渓流で逢いましょう 
フライフィッシングつれづれ日記
 



いつもの通り道にあるリサイクル店に久しぶりに立ち寄った。
何ヶ月か来ていないうちに商品がまた増えていた

以前来たときにはカメラやレンズは皆無だったが、探してみると店の一角に沢山のフィルムカメラが置かれていた
どれも50年~30年くらい前の代のものばかりで、その中にASAHIPENTAX時代のカメラも何台かあった


さすがに田舎のリサイクルショップで、どの商品も値段設定がいい加減
古いフィルム機のオリンパスPENがなかなかお手頃な価格で出ていたり
シグマの70-300のAPOでもないズームレンズが3万円とか
とにかくめちゃくちゃ(^^;

その中にペンタックス、M42マウント時代の135㎜の単焦点が一本
絞りの開放が2.5からの明るいレンズだ
それに外観がとてもキレイ  もう半世紀近く昔のレンズだけどなかなか評判が良いレンズ
この頃のレンズってアトムレンズって呼ばれるものもあるらしいのですが、、レンズも黄ばんでないし、、

以前から中望遠の単焦点が欲しかったので手に取ってみると、値札がない、、
こんな値段設定だからいったいいくらになるか不明だけど聞くだけ聞こうとレジに持ち込んだ

あの~値札無いんですけど、これいくらですか??と 尋ねたのだが

『カメラの事よくわからないからちょっと待ってね』と、店主の奥様っぽい方が携帯を取り出して電話をかける
『そう、レンズ、望遠のだってペンタックス、、はい、はいはい。』

『はい、わかりました 2万円です~』

え~~、、、まあ、きっとオークションでも送料やら諸経費込みでこれくらいはするかなあ、、でも、、ちょっと高いね、、

と、思って断ろうと思ったのだが、レンズをよく見てみると前玉ユニットの中に2カ所小さなカビが、、、

あ、、

あのね、これ、レンズの中にカビが生えているんですよ、、と僕

『え~~カビなの、これ!!!!いやだわ、、じゃ、安くするわ!』

いくらですか?

『3000円で。』    あ..ありがとうござます。  


その後、少し話をしたのですが、あの沢山のカメラやレンズ
全部一軒のお宅から引き取ったものらしく、以前の持ち主は既に亡くなっており
ご遺族が整理されたそうで
どうりでどのカメラもキレイで手入れが行き届いていた訳で
きっと大切にしていたんだろうな、、




帰宅後、カビはこのままで使おうかと思ったけど、いつもの癖で一応クリーニングを、、
前玉のカビは飾りリングを外してレンズを抜き、裏面のカビをクリーナーで拭くとあっさりと取れ
あとは前玉ユニット ひねると外れて、、
ユニットの一番後にあった小さなカビもキレイさっぱり、、見た目にはコーティングも問題ないみたい、、5分で終わりました。





分解してわかったのは同じ135㎜F2.5でも、後期型だったようです。
昔のレンズって、、しっかりしていてシンプルで、本当に修理しやすくていいです

全てが金属とガラスでできているレンズ
昨今の軽さが取り柄のレンズとはちょっと違う存在感がありますね。
以前の持ち主にも敬意を評して大切に使います。

それにしても田舎のリサイクルショップは、、楽しいですね(^^;


このレンズはマニュアルフォーカスだしアダプターをかませないと現行のカメラには使えないのですが
それでもいいかな。
現在アダプター取り寄せ中
135㎜の画角でどんな写真を撮るのか決めている訳ではないのですが
ファインダーから覗いたらどんなふうに見えるのか楽しみです。


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