ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

打算とも報酬とも無縁なもの、それを友情という

2014年02月26日 | 愛する
大震災を機によく聞くようになった「絆」という言葉。

「嘘くさい」

「言葉にした時点でウソ」
などと、この「絆」という言葉を嫌う人もいる。

夫婦間、友人間に絆を感じないという訴えが増えた気がする。

絆とは、国語辞書では、
人と人との断つことのできないつながり。離れがたい結びつきのこと。

つまり、目に見えない形のない心で感じる綱。

もともと、お母さんと子どもの間で繋がれたであろう絆が
父子間、兄弟間、友人間、パートナー間などでも感じられるようになるのだと
私は思う。

友情ってなんだろう?

打算とも報酬とも無縁なもの、それを友情という。

カウンセリングの先生、倉成 央先生から、誰か有名な人の名言だと
教えてもらった言葉が忘れられずに
調べました。

なんと、銀河鉄道999てわ有名な漫画家の松本零士さんの言葉だそう。

講談社「週刊少年マガジン」1977年9号から41号にかけて連載された『大純情くん』は、松本零士による日本の漫画作品。


打算とも報酬とも無縁なもの、それを友情という

出典: 松本零士「大純情くん」

損得抜きの温かい関係が持てるかどうかは、
やはり、愛着の問題が関係しているのだろう。

なぜなら、これまでカウンセリングで愛着の問題に取り組んだ人たちが
感じられるように変わってきたからだ。

こんな素敵な友情を子どもたちに伝える方法は一つ。

大人がモデルを示すことだと思う。


それで、思い出した歌。

1985年エイズ撲滅運動でエルトンジョン、スティービーワンダーらがコラボして大ヒットした曲
「愛のハーモニー」


That's What Friends Are For
(Burt Bacharach/Carole Bayer Sager)


And I never thought I'd feel this way  
And as far as I'm concerned       
I'm glad I got the chance to say that I do believe I love you.
     
こんな気持ちになるなんて 

思ったことなかったわ


私としては今

とっても嬉しいの 


こうしてあなたに大好きよって 

自信を持って言えることが...
    

でも、もしも

離ればなれになる時が来たら


その時は目を閉じて 

今日感じたこの気持ちを思い出してほしい


そして それを忘れないでいてくれたなら...



笑ってね

元気出してね


そしていつでも私を頼ってきていいのよ

本当よ


だって、友だちって 

そういうものでしょ?
       

人生、良いときも 

上手くいかないときもある


でも私は どんなときも

あなたの心の中にいるわ


だって、友だちって 

そういうものでしょ?
       


あなたは愛に満ちた心で 

私の前に現れ


こうして 私の世界を

広げてくれた


だからあなたに 

ありがとうって感謝したいの...
     

そして会えない時も 目を閉じて 

私の心からのこの気持ちを感じてほしい


そして それを忘れないでいてくれたなら...



笑ってね

元気出してね


そしていつでも私を頼ってきていいのよ

本当よ


だって、友だちって 

そういうものでしょ?
       

人生、良いときも 

上手くいかないときもある


でも私は どんなときも

あなたの心の中にいるわ


だって、友だちって 

そういうものでしょ?




