「差不多」的オジ生活

中国語の「差不多」という言葉。「だいたいそんなとこだよ」「ま、いいじゃん」と肩の力が抜けるようで好き。

もやしもん/3

2006-05-30 | 
以前にも1・2巻を紹介した漫画「もやしもん」の第3巻が出ました。あいかわらず脱力しつつお勉強、かつお笑いという、なかなかの傑作漫画です。

今号ではますます女性の登場人物の区別がつかなくなってしまいました(笑)。あげく蛍(男の大学生だったはず)と同じ顔の女性まで出てくるし。菌が見えるという能力がこのストーリーとどれほど絡んでいるのか?という疑問もあいかわらず(笑)。時に思い出したように菌が中心のお話が展開するのがまたなんともいえずかわいいというか、いい味を「かもし」ている。

2巻と同じく漫画閉じてを下から見ると菌が「かもしている」絵がある。欄外のボソボソ感も相変わらずで、ときに本編以上に笑ってしまいます。細かいところでもいろいろ笑わせてくれます。それにしても個性的な漫画です。

本筋のストーリーは長谷川さんの家庭環境は出てくるし、蛍は出てこないし、不思議な「妹」キャラが登場するし、まったく視界が開けませんねえ。どんな方向に進むのやら…

そういえば今回は沖縄での話が出てきます。そのなかの台詞で
「怒っていいのは先祖からのこの地に不幸をもたらす者が居座ったときだけ。でも争うのではなく時をじっくりかけてでもその者にいつか必ずやお帰りを願え。とがっていては折れてしまう。訪れる者のすべてをまず受け入れなさい。それが守礼の国沖縄だ」というのが出てきます。

なんだか沖縄らしい気がするのですが、そんな言い方を実際に沖縄の人はするのでしょうか? さらささん、もしこの文を読まれたら教えてくださいね!

自転車関連2冊

2006-05-29 | 
週末にたまたま自転車関連の本を2冊読みました。漫画「伝染るんです」の吉田戦車さんのエッセイ「吉田自転車」と、SF作家・高千穂遥さんの新書「自転車で痩せた人」。

まず吉田自転車。正直、ひねりがない。吉田戦車さんのことだからもっとひねりのきいた話、ボソボソっという感じで書いていながら、読むと「面白い!」というのを期待していたのですが…そうはいっても、自転車が好きなんだな、というのが伝わってはきます。でも、飲酒して自転車に乗るとう場面が出てくるけど、飲酒運転は絶対ダメ!!自転車は車、という認識をもっと世の中に広めないと。

「自転車で痩せた人」のほうは「自転車万歳!」のエッセイというか実用書。これから自転車に乗ってみたい、という人にはいい入門書だと思います。私は「自転車ツーキニスト」ですが、ロードバイクはまだ持っていない(クロスバイクのみ)。いまお小遣いを貯めているところ(笑)。今年はフォールディングバイク(つまり折りたたみ自転車)を買ってしまったので無理。来年には、と考えています。この本を読んで一日も早くロードバイクに乗りたい、とあらためて思いました。自転車の体へのメリットなど、とても自信に満ち溢れています。ホントに自転車は楽しい!とまったく著者に同感です。ちなみに著者は50歳から目覚めた。そう、いくつになっても楽しめるのが自転車の魅力だと思います。

ハリー・ポッター6

2006-05-28 | 
ハリーポッターの第6巻。けっこう好きなんですよねハリポタ。第1巻なんか、わくわくして読みましたっけ。

第6巻では、4巻あたりから顕著になってきた暗ーい路線をひた走ります。読んでない方には以下ネタバレがありますのでご注意ください。

だいたい予想通りの展開。ただ、ダンブルドアが死ぬのは最終巻だろうと思っていたので、そこは予想外の進行の早さでした。「え、ほんとに?」と思うぐらいのあっけないほどの亡くなり方。スネイプへの最期の一言が懇願の色合いを帯びていたというのが、ダンブルドアも不死身ではない人間であるということを痛烈に刻印したように思います。どんな思いがこもっていたのか。

