「差不多」的オジ生活

中国語の「差不多」という言葉。「だいたいそんなとこだよ」「ま、いいじゃん」と肩の力が抜けるようで好き。

「バニーズほか」

2006-02-28 | 
「短編漫画集 バニーズほか」(小学館)といってもご存じない方がほとんどでしょう。私も先日の朝日新聞読書面の書評で初めて知りました。笠辺哲さんという方の作品です。

帯にもありますが、ほんとに脱力する漫画です。SFからしんみりした感じの話まで多種多彩。共通しているのは、「はあ」という感じでカクっと肩が落ちるような脱力感。いいんです、これが。

絵は、昔の「ガロ」あたりに掲載されそうな,一見するとちょいとおどろおどろしい感じ。でもよくみるとそこはかとなく愛嬌がある。「悪人」(「日ノ丸不動産」のおやじとか。読まなきゃ何のことやらでしょうけど…)も然り。水木しげるをお湯で割ったような絵とでも申しましょうか。ストーリーは…説明しようがないですね。ほんと。

これが初の作品集だそうですが、はまる人にははまりそうな漫画。ちなみに私は…はまり派。これはいいです。そこはかとない脱力感。無理がない。うまいです。今後の作品に注目したいところです。

空也もなか

2006-02-27 | 
初めて食べた銀座の「空也もなか」。実は全然知らなかったのですが、偶然いただきました。これはおいしい!!

焦げたような味の厚手の皮。こんなに厚くて香ばしく、味がしっかりした皮は初めて。あんこも噛みごたえがある、というとちょっと変な表現ですが、もっちり、しっかりとした味わい。飴のような甘さですがとても上品。

最中は仙台の「白松がモナカ」が大好きで、ほかの最中はあまり好きではなかったのですが、今回の「空也もなか」はびっくりでした。全く知らなかったなんて、ただただ不明を恥じるばかりです。きけば昔から有名なお菓子だとか。なんと夏目漱石「我が輩は猫である」にも登場するそうです。

予約以外では購入できないのが残念ですが、10個900円といいますから良心的。今度は予約して自分で買ってこようっと。

「ウディ・アレンの浮気を終わらせる3つの方法」

2006-02-26 | 
言葉の芸術家というか機銃掃射手というか、ご存知ウディ・アレンの本です。

3本の喜劇を収録。物語自体はいつものアレンのパターン。夫や妻が、それぞれのパートナーに隠れて恋し、セックスをし、別れようとしている。それが表面化して、どたばたが始まる。

大筋だけ書くと陳腐ですよね。でも、それがアレンの手にかかると途端に生き生きとした展開になる。予想もしない台詞が出てきて場面が急展開、攻守ところを代えたり、悲劇が喜劇に転じたり。

とにかくいつもながら台詞が面白い。言葉の機銃掃射であたるを幸い切まくる。だから、くすくすと最初から最後まで笑いっぱなしです。台詞はいかにもアメリカ、という感じがしなくもないですが、人間の本質なんてどこの国でも同じでしょう。特に男女のお話は。

というわけで、「おもしろうて、やがて哀しき」人間の性!なのでありました。

久しぶりのお買い物

2006-02-25 | つれづれ
冬物の愛用のコートが破れてしまった。

というわけで、こんな時期になって冬物コートを買いにデパートに。もうすでに世は春物の販売にはいっているというのに…

でも、セールで残っている冬物は少ないながらもあるものですね。4軒のデパートをはしごして、ようやくまあまあの品を発見。ほんとは別の品でいいのがあったのですが、サイズがどうにもあわない。こればかりはこのシーズンでは仕方がない。まあお安くなっていることだし、まだ冬物は必要と思って購入しました。

久しぶりのデパートだったので、見るものすべてに購入意欲を刺激されてしまった。勢いでジャケットとパンツにまで手が…。いやー、なんだか久しぶりに買い物したなあ、という感じ。

ちょいと支払いが心配だけど、ま、たまにはいいか。

横浜カレーミュージアム

2006-02-23 | 
先日、横浜は関内駅前のカレーミュージアムに行って来ました。日本各地で評判のカレー店を集めて、一箇所で「食べ歩き」ができるようにした場所です。食べ歩き用に600円の「お試しサイズ」というのを各店が用意。今回は「パク森」と「ハヌマーン」の2店でこのお試しを食してきました。

