無知の涙

おじさんの独り言

謎の間違い電話

2010年02月16日 | 日常

昼休み中、個人用の携帯に着信が。

個人用の携帯が鳴るなんて久しぶり過ぎて、
最初それが何を意味するのか分からなかった。

ハッとして携帯を取ってみると、よく分からない番号。


「はい」と出てみる。

「あー俺だよ、俺!」
横柄な感じのおっちゃん。

誰!?
まさか親父のマネするオレオレ詐欺か。
もしそうなら相手を間違えたな。
あいにく俺は親父がどうなろうが知ったことではないのでな。


「ねぇ!分かるよね!」
なおも続ける謎のおっちゃん。

「どちらにおかけですか?」と聞いてみた。


「え!どちらって、あれ?ねぇ、そうだよね!?」

いやいや。
質問に質問カウンターはやめろ。


「だから、誰にかけてるんですか?」
我慢強く聞いてみる。

「え?誰って、アレ?間違ったかな…」
だんだんトーンダウンしてゆくおっちゃん。


「いや、だから、間違っているかどうか確認する為に、
どちらへかけてますか?って聞いてるんです。」と僕。

僕も苗字を言えば良いのだろうが、なんか悔しい。

「え?名前はアレだけど、違うな!間違えちゃったよ!悪いな!」 プツ。


なんでそんなに名前を言いたくないんだぁぁ!
言えよ!名前を!
一人にひとつずつ 素敵な名前を!!
うぉぉぉ!

こっちから掛け直して意地でも聞き出してやろうか、
と思ったけど、次長が心配そうに「誰?」と聞いてきたのでヤメた。

これでまた掛かってきたら楽しいのに、
と思って少し待ってたけど、かかってきませんでした。



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