それにしても、スネイプの複雑な役割がますます謎めきましたね。彼は最終巻でどういう役割を担うのでしょう? ダンブルドアが彼を信じた根拠がわかればおのずと明らかになるでしょう。だって、これ、もし単純にスネイプの「裏切り」だとしたら、ダンブルドアが体現していた「人を信じる」ということが「無意味だよ」と書いているのと同義ですからね。ファンタジー小説としては俄かには受け入れがたい部分です(まあ、ファンタジーといえども、小説は道徳とは違う、といわれればまったくもってその通りというしかないですけど)。

メインのストーリーと表裏一体、背景でもあり、主筋でもある、ハリー(ならびに周囲の友人たちも)が大人になる過程が一気に進んだ感じがします。ダンブルドアがいなくなると俄然ハリーの自立が促される。恋愛と死。大人への階段を一段抜かしに進む思春期の臭いがぷんぷんします。

最後の展開は私なりの予想がけっこう早い段階からあるのですが、まあ言わぬが花でしょう。魔法という要素を抜かせば、よくある青春成長物語に冒険要素を加味したものですからね。

それにしても、実にうまいストーリーテラーだと毎回感心します。また一人「なぞの人物」が浮上しましたものね。やはり最終巻が出るのが待ち遠しいような、まだもっとハリーたちと時を過ごしたいような。きっと同じように感じている人は少なくないのでは?

結婚式

2006-05-27 | つれづれ
知人の若者たち(という年齢になっちまいましたよ、オジは)が結婚。昨夜はそのお祝い会を仲間たちで催しました。

スライドショーで結婚式の様子を見たのですが、最近の結婚式(披露宴)はいいですよね。両家の家族・親戚だけが海外や地方のお気に入りの場所に出向いて宿泊しながら式を挙げる。

わたしが結婚したころは、仲人がいて、社会人としての常識の範囲で人を招待して、という儀礼的要素が強かった。いまはそもそも「仲人」をたてないのが当たり前とか。儀礼に縛られず、気のおけない仲間や家族と祝い、喜びを共有する場としての結婚式(というか披露宴)。

その後に、昨夜のような形で個別の親しいグループごとにいわば「2次会」をして祝いの場とする。合理的だと感じました。

また今度があれば(笑)、いろいろ考えてみますか。

Into the Woods

2006-05-25 | つれづれ
新国立劇場で上演中のミュージカル「Into the Woods(イントゥ ザ ウッズ)」を観てきました。宮本亜門さんの演出。諏訪マリーさん、小堺一機さん、高畑淳子さんらが出演しています。

=以下、新国立劇場のHPから=
シンデレラと継母と姉たち、「ジャックと豆の木」のジャックとその母、おばあさんの家へ出かける赤ずきんちゃん、そしてパン屋とその妻が暮らしていた。パン屋の隣に住む魔女の呪いのせいで夫婦には子どもがなかなかできない。そこでこの呪いを解くために、夫婦は暗く深い森に入っていく。3日以内に白い牛、赤い頭巾、黄色い髪の毛、そして金の靴を手に入れれば、念願の子どもを授かるというのだ。この4つがそろったとき、魔女自身も若さと美貌を取り戻すのだが……。

王子様と結ばれたシンデレラは「末永く仲良く暮らしました」? と書くのが一番手っ取り早い。つまり、夢をかなえた人たちはそれで幸せになれるのか? 実現した夢は続くの? というのがテーマでしょうか。

役者はけっこう魅力的だし、演出もそつなく、ストーリーも面白い。でも、なんだかメリハリがないというか、正直あまり引き込まれませんでした。ところどころ歌のセリフで聞き取れないところがあったり、なんだか内輪で楽しんでいるような感じがしてしまったり。

「テーマ」は、まあそうだろうなあ、という感じの展開をみせます。これはだれもが体験していることでしょうから。いうまでもないですよね。

諏訪マリーさんはうまい。存在感抜群でした。おどけた魔女がぴったり。

全体としてみればまあ、可もなく不可もなく、といったところ。宮本亜門さんの話題作なので、押えておきたいという感じでしょうか。

神楽坂・茶寮

2006-05-24 | 

きょうはGWの代休。いつものように神保町で書店めぐりをしたあと、昼はちょっと趣向を変えて神楽坂にまで足をのばしました。目指すはブックマークさせていただいている「もんろーさん」がお勧めの饅頭カフェ「麦丸」。

