無知の涙

おじさんの独り言

ハイスクール落ガキ②「メチャクチャやん」

2008年03月08日 | 思い出

入学式の翌日、僕は7:30に教室にいました
何故そんな早い時間に登校してたかというと、

学校から家が凄まじく遠くて、なかなかタイムリーな電車がないのです。
この7:30に学校に到着する電車を逃すと、
次の電車はほとんど遅刻ギリギリ

それと、やはり友達を作らなければなりません
早く来くれば、それなりに話しかけるチャンスもあるだろうに!!

そんな淡い期待を胸に教室をグルっと見回すと、
男子生徒が僕を含めて4人ほど。
そしてその4人それぞれまだ仲良くない。立場は同じです。

チャーンス。

まぁ、みんなヤサグレてましたが、
そっちの方が仲良くなりやすいのです。

なんて話かけようか?
どこ中?みたいなノリでしょうか。

アル中とか言われたら、どうしよう・・・。

カチンと来るよなぁ。

そんなことを考えてると、何やら前方の座席から物音が。

カシャンカシャンカシャン

それはZIPPOライターのフタを開け閉めする音でした。
ふてぶてしい感じのヤツです。

そしてそのフテブテしい奴は火を付けました
タバコでも吸うのか?と思って見ていると、
ずっと火を付けたまま。
そして1分くらい経つと、フタを閉めて立ち上がりました

何をするつもりだ?
僕の視線はフテブテ君に釘づけ

フテブテ君はとある席の前で立ち止まりました。
その席には男子生徒一人が机に伏せて寝てました

そしてその寝てる奴の首に、なんと!

さっきまで熱していたライターをジュッ

「あちいいい!」飛び上がる男子生徒。

そりゃ熱かろう。

そこで僕はその2人は実は既に仲良しで、
悪フザケしているものだと思いました、当然ね。

すると、「てめぇ、なにすんだコノヤロー」

ぜんっぜん仲良しじゃねぇッ。

しかも事もあろうに被害者くんが突っかかっていったところ
フテブテくんのパンチが被害者くんの顔面に炸裂

メチャクチャやんッ!!!

そして何故か被害者くんがフテブテくんに謝罪

え!?なにコレ?新手の間違い探し
絶対正解する自信あるわ。

そして振り向くフテブテくん、僕と目が合いました
次は俺の番か!!

つづく

 

 

 


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