無知の涙

おじさんの独り言

パチンコ店火災で考える

2009年07月06日 | まじめ

どうやら大阪の方でパチンコ店の放火事件
があったらしいですね。

死者も出るような大惨事。

30歳くらいの男がポリタンク内の液体(ガソリン)を、
ぶちまけたて火を点けたとか。
そして男はそのまま逃走。

最近の事件は犯人の犯行動機がかなり混沌としているので、
本人の口から聞くまでは動機を特定するのが難しい。

①ただムシャクシャして火をつけた。
②パチンコ店内に怨恨対象がいた。
③負けた腹いせ。
④その他

どれにしたって、この事件は殺人放火という極めて重大な事件であるし、
亡くなられた方や御遺族は本当に浮かばれないであろう。

③であって欲しくはない、と思う。

③であった時点で、
これはもうパチンコが遊戯の域を超えてしまっている証だと思う。


最近のスペック、ホールの売り上げ、
そういうことはひとまず抜きにして、まず打つ側の問題。

打たなくても良い、という選択肢があり、
それでも打つことを選択した時点で、
辿りついた結果は自己責任である。

すべからく打ち手は、ここに立ち返らないといけない。

ここに立ち返れないと、台を殴ったり、
不毛な嫌がらせを店にしたりする。

ギャンブルというか、
社会の理念として、
胴元が損をするというのは有り得ない。

要は「打ち手が負ける」のは理(ことわり)なのである。


遊戯、なのである。
楽しい時間を過ごす為に打つ。
結果、負けても。
なかなか負けて楽しいとは思えませんけど。


最近はあまりに客をバカにした感じの台が増えて、
打っていても楽しくないので打つことをヤメてしまったが、
そうだと思う。

これまで負けた金額だって、
別に惜しくはない。
確かに楽しかったから。

今のパチンコに金だして打つ価値があるのか、
非常に疑問である。

パチンコが嫌いになったワケではないので、
甘デジくらいは打とうか、という気にはなるけど、
どうもホールへ行く気にならない。

③であった場合は、
打ち手も、メーカーも、店側も、
他人事だと思わないで、それぞれ真剣に考える時が来たのだと思う。

 

 

 

 


裁判員に異義あり!(改稿)

2008年11月13日 | まじめ

以前に逆転裁判の記事を書いてから、
逆転裁判1逆転裁判2逆転裁判4 をクリアしてしまい、
ちょっと寂しい感じです。

1、2はさすがに何度もプレイして覚えていますから
アッサリとクリアしましたが、4はちょっと難しかった

初期プレイの方がサッサとクリアできたような。

その記事の最後にちょっとだけ触れました裁判員制度
来月には第1回目の通知が選ばれた人のもとに届くとか。

ニュースでシミュレーションをやってました。

裁判員は6人ほどで、弁護士3人が裁判官役。
基本的に全員が同じ判決になるまで審理されるそうです。

事件の内容は、
酔うといつも暴力を振るう酒グセの悪い兄を、
弟が殺害してしまう、というもの。


弟は暴れる兄の足をガムテープで固定し、
兄の体を俯せにして、顔を枕に押し付けたのである、
息の根が止まるまで。

無罪か?
有罪か?


争点となるポイントは、弟に殺意があったか?

なお、兄の後頭部には、弟に顔を押し付けられた際に、
その圧力によって出来た傷が発見されている。
頭皮が弟のツメでめくれ上がっていたのだ。

被告(弟)の証言
・兄は酔うと乱暴をする
・植木鉢を投げ付けられたので、足の自由を奪った
・枕に顔を押し付けるのは、いつもやってる事だった。
  暴れる兄を寝かしつける為に。

この時点での裁判員の評決は、
有罪2
無罪4


ちなみに僕も有罪。

枕に顔を押し付けている時点で、
兄はいつでも窒息する状態にあった。
もし本当に毎回枕に顔を押し付けてるのであれば、
たまたま死に至ったのが今回の事件であったということ。

いつでも死ぬ危険はあったし、いつでも殺す気はあったのだ。

意見が一致するまで審理は行われるので続行。

しかし、最初から証拠の少ない上に
新しい証拠が出てくる訳でもないので、
審理は平行線である。

ここで一つのポイントが。
弟が兄の顔を枕に押し付ける力の強さを物語る兄の頭皮傷。

それは弟の殺意を表す証拠ではないのか?

だけど何故そこまで力を入れ続けなければならなかったのか?
そこで明らかになる一つの事実。

兄はかなり弟に対して抵抗したようで、
力を弱めると頭突きをしてきたという。

ここで
有罪1
無罪5

そして裁判官役である弁護士から一言。

疑わしきは被告の利益に
なんかそんなような発言。

要するに白黒の判断できない場合は、
被告の有利に解釈する考え方があるそうだ。
ここで満場一致の無罪判決。

そうなのか?
本当にそうなのか?

