年04月06日 | メッセージ

『ビックリつばめ二枚きっぷ』を買って
新幹線で熊本に向かっています。
博多ー熊本新幹線往復券と
アミュプラザ博多、博多デイトスで使える1.500円券付きで
5.500円です。
新幹線つばめは、1時間に一本、博多ー熊本間の所要時間は、約60分。
車窓からの自然豊かな景色を楽しみながら、あっという間に熊本市内に当着します。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

帰国しました。

2012年04月03日 | メッセージ

アメリカから帰りました。
台風並みの低気圧の影響がある前に無事到着しました。
東海岸ワシントンから成田空港までジェット機で13時間かかりました。
飛行機での時間が長かったので、後ろで、ストレッチしたり、飲み物もらったり
赤ちゃん寝かせるの手伝ったり、
普段通りにワインを飲んで気圧が低いせいで、アルコールが回り具合が悪くなった人を介抱したり
ユナイテッド航空の58歳の日本人のCAさんと話したりして、過ごしました。
ベテランの彼女は、アメリカ人と結婚されて、三人のお子さんが居らっしゃるそうです。
二年後の退職をきっかけに日本に帰らないのか聞いたら、
『余計な気を遣わないからアメリカが良いから帰らない』そうです。

気を遣わないとは、合わせたり無理しないという意味らしく、
同行した人によれば、
感情労働と言われるCAでも疲れてくると嫌そうにしたり
ため息付いてたそうです。

確かに、こちらの人は、余計な気は遣わないんだけど、
飛行機では上の荷物棚に荷物を入れ合ったり、デパートのドアを開けて待っててくれたり、
小さい子に話しかけて関心を示したり、
自然にお互いをケアする所が良いなあ、と思いました。
見ず知らずでも知らんぷりしないで、
お互いをケアする…
日本に住む私には、頭でわかってても
実践が難しい所もあるなあ!

そして念願の研修は、とっても実りあるぎゅっと詰まった最新の内容でした。
そして私はまだまだ、未熟だなと感じました。
やっぱりカウンセリングの勉強は、ほんとにほんとに楽しいです。

帰りの飛行機…アラスカ数千メートル上空辺りで、
窓の下を見下ろすと、
見てください…雪、雪、雪山の連続!
そして、澄み切った紺碧の空…!

私が大好きだった親もこの景色を一緒に見てる感じがしました。

さて、パワーを充填した私は今週は、熊本にも苅田にもお邪魔しま~す。
おそらくお土産話は、聞かれなくても語ります!
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする