かく言う僕も子供の頃は
それなりに嫌いな食べ物はあった。
でも姉とは違い、なるべく食べる努力はした。
それでも食べれなかったもの。
マヨネーズ。
理由はよく分からないが、
とにかく嫌い。
あ、アレが原因かもしれない。
小学校の時に給食に出た携帯用のマヨネーズ。
アレをポケットに入れて授業中ずっと触ってて、
放課後ポッケから出してみたら、
なんかマヨネーズが温まって黄色の蛍光色に変色して、
気持ち悪ぃ感じになってたのを見たときからかもしれない。
それか、なんかあのチューブからドンロ~ドンロ~と出てくる様子が、
子供心に恐怖を抱かせたのかも知れない。
まぁ、今となってはよく分からないけど、
とにかくなんか無理でした。
牛乳も卵も好きなんですけどね。
で、高校くらいからバイトの帰りとかに、
社員さんたちと居酒屋に行きだして、
いろいろツマミを食べてるうちに平気になりました。
ツナサラダとかピザとかお好み焼きとか。
そして困ったことに、姉がマヨネーズ大好き。
それこそ人形の代わりにマヨネーズ抱いて寝るくらい好き。
あの禁断の技である、
マヨネーズのチューブ吸いを見たときは、
何かに呪われてるんじゃないか、
と本気で心配したり。
とにかくアホみたいにマヨネーズをかける。
野菜やらパンやら。
全てがマヨネーズまみれ。
それを僕は目の前で見なければならないので、
もうその苦痛ったら。
お互いにウンコ食ってる人を見るような目で、
見つめあいながら朝食を食べてる姉弟。