無知の涙

おじさんの独り言

逆転裁判

2008年10月25日 | ゲーム

いまDSで逆転裁判シリーズやってます。

このシリーズに出会ったのは、4年くらい前でしょうか。

それ以来、半年~1年に1回くらい裁判病にかかり、
その度にソフトを探してプレイしてます。

最初の出会いは携帯アプリでした。



オモシロい!という評判は聞いてましたが、
裁判なんてゲームになるのか?
と半信半疑でしたね。

でも、実際にやってみると、これがもうツボりました。

携帯ではダウンロード制限や、
配信待ちがあったりして思うようにプレイできないので、
せっかちな僕は逆転裁判の為だけにゲームボーイアドバンスを購入

もうすぐDSが発売されるから、絶対に待った方が良い!
という友達の忠告も聞かずに(半年後に激しく後悔することになりました)。

プレイヤーは成歩堂龍一(なるほどう・りゅういち)
という新米弁護士を操作します。



基本的には無罪である被告を弁護し
無罪判決を勝ち取るストーリーです。

この、
被告が基本的には無罪、
というのがポイントですね。

そして、そこに立ちはだかるのは、とうぜん検事
この検事たちがキモですね。

実に強烈な個性を持つ検事たち。

 

被告が無罪だろうが有罪だろうが、お構いなし。

証言の詐称証拠のデッチあげ
とにかく彼ら/彼女らにあるのは、
被告の有罪判決即ち自分自身の勝利に対する執着心のみ。

そして罪を被告になすりつけようとする真犯人。
様々な証人が法廷に立ち、証言してゆく供述と、
提出されてゆく証拠品、それらをの矛盾を暴いてゆく。



真実は必ず1つなのだ。
このゲームで行き詰まると、僕はよくそう思います。

ゲーム構成は、
手掛かりや証拠品を集める
アドベンチャーパート
  ↓
法廷パート



の繰り返しです。

法廷パートが始まると、
あとは証言の矛盾を突き詰めて、
真実を暴きだすだけです。

かなりスピーディーな展開で、
矛盾を見抜いたときの
『異議あり!!』 『くらえ!!』
がかなり気持ちいい。



僕はシリーズ1のメイン検事、
御剣怜侍がとてもお気に入りです。

 

(今度、この御剣検事主役の
逆転検事というゲームが出るらしいですね)

御剣怜侍、
己の完全勝利しか頭にない故に
冷血、冷徹だった彼が、
成歩堂と法廷で戦うことによって、
徐々に変わってゆく部分が実に人間くさくて深い。

やがて御剣は
『自分にとって検事とは何なのか?』
という命題に直面し、法廷を去る。

再び御剣が成歩堂の前に姿を表したのは、
成歩堂が弁護士生命の危機に曝されているときであった。

明らかに有罪である依頼人の為に、
成歩堂は無罪判決を獲なければならなかった。

何故なら大切な人を無罪判決と引き換えに
人質に取られてしまったからだ。

無実の人を有罪にしない限り、無罪判決は無い。

そうしないと人質である大切な人が殺されてしまう。

「弱い人たちの味方になる為に弁護士になったのに」
苦悩する成歩堂。

そんな彼に御剣は言う。
『君にとっての弁護士とはなんだ?』と。

何も答えることの出来ない成歩堂。


そして最後の法廷で成歩堂は選択を迫られる。

被告を有罪にし、人質を見捨てるか?
罪のない人に殺人罪をなすりつけ、被告を無罪にして、人質を助けるか?

どちらを選択しても、必ずどちらかの運命を変えてしまう、
まさに究極の選択である。

この選択は、プレイヤー自身が選ばなければなりません。
この選択こそが、プレイヤー自身の弁護士とは何か?という答えであり、
弁護士・成歩堂龍一の答えでもあるのです。

このエピソードは
逆転裁判2最終話『さらば、逆転』
に収録されています。

実にこのエピソード、僕は好きです。
逆転裁判という一つの世界が集約されていると思います。
 
もちろん、このエピソードだけでなく
全体的にストーリーが良く出来ていて、
本当にキャラそれぞれが生きている

とは言っても、キャラが激しく動くワケではない。
キャラの表情だって7パターンくらいしかない。
背景なんて1話につき、10パターンそこそこ。

これだけ動きの無いゲームで、
これだけストーリーが深く、
これほどキャラが生きているゲームってスゴイ。

自分がこれまでプレイしたゲームの中で、
間違いなく1、2を争うゲームです。



この逆転裁判シリーズも、現在では4まで発売されています。
3までのキャラがほぼ一新し、新たなストーリー展開になってます。

けっこう1~3に出てきたキャラ達に愛着を持っていたので、
果たして4をすんなり受け入れられるのか?
という心配はありました。

成歩堂龍一じゃない主役に耐えられるか?
御剣の出てこない逆転裁判に魅力あんのか?

でもそんな心配は無用でした。
ゲームとしてのオモシロさはよりパワーアップしてるし、
3までのキャラがほぼ出てこない、というのが、
なにやら謎に包まれた感じで、
さらに引き込まれていきます。

新たな主役、
王泥喜法介(オウドロキ・ホウスケ)や、
新たなヒロインである みぬき 
がきちんと盛り上げてくれます。

この4からは賠審員制度も導入され、
ストーリーがグッと深みを増しています。

謎解きや推理が好きな方にはオススメです。
まだやってない!という方は、

DSでベストプライス版も発売されてますので、
是非ぜひお試しください。

*携帯アプリで無料お試し版も配信されてます。


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