先週、先々週の金ローでファイナル、ビギニングと放送されてましたが、一足先にケーブルテレビで立て続けに観ました。
それまでの無印、京都大火、伝説の最期の3作は映画館まで足を運んで観てましたが、この2作はコロナもあり、観る機会を逃し続け。
ビギニングは最初に剣心がゾロみたいに刀を口に咥えだした瞬間、どうなる事かとヒヤヒヤしたけど、それ以外はかなり良かった印象。
原作、OVAの雰囲気をきちんと再現していたと思います。役者の方々がけっこうOVAを見込んでいたような印象を受けました。
桂小五郎が緋村の剣を鈍らせるなと巴に言うシーンが少し気になったけど。池田屋の後は身を隠す為に肯定的になったという事なのだろうか。
ビギニング→ファイナルと観てしまったせいで、ファイナルはどうも受け入れ難い。
肝心な薫の死→剣心絶望→復活の流れがないせいで、単純に縁ごめんね、で終わってしまったような印象。
確信犯で人を殺しまくったその罪に対しての償い。自分が死ねば許されるのか、それとももっと別の何かがあるのか----
この作品で一番大事な部分をスッ飛ばしてしまった。
時間縛りのある映画の難しさ。
自分だったら前編で薫死亡、後編で幕末回想から上手く現代までの剣心の足取りを追って、剣心復活という流れにしたいなぁと感じました。
原作のように子供が血だらけになって戦うというのが、ウンコプライアンスに引っ掛かるのか。そうだとしたら、つまらん時代だ。
わざわざフィクションと前置きしてなおフィクションで割りきれないのは、どう考えても割りきれない側の問題としか思えないけど。
まぁストーリーはさておき、アクションは大満足。縁役の人の凄まじい身体能力。虎伏絶刀勢はなかったけど、魅入ってしまった。
京都大火は新月村の剣心
伝説最期はラストの志々雄
FINALは電車とラストの縁
これまでの殺陣の常識を完全に打ち破ったと思います。カブトでカッシスワーム演じてた坂口さん以来の衝撃。
怪我とかしてないのかなぁ。刀は固い素材なのだろうか。体力勝負で何回もやり直せないだろうし、撮影の裏側がとても気になります。