「差不多」的オジ生活

中国語の「差不多」という言葉。「だいたいそんなとこだよ」「ま、いいじゃん」と肩の力が抜けるようで好き。

とことんルパン

2008-07-30 | つれづれ
BSアニメ夜話で28日から「とことんルパン」を上映中です。4日間の合計が17時間! さすがに全部はみられないけど、なつかしーーー!!大好きでした。最近のお馬鹿モードじゃない、ニヒルでクールな初期ルパン。銭形警部もいまのようなひょうきんな存在ではなくクール。いつからあんなバカの役回りになったのでしょう? ただ、次元大介は最近のほうがかっこいいですね。昔はけっこう目が出ていて、慎重でもなく、かえって最近のルパンみたいに軽佻浮薄な役まわりだったとは。それにしても昔のアニメってまさに手作り感いっぱい。いまみるとかえって新鮮です。

久しぶりの「顔」

2008-07-27 | つれづれ
待望久しい(?)「顔」シリーズの復活ですといっても、また単発で終わり、思い出したときにアップすると思いますけど。



リモコンの裏側です。寝転がって撮ったら、なんだか怪獣に襲われているような気分になりました。はい。それだけ。以上です。

ブログ通信簿

2008-07-26 | つれづれ


夏休みだから通信簿? ブログを採点してくれるというページに自分のURLを打ち込んで出てきた結果がこれ。ま、内容はいいんです、どうでも…でも、でも、ブログ年齢56歳!? ショックです

実年齢よりも10歳も上そんなにジジくさいかなあ。まあ、オジであることは自他共に認めますけど、ジジではないと思ってますよ。

ま、「文化祭実行委員」には思い当たる点が多々あるのでなんだかドキッ。これからこのブログは児童文学掲載ブログにしましょうか。

みなさんの成績はどんなかな?

2008-07-24 | つれづれ
今日は土用丑の日。やはり食べたいです。でも、今年はいろいろありましたからねえ…

というわけで、ふと浮かんだのが替え歌。

ウーナギ、うなぎ、何みて食べる?
眉唾つーけて、ツヤ見て、たーべーる。
(15夜お月様のメロディーで)

お粗末!
結局いただきました。やっぱり、おいしいっす!

20世紀少年の塔

2008-07-23 | つれづれ
汐留(日テレ本社がある場所です)に行ったら、写真のようなものが風に揺れてました。わかる方にしかわからない話ですが、「20世紀少年」に出てくる「友だちの塔」。宣伝文にもある通り、8月に実写版で映画公開なのだそうです。正直いって、浦沢さんの作品の中ではあまりできがよくないと思っているこの作品はかえって映画のほうがよいのかもしれません。でも、あのスケール感をどう描くのでしょう。また日本映画お得意の、ちまちまとした人間関係に特化して、政治家などの描き方もぜんぜん重厚感なく、ホームドラマ的に撮ってしまう、そんな危惧を抱きますけど



ま、なにはともかく、このタワーは写真に収めねば、という感じで撮影しちゃいました。

崖の上のポニョ

2008-07-21 | 映画
新宿ピカデリーの杮落としということで出向いて観た作品がこの日(19日)公開の「崖の上のポニョ」。言い訳すると、全然見るつもりは無かったのですが、時間が合うのがこの作品だったので…ところが、観終わった感想は「おお、ラッキー!」。瓢箪から独楽でした。

いろいろ考えると「なんじゃいな?」の作品なのです。なにせ、人魚姫の物語をジブリ作品にしたようなものですから。科学的にも矛盾だらけというか、ありえないことばかり。しかも基本的に登場人物は善人ばかり。でも、それを大人の鑑賞に堪えられるようにするのが、さすが宮崎駿監督です。純粋に楽しい。アニメってまさにこうしたものだよね、という映画になっています。小難しい話を抜いた、ジブリの作品系譜でいえば「トトロ」からいきなり連なる作品とでも申しましょうか。見終わった後のホクホクした暖かな心持は、まったく期待していない「どうせお子ちゃま向けだろ」という偏見を裏切るもので、うれしかったですね。「生まれてきてよかった」という映画の宣伝は嘘ではないです。多くの人はこの作品からそんな感情を抱くのでは?