まず「パク森」。テレビチャンピオンのカレー職人選手権でも優勝したお店。野菜とフルーツをたっぷりじっくり煮込んだフルーティでヘルシー感あるカレーです。ここの名物パク森カレーは、まず外観が変わっている。ご飯を平べったい台地のようにした上に、まるで屋根をかぶせるように、やはりペッタリと平べったくしたひき肉たっぷりのドライカレーをのっける。ご飯台地のふもとにはカレーソースが波がよせるかのように迫る。

ドライカレーだけの味でもカレーソースだけの味でも混ぜても、いずれも楽しめて味もGOOD! 通常の味ではやや甘めなので「やや辛口」か「辛口」に味を変えてもらうのがよさそう(というかこの後日、てのは市ヶ谷にある「パク森」にも行って辛口を試しました。これが正解というのが私の味覚)。一気に食べてしまいました。

うーん、マイルド。という感じ。ドライカレーとカレーソースのコラボレーションが(って、はやり言葉を使っているだけで無意味也。そうはいっても)いい味出してるんです。

次に行ったのが「ハヌマーン」。ここはスパイシーなインド風カレーソースがうりです。液体状のソースに、ぱさぱさの小粒なおコメがよく合う。ご飯にかけるとすーっと染みていく。辛口チキンを食べたのですが、チキンにもソースの味が染み渡る感じ。あとからジワリと辛さがしみて汗が出てくる。これまたパク森とはまったく違った味で「口福、口福」とおもわずつぶやくのでありました。

ああ、おいしかった。カレーって飽きないですよね。時間がなかったのでこの日はこの2店だけでしたが、沖縄のカレーも船場のカレーも食べてみたかった。

あと、このミュージアムには各地の変わったカレーなどを販売するコーナーがあります。トド肉やエゾシカカレー、サバカレーなどちょっと珍しいものも。食事とあわせて小1時間は楽しめる場所なのでした。

「のだめカンタービレ」

2006-02-22 | 
ようやく追いつきました。漫画「のだめカンタービレ」。14巻まで出ていますが、ようやくというより、読み始めたら一気に追いついた。そんな、面白さ満点の作品です。

本屋さんでは平積みになっている人気作品なので内容は省きます。クラシック音楽を舞台にしてこんな笑える漫画ができることにしばし絶句。とにかく出てくるキャラが主人公「のだめ」を筆頭に奇行・奇癖のひとびとオンパレード。しかも、なんとなく芸術の世界にはこんな人がいそう、と思わせるのがうまい。

舞台こそクラシック音楽ですが、要はラブコメというかギャグ調恋物語。音楽の知識なんてまるでない私でも笑えるし、音が聞こえてくるような漫画です。

特にのだめが留学目指してコンクールに挑戦する場面は愁眉。必死さを必死と思わせないで滑稽さと結びつけ、笑わせる。でも、千秋を想う心にちょいと引き込まれる。そうかと思えば、ハリセン教師とのどたばたのやりとりでまた笑わされる。一筋縄ではいかない展開にぐいぐい引き込まれます。

日本での学生時代はほんとに面白い。それだけに「のだめ」がヨーロッパに渡ってからの展開は、2人の関係が進んだことや千秋がオケを任されるようになったことなどでやや幅が狭まったような印象があります(「裏軒」が出なくなったのが個人的にはすごーくさびしい)。

とはいえ、世界を舞台に個性豊かな奇人のオンパレードは相変わらず。パリの橋の上での「別れ話バトル」はけたけたと笑えました。今後の展開も楽しみ!

