無知の涙

おじさんの独り言

ゼログラビティ

2013年12月18日 | 日常
ゼログラビティを観てきました。


僕は普段から宇宙空間でピタッと停止したり、他機の爆発音が聞こえてきたり、遠くの星明かりが見えたりという空想宇宙に馴れ親しんでいるが、空想宇宙は空想宇宙で蔑ろにするべきものではなく、無粋なツッコミは反って無知をひけらかす行為だと個人的に思う。

むしろ空想の宇宙表現と実際の宇宙検証はお互いを高め合う競争関係にあるとさえ思う。追い抜き、追い抜かされ、ミックスアップしてゆく。

どちらか片方だけでは成長はなかっただろう。

矢追さんと大槻教授のような関係である(違う)。


空想の宇宙を見て、本物の宇宙に焦がれる。

まぁ焦がれるとは言っても、それは「遠くから見れば、大抵のものは綺麗に見える」理論で、実際に行ったら怖くてチビチビと小便チビることになるであろう現実はさておき。


アニメで宇宙空間を的確に表現したのはAKIRAですね。宇宙空間に浮かぶSOLを破壊するシーン。アレを観て、あぁ成程と思いました。


さて、この映画の感想ですが、やはり宇宙というのは恐ろしい空間である、という事を改めて認識させられます。


見所は慣性の法則アクションとでも言うのか、何にも縛られないというのは、裏を返せば致命的な縛りを受けているわけで。

宇宙を相手に生き残る為に諦めず奮闘する一人の女性。限りなく死に近い空間で、無事に生還することが出来るのか。その目で確かめて頂きたい。