惜しむらくは声優をつとめた所ジョージが全然うまくないこと。もったいない…あと、映画とは無関係ですが、3万円のプラチナシートなどで話題を集めるピカデリー新宿への不満が一つ。帰りの下りエスカレーターが危険! 降りきったところが売店で、ほとんどエスカレーターとの距離がない。必ずといっていいほど一瞬人が立ち止まります。後から後から人は降りてくる…いまに将棋倒しの事故がおきかねません。構造上の欠陥だけに、早めに修復すべきでしょう。

あ、あとたぶんなのですが、あのついクチをついてしまう主題歌「ポーニョ ポーニョ ポニョ さかなの子」というやつを歌っている女の子が、どうも19時からの回を見ていたように思います。というのも、エンディングが終わって劇場が明るくなった瞬間に、あの歌を歌う子どもの声が聞こえたのです。周りの人たち同様、私も「あ、歌っているな。かわいいな」と暖かい眼差しだったのですが、この子、まず第一にあまりに主題歌にそっくりな歌い方。で、さらにはフルフレーズで2番まで歌ってるのです。先頭部分だけなら、「まあ、かわいい」なのですが、一瞬聞いただけで全部は無理です。で、これまた周囲の人たちの反応と同様に私も「あ、主題歌を歌っている子が来ているんだ」と推測せざるをえませんでした。そうだとしたらなんだか、ラッキー!です。

なにはともあれ、何も考えず幸せ気分に浸りたければお奨めの作品です。以下、ちょっとネタバレっぽくなりますので、ご注意を。蛇足ですが、最後の最後の場面、「王子様のキス」をああいう形で女の子が求めるのは、いかにも今日的ですね。ほほえましかったです。

子供のためのシェークスピア「シンベリン」

2008-07-19 | つれづれ
今年も行ってきました。子供のためのシェークスピア。今回は「シンベリン」という作品ですが、はずかしながらどんな作品かは観るまで全然知りませんでした。

喜劇でした。で、これが底抜けに面白かった。相変わらず山崎清介さんの演出はお見事。いつものように、古い学校の教室に置かれたような木製の机とイスだけが舞台装置です。手拍子で場面転換をはかり、ひとり何役もこなすさいの「変身技」もお見事です。なにより、ふざけたようにみえながら、シェークスピア劇のエッセンスをきちんと抽出(って、今回のは初めてみるのですけどね)、押さえた上で、わかりやすく提示するワザは感激です。

シンベリンって、なんだかシェークスピア喜劇の「お約束」的なものを総まとめにしたような内容なのですね。引き裂かれた恋、女性の男装、忠実な下僕の計略、仮死薬、王の子どもと知らずに育てられた子ども等等。

今回の舞台は昨年までと違い、東池袋の「あうるすぽっと」という豊島区の施設でした。余計なものをそぎ落としたシンプルなつくりの劇場で、ハードよりも内容に力を入れている雰囲気が漂い、好感が持てました。

あ、そうそう、子供のためのシェークスピアはいよいよ韓国上演です。いまギスギスしていますが、大丈夫かなあ。少し心配ですが、ぜひ成功させてほしいものです。来年はいよいよ15周年記念で「マクベス」がすでに上演決定です。観に行きたいです!

対決―巨匠たちの日本美術

2008-07-18 | つれづれ
上野の国立美術館で開催中の「対決―巨匠たちの日本美術」を見てきました。平日だったのですが、すごい人出! まあ、企画展としての視点が面白いですよね。アイデアの勝利といったところ。日本の歴史に名を刻む芸術家を、ライバルや師弟関係などで2人ずつ組み合わせて国宝や重要文化財などの名品を「対決」させる形で展示しているのです。

例えば、雪舟vs雪村、狩野永徳vs長谷川等伯、円山応挙vs長沢芦雪、伊藤若冲vs曽我蕭白など12組。正直、私にはあまりわからないものもありましたが、面白いと思った比較は先にあげた人たち。

雪舟は生真面目で硬そうなそうな人柄を感じ、絵からは殺気というか、見るものの背をピンと伸ばさせるような雰囲気が漂います。対する雪村はのびやかで、頬が緩む感じ。

狩野永徳と長谷川等伯はほんとに歴史上でライバルで、特に画壇の中心だった永徳にしてみれば遅れて来た等伯の才能は脅威以外の何ものでもなかったのでしょう。でも、永徳も素晴らしい。豪快な襖絵で、独特の誇示・強調の手法は圧巻。対する等伯の消え入らんばかりのボンヤリとした墨絵も素晴らしい。深山、森の中に分け入ってもやに立ち込められたかのような錯覚さえ感じます。襖絵という平面の中に奥深い世界が存在している。