「袋小路の男」

2006-02-21 | 
「沖で待つ」で芥川賞をとった絲山秋子さんの「袋小路の男」。川端康成文学賞受賞作品です。

表題作はなかなか味がある作品でした。自分の才能にナルちゃんがはいり、世を斜に構える美形「俺様」男。その1年後輩の女性が、彼に高校時代に恋する。でも手を握るわけでもなく、時折電話したりお茶を飲んだりという関係がそのまんま10年以上。恋人とも呼べない、友達ともちょっと違う不即不離の関係が続く。

その女性の心の動き、というか心の揺らめきをうまーく表現してます。一途な恋心。声を聞くだけで震えそうな純真とでもいうべき想い。なんというか昔の高校生の、淡く初々しい恋心みたいなものがうまく描けた作品です。

ねじれているけどまっすぐ。喜劇だけれど哀しい。ういういしけれどしたたか。なんといったらいいか、そんな反対語をたくさん対にして並べたくなるような内容でありました。

で、この作品はいいんです。私好み。でも、本には表題作以外が2作品収められている。表題作で恋心の対象となった男性の視点で書いた作品は、私に言わせれば「蛇足」。せっかく表題作で余韻たっぷり、書かない余白の部分でいい世界を作ったのになんだかがっかり。

さらにもう1作品収録しているのですが、先の2作品とはまったく関係がない内容。「えっ、なに?」という感じ。バランスが悪い。作品単体としてはいいのになんでこんな収録の仕方をしたのか、編集者の見識を疑います。もったいない。

でも総じていえば、人と人の微妙な距離感を描くのに長けた小説家だな、という印象を持ちました。ほかの作品もおいおい読んでみたいと思いました。

ローソンのドーナツ

2006-02-20 | 
最近、といってももう2ヶ月ほどですが、ローソンのドーナツというのを時々仕事中に買ってはおやつとして食べています。

コンビニは、職場のもっとも近くにあるのがローソンなので必然的に使う回数が多い。Edyが使えるので、ほんとはampmをもっと使いたいところなのですが、正直いって品揃えはローソンやセブンイレブンのほうがいいですよね。

閑話休題。で、ローソンのドーナツって100円から120円程度(70円のミルクドーナツも売っていますが、話題にしているのは山崎パン製の今年のニューフェースのドーナツ)なんですが、決しておしいものではありません。妙に甘ったるい。でも、なんといっても手ごろな価格と手ごろな大きさでつい買ってしまうんです。

でも、甘く見られたものです。もう少し味をなんとしてほしい。最近は男性がコンビにで甘いものを買うケースが増えているそうですが、この程度でごまかされるんじゃあさびしい限り。甘けりゃいいというものではないでしょう。

え、100円で文句をいうなって? うーん、確かに許容範囲なのかも。だからこそ食べているわけで。でも、どうせならもうひと踏ん張りしてほしい。仕事中に時間をかけて遠くまで出向いてお気に入りの甘いものを買うわけにもいかないし、コンビニさまにすがるしかないわけですから。日持ちするお気に入りの甘いものを備えようかなあ。

大局をみよ

2006-02-19 | つれづれ
よく「些事にこだわらず大局をみよ」ということをいわれます。でも、これっていつも思うんですが、難しいですよね。だって、大局がどこでどれが些事かがわからないから、えてして些事にこだわってしまうわけで。

当人にはそのときには、その些事こそが大局だと判断されているのですから。「これは些事だ」とわかってこだわるとすれば、それはきっと意地とか、面子とか違う理由からでしょう。大局とは何かがわかれば苦労はないから、冒頭のアドバイスってすごく役に立ちそうでたたないように思ってしまう。

アドバイスってこういう類がたまにありますよね。「これからはまっとうに生きるんだぞ」だって、よく考えれば「まっとう」ってナニ? テレビとかではよく刑務所から出てくる場面で使われそうですけど、それならまあ多分「捕まってまた刑務所暮らしをしないこと」というふうな解釈でほぼストライクなのでしょう。するとでも「じゃあ捕まらないようにすればいいのか?」とへそ曲がりは考えたりする。

本来こんな場面で助言するなら「仕事をみつけて自分の力で働いて金を稼ぎ、家族を養う。老後や病気に備えて月々いくらかは貯金に回す。いまは低金利だからといって先物取引とかには手を出すなよ。法律に違反するようなことをしない暮らしを今後はしていけよ。仕事ならハローワークや民生委員に相談するほか、いまはネットでもいろいろあるからまずはネットの使い方をならうために役所主催のIT講習会にでも応募して…」といってあげたほうがよほど実用的ではないかと思ってしまう。