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失敗してもいい

2014年02月24日 | メッセージ
「失敗したら、取り返しがつかない。」

と、多くの人が言う。

この思い込みは、だいたい子どもの頃に親から教えらる。

最初から上手くいく方がおかしい。

失敗しても、たいてい取り返しがつく。

あの発明家 エジソンの沢山の失敗は、
「こんな風にしたら、上手く行かないことを証明しているから、次は違う方法を試す」
ためだそう。

そう…失敗は成功のもと。

赤ちゃんが歩こうとする時もそうだったはず。

自転車の練習の時もそうだったはず。

なのに、何か上手くできなかった時、
失敗した時、
失敗しそうな時に
つい口出しするのが親。


失敗したら、あんなに怒られるのは、
きっと親が不安だから。

親心なんだけど…これが失敗が怖くなるもとになってしまう。

失敗しても
温かく見守ってあげられたら…。

子どもの頃に失敗した時、怒られたり、
行動する前にあれこれ脅されたりすると、

何か行動しようと思うと、不安になってしまうものです。

つい、行動しないことを選んでしまいがちです。

それを続けていると、自分のしたいことをしなくなるので、
結果、自分の人生を生きていないことになってしまいます。

人生の早いうちに気がつけばまだ、良いのですが
人生後半になって気づくことも多いもの。


ソチオリンピック。

浅田真央選手のショートでの失敗。

まさかの16位。

「あの失敗があったからこそ、最高の演技が出来た」

フリーで最高得点を記録した。

真央ちゃんの感極まる姿に世界の人々も感動した。

失敗を乗り越えたからこそ、あれほど感動したのだと思う。


ソチオリンピック閉会式。

開会式で5つ目の輪が開かないという前代未聞のハプニング。

正直、完璧主義の日本では考えにくい失敗だと思った。

閉会式であえて、その失敗を再現し.
5つ目の輪を開く演出。

難なく成功していたら、5つ目の輪が開いても、感動しなかったと思う。

失敗に触れないようにするのではなく、
失敗したからやり直したのだ。

やり直しがきくと教えてくれているようで、なぜかジーンときた。

開会式に5つ目の輪が開かなかったのは、演出だったのかとまで思えるほど。


小さい頃のことをあまり覚えてないけれど、印象にのこっていることがある。

私は、小学校低学年のエピソード。

我が家に待望の車が来て、
家族で久住に旅行に行った時、
中古のパプリカという車が走行中
くじゅうの山の坂でエンストを起こした。

家族で唯一、運転免許を持つ父がハンドルを握り、
他の家族全員で車を押した。
うーん、ヨイショと、力いっぱい何度も押して車が動き出して、
エンジンがようやくかかって、嬉しかった。

確か、ひょうが降って寒かったと思うがなかなか上手くいかず、
やっと上手くいったから
子ども心に印象に残っているのだろう。

すんなり予定通りいったことより、
ああした上手くいかなかったことの方を覚えている。


子どもに

家族に

友だちに

自分に

「失敗してもいい。やってごらん。」

きっと、その言葉が勇気と希望につながります。
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あなたの心の中にある

2014年02月18日 | こころ
18日は、朝から朝日カルチャーセンター
「最適コミュニケーション法」
受講してくれてる皆さんが、とにかく上手い!
すぐに家族や職場の人間関係に活用されていて脱帽です!

午後からカウンセリングの勉強会トレーニングです。

さて、私たちが外に求め、探しているもの。


案外、私たちの、つまりあなたの心の中にあります。


どこにも居場所がない…

だれも信頼できない…

だれも認めてくれない…

だれからも愛されない…


カウンセリングを受けて、
これまでの自分の人生をこれで良かったと認めることができたとおっしゃる方が
嬉しい報告をくださいました。

就職試験の面接で、これまでの人生の失敗から学んだことを
今、もうそうならないように頑張ってきた自分を認めていると話したら、
合格したと。

そう、人が認めてくれないのではなく、
自分が自分を認めていないだけ。

誰が認めようが、認めまいが
自分が自分を認めてあげればいい。

居場所がないのでなく、
居場所は、自分が作るもの。

人から信頼されないのは、自分が人を信頼していないから。

信頼したい人を信頼すればいい。

だれからも愛されないと感じる時、
あなたは、だれも愛していない。

相手が愛してくれようがくれまいが、
愛すればいい。

親が子どもを愛するように。
子どもが親を愛してくれるように。

そして、相手も愛してくれるならば、
それは、嬉しいこと。

幸せ。
幸せは、自分の心が決める。

幸せは、いつも自分の心が決める。
他が判断することではない。
Happiness is always in your heart.
Don't let society make you think otherwise.




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ただ ここに居るということ

2014年02月14日 | カウンセリング
夢を見てうなされること、ありますか?

夢は、興味深いもの。

だけど、たいていすぐに忘れてしまいます。

枕元にメモを置いといて、忘れないうちに書き留めて、探ることもあります。

最新の脳科学では、寝ている間に記録した夢を映像化しようと試みているそうです。

有名な分析家ユングも夢分析をしました。

夢を知ることは、無意識を探り
その無意識に押しやられた感情を浄化することは
今の問題解決に大きく繋がるので、
カウンセリングで取り上げることがあります。

あるカウンセラーが、
目があかないで困っている夢を見て、
うなされたと訴えてきました。

悪夢を見なくなりたいというのです。

こんな時、私たちは、繰り返し見る夢の深層心理を知るために、
ゲシュタルト療法の技法を使います。


ゲシュタルト療法は、精神分析医フリッツ・パールズによって創られた
「今、ここ」での気づきを重視する実践的な心理療法。

ゲシュタルトでは夢を分析や解釈するより、
パールズは「夢に命を吹き込むこと」が大切だと語ったそうです。

夢に「命」を与えるために、
夢の中に出て来た人物、動物、風景になって夢を体験します。

夢の中に登場した全ての人物、風景、動物は、
その人自身の一部分であるととらえます。

例えば、もしあなたが鬼に追いかけられている夢を見たときに、
あなたも鬼もあなた自身であり、
気づいていないある側面を表現するために登場したと考えます。

夢の中の断片として登場した人物、動物、景色、家などをパズルのように
「意味ある」ものへと統合していくのが夢のワークです。

開かない重いまぶたから
そのカウンセラーは、見ないようにしているものに気づきました。

自分の技術の未熟さで、クライアントさんの問題解決が遅くなってしまってるのではないか?
もっと、有能なカウンセラーなら?