円山応挙と、その弟子(破門説もあるそうですが)長沢芦雪。これは題材も同じ「虎」の襖絵。いずれも見事ですが、芦雪の虎は襖という檻が狭苦しそうなほど勢いあって飛び出してきそう。応挙の綿密な描写力もさすが、というばかり。

私的には最も面白いと思えたのが、伊藤若冲と曽我蕭白。そもそもがあまり見たことがなかった人たちなのですが、18世紀京都で活躍した、どちらかというと正統派画壇からは異端的存在と見られていたような絵師なのだそうです。ほんとに二人ともその特異な才能に驚きます。若冲の、対象を凝視し続けた末に描いたように感じられる絵。特に鶏がたくさん描かれた襖絵は、鶏たちが生き生きとしている。写実的でありながら独特のデフォルメも入っていて、みていて飽きがきません。対する蕭白はまさに鬼才! 現代に出現してもさぞや面白いものを生み出すのではないかと思います。なんと表現しましょうか、どの絵も「目」が独特。じっと見つめあうと、笑えるような、怖いような、こちらの心の持ちようでいかようにも感じられそうな目です。それに竜や仙人を題材に選んでいることからわかるように、自由奔放な構図と動きの表現。墨絵の中に色彩を施すなどアイデアも斬新。ただただ面白いと思えました。

総じていい企画と思いましたが、残念なのは運慶vs快慶と鉄斎vs大観。「え、これだけ?」という作品数(だって、ひとり1作ですよ、この人たち)で、全然楽しくない。あと、配置の問題で一言苦言。第1会場入り口に運慶vs快慶の仏像を置いてしまい、絵と違ってぐるっと像の周りを眺めようとする人が多くなり、ただでさえ込む入り口が一層人でいっぱいになっていました。やはり入り口は絵にしておいた無難だったのでは? 第2会場から先に見て正解でした。

さてさて

2008-07-17 | つれづれ
さてさて、人の心とは不思議。自分の中にまだ燃え残りの情熱があったのかと思い、ワクワクする気分があると同時に、不安感もある。いまさらなあ…でも、この歳になってまだチャレンジできるのは幸せか。緩んだネジを巻きなおし、さびた部分に油をさすとしますか。まあダメだったらダメで、そのときはそのとき。もう若くはないのだから無理はきかないけど、やれることはあるはずと思いたい。

「道は開ける」

2008-07-16 | 
まあ、有名すぎるほど有名なデール・カーネギーの「道は開ける」。「悩み」への対処法、ノウハウをまとめたロングセラーですよね。てのはあまりこうしたハウツウ的というかビジネス書とういうか、まあ「成功書」みたいなものは読まないのですが、尊敬する知人に薦められて手に取りました。

一日ごとに考える、忙しくする、文書にするとか、よく言われたり、実践したりすることを体系的によくまとめていると思いました。ただ、日本や中国に関する話の中にちょっと引っかかる部分あって、少し鼻白む部分も。いわゆるポジティブシンキングのように自分自身のものの見方を変えることが重要というのはある意味わかるのですが、現実社会、生活を変えるべき場面で、その「自分が変われば…」というのはちょっと違和感がありました。

とはいえ、こうした本を手にしたぐらいだからなんとなくお分かりかとおもいますが、珍しくちょいと考えることがありまして…そんな状態の私には確かに役に立つ部分がありました。安心感を得たというか、誰もが直面すること、と再認識したというか。誰もが抱える共通の課題だからこそこうした本がロングセラーになっているのでしょうね。奥歯にモノがはさまった書き方、恐縮。

お盆

2008-07-13 | つれづれ
東京ではお盆の季節で、今日は迎え火をたきました。いつから始まった習俗なのでしょうか? なんだか不思議な気はしますが、要は遺族の心の平安の手段なので、こういう形もありかな、と思います。

何が不思議かって? だって、仏壇に向かって拝めば仏壇に霊魂があると考えるわけで、墓に向かえば墓にいる。となれば、わざわざ「迎え」をしなくてももともとから日常的に身近に、当方が望む場所に存在してくれているわけですよね? これって屁理屈?あ、そうか! いま書きながら思ったのですが、仏壇やお墓は単なる窓口、通信手段みたいなものなのかな? 天国にいるであろう魂に話しかける場。それがこのお盆の時期には実際に家に来てくれる、と考えれば合理的(?)な説明がつくかな。ま、四の五の言わないで要は亡くなった人を想い、しのぶ時ということでちゃんとわかっているつもりです。はい。

