無知の涙

おじさんの独り言

熱海慰安旅行2「精算、逃げ出した後」

2010年11月03日 | 熱海

14時前に早々と旅館に到着したプランA一行は、
まだ昼飯を食べてないので、とりあえず昼飯を食べることに。


なんせまだ4万くらいあるので、
豪華なもの食おうぜ!ということで、
熱海駅の方にあるという、とある和食店へ。


その店はTさんが「タベログ」
とか言うので探した店らしく、
そのタベログで1位!

なんのことやらサッパリですが、
そんなタベログで1位の店に到着。


2階はテーブル席で、
3階は座敷。

とうぜん3階の座敷に行こうとするが、
座敷では定食が頼めないという、
なんかすげー面倒くせーシステム。


仕方なく2階に行くけど、
2階が激混み。
もう14時だというのに。


もう面倒くさくなって、
やっぱ3階の座敷にすることに。


席に座ってメニュー見てビックリ。

高額。

1000円以内の食べ物なんてない。

みんな1000円以上。


刺身4000円
金目鯛の顔 2000円
鯛の顔1500円
天ぷら 2000円
焼酎のボトル 4000円
台風の箱根
プライスレス

と本番の宴会前にガンガン頼み、そして飲む。




一方その頃、所長率いるBプラン一行は台風の中、バスツアー。


Aプラン宴会。

やがて来る精算の時が怖いね。

って感じで高い食事を満喫し、精算。

18000円。
おぅふ。

領収書を受け取り、店を出る。

もちろん既にみんなほろ酔い。

「カラオケ行きましょうか」とTさん。

カラオケなんて行ったら、そこで試合終了ですよ。



いやいや、さすがにカラオケはマズイ。
まだ集合さえしてないのだ。

でも確かに暇。
まだ宴会まで3時間くらいあるし。

パチンコないの?
いやいや、マズイよな。


とりあえず旅館に戻ることに。


戻りつつ、ふと考える。
いま所長から預かった5万(既に残額は2万ちょい)
が入った封筒を持ってるのは僕なのである。


っつーことは、この18000円の領収書が入った
この封筒を僕が所長に渡さないとならない。


観光して使ったならいざ知らず、
知らず知らずに宴会になった
この18000円の領収書が封筒に入った瞬間に、
この封筒は爆弾と化してるわけで。

そしてその爆弾を持ってるのが僕。

これマズイよ。



なんとか誰かに、この爆弾を渡さないと!
爆弾がボンバーしてしまう。

そんなことを考えながら旅館に到着。

僕はHさんと同室。
これなら爆弾を渡すチャンスはあるな。


そうして部屋の中でNさんが持ってきた
モンスターハンターをやりつつ、
そんな爆弾のことはすっかり忘れ、
しまいには寝てしまう。


ふいに誰かの携帯が鳴ってる音で目を覚ます。

誰の携帯かと思えば、Hさんの携帯だった。

ん?あれ?Hさんは?
いない。

誰からの着信か見てみると、O課長から。

嫌な予感しかしない。


で、Hさんが電話でないってことは・・・


そのとき、僕の携帯がブルブルし始める。ホレきたよ!

O課長「所長んトコに精算しに来てくれる?」

ゲェーッ
とうぜんそういうことですよね。

おわーっ!Hさんはドコ行ったんじゃーい!

なぜキン肉マンの口調なのか謎だが、とにかくHさんを呼ばないと!

Hさんの携帯に電話してみる。

目の前で鳴るHさんの携帯。

あぁ・・・そうか。



所長の部屋へ。


部屋に入ると、所長が窓際の席で
プランBで使った金の勘定をしてる。


封筒だけ渡してサッサと退散しようとしたが、
モチロンそう簡単にはいかない。


所長「ひとつひとつ金額を読みあげて、何に使ったか説明してくれ」


やっぱそういうことになりますよね。


意を決して封筒の中身を出して、レシートを読み上げてゆく。

僕「えーと、840円」

所長「なに買った?」

僕「る、るるぶ箱根の雑誌です・・・」

所長「は?」

僕「え、えーと次は500円」

所長「なんだ」

僕「黒タマゴです」

てな具合。

途中でHさんたちも合流してくれ、そしてついにアレをモロ出しにする瞬間が。

僕「・・18000円」

所長「な、なに?」

僕「18000円です」

所長「なにしたんだ」

僕「昼飯たべました」

所長「昼飯でそんなに掛からないだろ。一人4500円だぞ?」

う・・・
まさか宴会とも言えず。

僕「豪勢な食事です」


つづく

予告

始まる宴会
登場するコンパニオンたち
謎の山手線ゲーム
寝ることを知らない男たち
寝ながら笑う男

そしてついに集う、
仕組まれた中年たち


次回
熱海の中心でコンパニオンを連れ回したケモノ(たち)


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