無知の涙

おじさんの独り言

花粉症の注射

2013年02月05日 | 日常

今年もアイツらがやって来る。

そう、花粉です。

というわけで、先週の土曜日にギロッポンまで注射を打ってもらいに行ってきました。

土曜日は午前のみの診療なので、できれば朝から休みたかったのですが、渋谷で仕事があるのでそうも行かず。バタバタとしてるうちにタイムリミットが刻一刻と迫ってくる。仕方なくタクシーで向かうことにしました。

タクシーに乗って運転手さんに行先を告げようとしたところでハッとする。病院ってどこにあるんだっけ?

六本木ヒルズだっけ?なんか違うよな。えーと、なんだっけ。六本木なんて出来れば近寄りたくない区域NO1なので、まったく覚えてない。今の全くの素状態では六本木ヒルズしか思い浮かばない。

「えーと、六本木のアレ、あそこ、なんつったけなあ」と依然として目的地を告げない僕に対して、運転手が多少イラついてるのが感じられる。こうなったら去年一緒に行った人に電話して聞くしかない、と携帯を取った瞬間に僕の脳内に何かが浮かぶ。その何かが読み取れればたぶん目的地が判明するのだろうが、それは都会で見る星のように小さく、微かなものである。でも次第になんとなくそれが何か分かるようになってきた。暗闇に目が慣れてゆくように、それは徐々に輪郭を伴い、やがてはっきりと姿を現した。

「そうだ!六本木ミッドナイトタウン!」

運転手「あー、六本木ミッドタウンですね」

うん。そうとも言うよね、よく。

そんなこんなでミッドタウンまでタクシーで行き、分かりづらい病院へ到着。やはりキレイな女性が受付してくれる。今回こそは女性に注射を打っていただきたいものであるが。

そうして待つこと40分。目の前の待合テーブルに座ってる小学生くらいの男の子2人が一心不乱に3DSをやっている。一言もしゃべらずに。こんなに待つのなら僕もPSP持ってくれば良かったなと思っていると、ようやく名前を呼ばれた。

部屋に入りしなに先生が言う。「今年は多いみたいだからね、辛くなったらまた打ちに来てよ」

そんなパチンコを打つみたいなノリで・・・

やはり先生が注射を打つみたいなので、観念して尻を出す。チクっとした痛みが走り、すぐ終了。1発5000円。市販の薬を延々と買い続けることを考えれば安いものである。