戸塚洋二さん死去

2008-07-11 | つれづれ
ニュートリノ研究実績で、ノーベル物理学賞に最も近い日本人といわれていた戸塚洋二さんが昨日亡くなったそうです。ご冥福をお祈りいたします。なんで反応したかというと、まさに昨日発売の月刊「文藝春秋」に立花隆さんとの対談「がん宣告 『余命十九ヵ月の記録』」という文章が掲載されて、それを読んで感動していたから。

この文章を読んでから死去の報に接し、慄然としたのです。文春の記事は感動します。この方は徹頭徹尾、まさに死のそのときまで物理学者だったのだ、と。

自己の病状を逐一データとして記録し、医学が個体差を理由にデータベースの構築を怠っている現状を憂い、「個体差がありすぎるから、各個体に対してデータや数値を細かく出して分析するべきなんですよ。そうすれば固体ごとの違いが見えるはずなのに、それをやらない」と発言されています。こうしたデータの蓄積で、「この抗がん剤はこのステージで効く」などより適切な治療ができる、というご主張です。

ご自身のことをここまで客観的にみられる精神、実践は驚きです。そして、記事の話題は輪廻転生や死の受容といったことに踏み込んでいくのですが、そこでも物理学者ならではの時空の消滅や多元的宇宙論などを踏まえて話されている。やはり「その道」を極めた方はすごい、と頭が下がりました。心よりご冥福をお祈りいたします。

篤姫

2008-07-10 | つれづれ
いまごろ感想もなんなのですが、NHK大河ドラマ「篤姫」はいいですね。宮崎あおいさんの演技力が光るし、いまは堺雅人さん演じる徳川家定との夫婦の情愛を深めていく様がお見事。で、前回の放送は泣かされました。二人の絆が深まる様子があまりに美しく、その一方でおそらく来週から篤姫を襲うであろう怒涛の不幸の連続を後世の時点ですでに知っている私は、美しさの反動の切なさに、涙腺が緩んでしまって…

しかし、この主人公設定は一歩間違えると昨年同様に大失敗のはずでしたが、さすが原作が宮尾登美子先生。グイグイと歴史の脇役を中心点に持ってきていますね。

ああ、来週から見るのが辛い。でも、きっと宮崎さん演じる篤姫はそんな苦労にも揺るぐことなく自分自身を貫くのでしょう。そのけなげな姿をみてみたくてたぶん見続けるのでしょう。

キュヴェ・アレクサンドル・シャルドネ

2008-07-09 | ワイン
すみません、2日続けてワインの感想です。「キュヴェ・アレクサンドル・シャルドネ カサ・ラポストール 」というチリワインの05年を飲んでみたら、これがおいしいんですよ。だから連日ですけど感想文。

色は濃いイエロー。透明感もあって、きれいです。香りが複雑で、桜桃や杏のような甘い香りに、ヨーグルトのようなMLF由来の香り、木樽によるバニラやナッツの香りがはっきりと感じられます。ふくよかな印象。

味わいは、酸味がまろやかで、シャープというよりも暖かな感じがします。若々しいのですが、大人びているとでもいいましょうか。凝縮感もあります。お値段が3000円を超えて、私の中では「お高め」部類に入ってしまうので、さすがにデイリーでカパカパというわけにはいきませんが、たまにはまた飲んでみたいものです。チリワインは確かにコスパがいいですね。

長野メルロー06年

2008-07-08 | ワイン
メルシャンが造っているワインに「長野メルロー」というのがあるのですが、06年のヴィンテージで初めて口にしました。実は、あまりこの会社に対していいイメージを持っていなかったので、ちょっとびっくり。やわらかな口当たりで、酸味もほどよく、渋みはまろやかで実に飲みやすい。

メルローらしいといわれる香りとはちょっと違う感じがして、あまつさえヴェジタルな臭いまであるので一瞬、カベルネフランかと思ったぐらいですが、色合いは薄く、どうもやはりメルローなのです。やわらかな味わいと、木樽に由来するローストした香りなど香りも複雑で、繰り返しですが、大変飲みやすく上品なお味。悪く言えばおとなしい個性のない味、ということにもなるのかもしれませんが、私のようなワイン初級者にはなかなかにいいお味です。これはお気に入りに加えたいと思いましたよ。