無知の涙

おじさんの独り言

病気なんだよ

2012年05月25日 | 旅行・散歩

Hさんはお化け屋敷が苦手である、という事を脳内にインプットしつつ、そろそろお昼です。

村内にあるソバ屋で昼食を取り、次なる目的地・・・と言いたいところですが、なんせもう日が経ってしまったので忘れてしまいました。

なんか水芸みたいなのと、にゃんマゲを見ましたね。

そのすぐ近くに「北町奉行所」があったのですが、残念ながら時間的に合わないので今回はパス。その代わりにそこで集合写真を撮ることに。ちょうどカップルがいたので、撮影をお願いしたところ快く引き受けて下さいました。

「自分らも撮ってもらって良いですか?」と彼氏サン。

「おおー!いいですよ!」とHさんが引き受ける。

さすがHさん、と感心していると、急にHさんが僕の肩を叩いて「こいつ、こう見えてもプロのカメラマンなんですよ!」とワケノワカラヌコトを言い始める。

結局そのまま僕が撮るハメに。ちょっとお!!

 

さぁ、そんな楽しい時間もそろそろ終わりが近づいてきました。15:00には電車に乗らないので、ここで観覧は終了。最後に屋形舟に乗って村内の川を下っていきます。

この川にはオビタダシイ数の鯉が生息していて、人の気配を感じるとエサを期待して寄ってくる。とうぜん屋形船の廻りは鯉だらけ。口をパクパクさせながら近寄ってくるその姿はなかなかカワイイもので、一緒に乗ってた子供たちも大喜び。

そんでその鯉ですが、なんか頭に傷がある。血が滲んでいるような。

一緒に乗り込んでた家族がその傷に気がついて心配している会話が聞こえてきます。

子供「ねぇ、この鯉ケガしてるよ~」

母「そうね、屋形船にぶつけちゃうのかしら。かわいそうね」

子供「かわいそうだねー」

なんとも平和な会話。そうだね、かわいそうだね、と乗り込んでいた誰もが思った瞬間、Hさんが言いはなつ。


「この鯉、病気なんだよ~~!」


び・・・

子供「・・・・」

母「・・・・・」

一同「・・・・・・・・」

鯉に伸ばした手をスッと引っ込め。鯉の病。鯉に鯉焦がれ鯉に泣く。一瞬で静まり返った屋形船なのでした。

 

めでたしめでたし。

これで鬼怒川の旅は終わりです。