まあでも、大の大人にいちいちこんなアドバイスをするのは馬鹿らしいし、時間の無駄だし、もしかしたら「てめえ、俺のことをガキとでも思っているのか馬鹿野郎」って、その場で暴力事件を起こされて、いきなりまた「まっとうでない暮らし」に逆戻りさせかねません。助言があだになってしまいかねない。だからアバウトで抽象的なことをいうのが正解なのかも。

とすると、大人にはアバウトな助言でもいいけど子どもにはきちんとしたアドバイスが必要、とうことになるのでしょうか。たしかに、子どもにもよく「勉強して立派な大人になれ」というようなことを言ったりしますが、これは反省を含めて考えれば、やはりもっと具体的に助言をしたほうがきっと間違いなく本人のためになるのでしょう。

でも、現実問題、子どもはある程度大きくなると(反抗期は特に)、周囲の大人の言うことなんぞきかなくなる。というか反発する。となれば、具体的なアドバイスは逆効果を生み出しかねない。「まったくあのセンコウ、チョーむかつく。万引きをしないで親からもらった小遣いでノートを買うのが正しい学生だあ!? ざけんなよ」というふうに万引きを誘発しかねない。

てなことをつれづれに考えると、じゃあ小さな子どもには丁寧な助言が、ということになって「あれ?じゃあ小さな子どもって具体的にはいくつ?」とかわけのわからない正確さを追求することに。

ほーら、文脈がよじれて「飛んでいる矢は永遠に的に到達しない」といった類の詭弁になってきた。だからいうんです。「こんな些事にこだわらないで大局を…」って。

あれれ? どうも、本日はお後がよろしいようで。

マックの帰還

2006-02-18 | つれづれ
先日、ご機嫌ナナメになって「入院」してしまった我が家のマックが帰ってきました。

なんとかデータ消去はまぬがれたようで一安心。部品の交換で済みました。

今回はラッキーだったことに5年保障をつけていたので無料の修理。まともに払うと5万円は楽に超える額が必要だっただけに保障をつけておいてよかった、と。

いやー、それにしてもぜひ新顔のウインドウズPCと仲良く共存してほしいものです。え、マックが機嫌を損ねるなんてことは迷信ですって? まあそれほどマックはかわいいということで。

感謝です

2006-02-18 | つれづれ
木の葉さん、KINちゃん、もんろーさん、Roseさんほか、ブログ友の皆様からのメッセージいただきました。ありがとうございます。

ただただ感謝です。見も知らないオジへの温かいお言葉の数々。不思議な感じですが、たしかな「存在」「意思」を感じます。

ご心配なく。「日常」の力はあらゆるものを飲み込みますから。前回もそうであったように。そして、そのことに時々違和感をおぼえるのだと思います。

まずは感謝のメッセージまで。

友人の死

2006-02-16 | つれづれ
同じ年齢の友人が亡くなった。心筋梗塞で突然に。

昨年、学生時代の友が亡くなったのがきっかけになって始めたこのブログで、また訃報のことを書く。一年も経っていないというのに。

40代。早すぎる。

「よき人は早く逝く」というが、別によき人でなくてもよい。もう少し生きていてほしかった。

カラオケ

2006-02-15 | つれづれ
久しぶりに、おそらく一年以上ぶりぐらいにカラオケに行きました。

10曲ほど歌ったでしょうか。なんだかすっきりしました。あれ、やはりストレス発散になりますね。

また機会をみつけて歌いたいものです。

新しい歌はほとんど歌えないけど、まあ人それぞれの楽しみかたということで。


韓国旅行記(6)

2006-02-14 | つれづれ
韓国は買い物をする魅力が乏しくなった、と書きましたが、これは実感しました。特に円が弱くて1万円が79000ウオンにしかならないので、たとえば日本なら100円ですむマックのコーラが1000ウオン。100円以上する計算。高い!