クライアントさんは、こう答えます。
「私は、技術について分からない。
ただ、安心して信じて来ているだけだ」と。

カウンセラーは、初めて気付きます。
「ああ、私は値引きをしていた。
私は、見ていなかった。
クライアントさんが安心して信じて来ていることを…。
ただ、カウンセラーとして、ここに居ることが大事なんだ。
寄りそうとは、そういうことか…」と。

「私は、クライアントさんを見ていなかった。
私は、クライアントさんを見ます。」

彼女の目が開いた。


カウンセリングの技術も大切にしながら、
クライアントさんの中にある無限の可能性を信じて寄り添う心
大事なんですね。

写真は、最近作ったシュタイナーのウォードルフ人形
赤ちゃん人形二体


お洋服を着せてみました。

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寄り添う

2014年02月08日 | こころ
ある女性が、お医者さんからは
一時間ほどの内視鏡手術で、一週間も入院すれば、
すぐに日常生活に戻れるから安心だと言われましたが、
やはり、手術を前に、不安だったそうです。

前日、病院での話。

手術前日に担当の看護師さんが
挨拶に来てくれた時の会話。

患者さんの女性「心配で。」

看護師さん「心配ですね。」

患者さんの女性「はい、私、心配症なもんですから。」

看護師さん「今のうちに、いっぱい心配しておいてください」

{/m_0172/
無事、手術を終えた女性は、手術後に

「あの看護師さんの言葉で、
心配を許可してくれた気がして、安心しました。
カウンセリングの勉強されてるのかな」
と、おっしゃってました。

感情を受け入れることの大切さ。
不安でも心配でも、

「不安だよね。」

「心配ですね。」

などと、寄り添ってもらうことが重要なんです。


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感想

2014年02月06日 | 講演です
ある子育て講演会でのご感想を
まとめて送っていただきました。

講演などで忙しいけど、感想見るとパワーが出てきます。

私の講演の原動力は、
少しでもお母さんに楽になってもらいたい、
子どもに優しくなってもらいたい、
そして、子どもたちが伸び伸びと自分らしく、幸せに輝いて欲しい!
という願いです。


(感想より)
・鬼アプリ、私もダウンロードし一度使いましたが、消しました。

・家で弱音をはける環境があるというのは、「とてもいいことだな」と思いました。

・自分が今まで足りなかった分の愛情を、今日から子どもや主人に注げることの出来る生活を送れたら良いと思いました。

・とても愛情あふれるお話で、今からでも実践しようと思います。

・自分の性格や人の性格を変える方法があることに驚きました。
自分にとってプラスになりました。

・子どもの存在ってありがたいですね、そう思っていたことも日々の忙しさの中で忘れていました。
短い子育ての期間、楽しみたいと思います。

・日々、自分のしていることが子どもにマイナスを与えていると感じました。
子育てを見つめ直す良いきっかけとなりました。

・産まれてきてくれて“ありがとう”の気持ちを忘れずに、子どもの話をしっかり聞いて
うれしい事、つらい事をはきだせる家にしたいと思います。

・子どもに接する時に参考にさせていただこうと思います。
反応を楽しみながら、目を見て挨拶しようと思います。

・カウンセリングの大切さが分かりやすく、すぅっと心に入ってきました。

・心の子育て七ヶ条を心がけて、子育てしようと思います。

・いちばん簡単で、大事なのにやっていないこと「目を見てあいさつ」
(やってないなぁ~)と反省・・・特に旦那さまとは・・・実践します!

・先生の話しを聞いて、子どもたちに感謝です。
毎日、元気で生きてくれたら子どもたちの母になれたことに感謝です。

・子どもが小さい時、自分の仕事の忙しさに子どもの話しなどゆっくり聞いてあげていなかった時期がありました。
気がついた時には、子どもはどもるようになり、早口に・・・
今はゆっくり話しを聞いてすごく仲良し家族です。
先生の話を聞いて、優しい気持ちになりました。

※その他、“ありがとうございました”とお礼の言葉もたくさんありました。
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ピリピリ

2014年02月05日 | こころの子育て
子どもが受験となるとピリピリしてました。
と、あるお母さん。

ご自分がカウンセリングを受けるようになって、
子どもの受験が不安でなくなったのか、
ピリピリしないといけないと思わなくなったのか、
自分がらくになりましたとおっしゃってました。

確かに、私たち母親は、ついつい
お母さんだから、ピリピリしなきゃ
などと
自分にプレッシャーをかけ過ぎているのかもしれません。

母親がピリピリすると、子どもにプレッシャーがかかり、不安になるのかも。
不登校も同じ。
このまま、学校に行けなくなったらどうしよう。
親の不安がピリピリになります。

親がピリピリするよりも、不登校の原因を探って、
それを解決することにエネルギーを使いましょう。

そして、子どもの力を信じて、
温かく見守ることが一番大切。
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