窒息させられそうになってる人間が、
無我夢中で抵抗しているのを、
それ以上の力で押さえ込みのは殺意じゃないのか?

僕だって枕に顔を押し付けられて窒息しそうになったら、
頭突きでもなんでもするよ。
ただ、弟の顔面にそんなに威力のある頭突きはできないだろうが。



反発する力を、それ以上の力で押さえ付ける。
これは相当な力である。

それこそが被告の殺意の証拠じゃないの?
植木鉢も投げ付けられている。
頭に血が昇って、今日こそは殺してやろうと思ったのかもしれない。

それに頭突きをしてきたというのは単に被告の証言で、
ケガの跡もなければ、証拠もない。

最後の焦点になったのは、
頭突きをしてきた、
頭突きをされると相当に痛い、
だから被告は恐ろしいまでの力で兄を押さえ付ける必要があったのだ、
という部分。

証拠ないじゃん。
頭突きをした証拠が。
被害者の体勢を考えると、どうも不可解なのだ。
どうやって頭突きをするのか?

でも意見が一致してしまったので終わり。
恐ろしいことに、状況証拠だけで審理されてしまったのだ。

感情論で言えば、被告にはとても同情する。
酒乱の身内を持つ苦悩というのは、
味わった者しか分からない。

あの恐怖は確かに自己の防衛本能を最大に高める。
殺意だって沸く。

だが、酒乱の人間を無力化するのならば、
布団に俯せで押し付けるだけで済む。
枕は必要ないのだ。

窒息して死んでしまう可能性を発生させた時点で、
それは紛れも無い殺意だ。
と、僕は最後まで有罪の意見を変えるコトができなかった。

このシミュレーション、全部て16グループで行われたらしく、
無罪14グループ
有罪1グループ
裁決できず1グループ
という結果だったそうです。

市民に裁決を委ねるのは、
市民には良心があるから、
と裁判員制度に関わった人物が言っていたが、

必要なのは良心ではなく、
真実を見抜くことだと思うのですが。

裁判員の通知が来たら、
とりあえず断ろうと思います。

あまりに無駄だから。


振り込め詐欺

2008年10月10日 | まじめ
地下鉄を利用すると、
そこらじゅうに

振り込め詐欺

に関する呼びかけ的な広告を目にする。

そんなに多いかね。
逆にこれだけ広まってるなら、
騙される側ももう少し冷静になる必要があるように思うが。

騙す奴が完全に悪いのは決まってる。
でも騙されたら負けなのだ。

そういえば、
振り込め詐欺の電話を取った少女が、

銀行に行って米を振りまいている

というギャグがあったけど、なんのマンガだけ?


騙す側が絶対に悪い。
これはもう真理。

でも、騙す奴は絶っっ対に消えない。

イジメと一緒で、
人間が複数集まれば必ず発生する現象なのだ。

そうなると、
やはり騙されたら、そこで負け。

他人事で言ってるワケではない。

僕も以前に騙されたコトがあるのです。

けっこう傷ついた。
でも自分がバカだったんだ、と反省しましたね。

消化するには、そう思うしかなかった。

コトの始まりは13年前、
20才の誕生日の前日に起こった。

さよなら

2008年09月09日 | まじめ
昨夜はおばあちゃんの通夜に行って来ました。

本当に久しぶりに母方の親戚が集まりました。

ん?集まってはいたのか。
いつも僕がいなかったダケ。


父方、母方問わず、
親戚中みんな真面目で、
こういう場では肩身が狭くて。

医者だったり、公務員だったり、とある路線の車掌だったり。

僕はもう中学の時にドロップアウトしてるのが知れ渡っているので、まぁ自然体でいられるけど。

おばあちゃんの顔を見ました。

そのあと親族で食事会があり、
息子、娘3人の思い出話しが始まりました。

やはり、おばあちゃんの思い出話。

みんな口を揃えて、
おばあちゃんは厳しい人だったと語る。

ちょっとショックでした。
あんなに優しかったのに。
2時間ほどそうして終了。
最後に孫一同で、おばあちゃんにサヨナラしました。

やけに遺影のおばあちゃんの顔が怖く、ずっと気になっていたので聞いてみました。

「そう?おばあちゃんは、いつも怒ってたから、別に普通だと思うわ」

あんなに優しかった、おばあちゃんの事ですから、敢えて身近な人たちには厳しく振る舞っていたのだろう。

まして早くから夫を戦争で亡くし、子供4人を一人で育てていかなければならなかったのだ。

人に厳しくする事に対して、誰よりもおばあちゃんが辛かっただろうと思う。

でも、みんな分かってるから。

僕も決して忘れないよ。
さようなら。