でも食べ物は概して安いですよね。街中の店なら2000円も出せば飲み食いで十分満足できます。今回韓国の方に連れて行ってもらったのが飲み屋さんがちょっとかわった、でも有名なお店であります。イムサドンという紙や骨董品、お茶屋さんが並ぶ一角。看板がなくて、おんぼろな入り口が壁と一体になったようにある飲み屋さん。

聞くと、民主化運動のさいに学生たちが逃げ込んだのをかくまうために看板を出さなかったそうで、その名残がいまも、ということのようです。中は暗くて天井が低く、薄汚れた居酒屋。でも壁から天井から落書きで埋め尽くされています。いまは徴兵に行く前の若者や、徴兵中に休暇をもらった若者が家に帰る前に寄る場所なんだそうです。なんとなくわかりますでしょ、雰囲気が。最近では映画やテレビ番組の収録場所に使われたこともあるそうです。女将さんはやさしげな笑みを浮かべていましたが、気骨がありそうな女性でした。

ここのドブロクは台所で調理に使うようなボールに入って出てきます。それを小さめのボールですくって茶碗に入れて飲む。まさに同士的飲み方、といえましょう。きっと日本の全共闘世代が学生時代に経験した飲み屋さんってこういう雰囲気だったんだろうなあ、と想像したのであります。

あ、買い物の話でしたね。閑話休題。

今回、唯一納得の買い物が革製品。なんとなく革パンツがほしいなあ、と思ってはいたのですが、別に事前に調べて行ったわけでもなく、たまたま東大門でみつけたお店が結果としてアタリ!だったのです。

あとで調べたらリンク先のような紹介があってラッキー、という感じ。たぶん、日本の価格の3分の1以下ぐらいの値段でゲットできたと思います。試着するのが男性の場合、ちょいと恥ずかしいのですが(なにもないので、さえぎるものが。女性には専用スカートがあります)、まあそこはご愛嬌。

革製品は質が格段によくなりました。前回15年前にも革製品を買ったのですが、正直、無骨な感じがしていまいち。まあそれでも随分長く使いましたが。それに比べていまは質がすごくいい。デザインも悪くない。これはお得感が強かったですね。もし韓国で革製品、とういうことでしたらこのお店をのぞいてみてもいかもしれませんよ。

というわけで、6回も続けた韓国シリーズはきょうで打ち止めとしておきます。また明日から普通のブログに戻ります。

韓国旅行記(5)

2006-02-12 | つれづれ

韓国のNANTAという劇をご存知ですか?昨年日本でも公演されて話題になり、いまやブロードウエーにも常設劇場ができたけっこう人気の劇です。 キッチンを舞台にして、言葉がわからなくても楽しめるようにわかりやすいパフォーマンスで笑いを誘います。

踊りと大げさな身振り、小学生レベルのギャグ。でも、これがけっこう面白いんです。包丁や鍋、皿が「協奏曲」を奏でます。観客と一体感をもたせる工夫も満載です。

で、このNANTAをソウル常設劇場で観ました。300人以上は入った劇場。ここで、「ラッキー」がありました。今回の劇は結婚式のための料理を作る、その準備のどたばたという設定。劇が始まって20分ほどのところで、役者が2人観客席に下りてきました。私のほうに美しい女性の役者さんが近づいてきて、なんと腕をとるではありませんか。舞台に上がれ、というのです。 もう一人、別の役者さんが観客の女性を連れて舞台に。

そう。私とこの女性(日本人でした)が、劇中結婚式の新郎と新婦の役をやるのです。 朝鮮式の上っ張りを着て、これまた「チャングムの誓い」に出てくるような冠をかぶって、舞台上でしばらく役者さんと一緒に「演技」したのです! 「結婚」までしてしまって(笑)。

ほんの5分程度だったかもしれませんが、楽しかったですね。観客席は暗いのであまり緊張することもなくすごせました。劇が終わる場面では舞台上に大写しの写真まで出てしまってなんだか恥ずかしい限り。

それにしても、こういうので選ばれるなんて初めて。期待もしていないし、とてもいい思い出になりました。こんな場面では馬鹿になりきるのが一番。楽しませていただきました。

このブログを読んでいる方の中で7日午後4時からのNANTAをご覧になった方がもしも万が一いれば、舞台でスープを「あーん」してもらって鼻の下を伸ばしていたオジさんが私ですよ。

ブログ友の木の葉さん(左のブックマークにもありますよ)が日本ブログ大賞イラスト部門にノミネートされています。14日が締め切りで、いま10位に入るか入らないかのデッドヒート中。もしご覧いただいてお気に召せば「清き一票」を入れてあげてくださいね。面白いブログですので、よろしく!いざ日本ブログ大賞