 

なんかいい雰囲気ですよね。でも残念ながら「今日はお休み」との紙が…

 

で、仕方がないのですぐ近くにある「茶寮」でお昼を食べました。飾り柱を配し、やや民家風に調度したお店。スローな雰囲気。なんだかまったりとします。近くにある飲み屋さんの「SHUN」の経営だそうです。

昼は小皿を2品、雑穀米(だったかな)にドリンクで1000円。小皿はホントに小皿でちょっと笑っちゃいますが、お味はよかったですね。コーヒーもお茶碗に入ってきて和の雰囲気。砂糖も白砂糖ではなく沖縄のテンサイでした。

なんだかぼーっとしましたよ。

平日の休み。贅沢なひとときでありました。今度は麦丸にも行きたい!


カカオ

2006-05-23 | 
最近、カカオの度合いがやたらと高いチョコレートがはやっていますよね。すごいのになるとカカオ分99パーセントなんていうものもあったり。

ま、ものは試しと、明治チョコレートの「86」パーセントを食してみました。「大人の味」とうたっているように、ほんとに苦い。まあ、かんでいるとわずかに甘みっぽいものが感じられるかなあ、というところ。正直言ってあまりおいしいとは思いませんでした。何事も中庸をもってよし、としたいところ。過ぎたるは及ばざるが如し、です。

なんとなく「良薬」という言葉を連想。もしかしたら媚薬(もともとチョコレートは媚薬の一種だったんですって)ってまさにこんな感じなのかな、なんて思ったりもして。口直しが欲しくなる味。味覚が子供の私にはちょいと厳しかったですね。

5月の太陽

2006-05-22 | つれづれ
昨日、たった2時間自転車で走っただけなのに、両腕がひりひりする。真っ赤になってます。そう、日焼け。5月の太陽、侮りがたし!

鏡を見ると顔も赤い。サングラスをかけていたので目の周りはOK。要するにパンダ顔になってしまった…ああ、失敗。この季節は紫外線対策をきちんとしないと。みなさまお気をつけて。

うららか

2006-05-21 | 自転車
東京はほんとに久しぶりに「五月晴れ」というにふさわしい、いい天気。うららかで風がさわやかに香ります。久しぶりに自転車で荒川サイクリングロードを走りました。気持ちいい!!

ひばりが一羽、空高くさえずっていました。ピーヒョロロヒャラリロって声を限りという感じで鳴いています。昔話は言います。ひばりはお日様にお金を貸した。期限が来てもお日様は返してくれず、だんまりを決め込む。だからひばりは空高く、飛びうるかぎりまで飛び上がって「金返せ、金返せ」って催促しているんですって。なんだかそんな話を思いおこしたら、ひばりの声が心なしか切なく聞こえました。

連想ゲームで、ふと、もう30年近く前になりますが、谷山浩子さんの歌にこの昔話を歌にしたものがあったなあ、と思い出しました。あれはなんというアルバムだったかなあ。昔話を歌にしたものを集めたもの。

あらためて共謀罪法案に反対します

2006-05-20 | つれづれ
政治的話題はさける方針のブログですが、さすがにこれは見過ごせないので、以前にも話題にした共謀罪法案にあらためて反対を主張します。

きょうの朝日新聞一面トップでは「共謀罪法案 成立は困難」とありましたが、よく読めば、要するに政治日程の都合。与党が法案を見直す意思、成立を将来にわたってまで諦めたというわけではまったくありません。

この法案の恐ろしさはさすがに最近では多くのメディアが取り上げているのですが、国民的関心の低さ(まあ、最近はどんな社会問題・政治問題にも驚くほど関心が低いですが)には恐怖心さえ感じます。だってこの法案、戦前の治安維持法と同種の類。「自分は関係ない」などといえる人は皆無。全員がいつなんどき、自分でもよくわからないような理由で逮捕されないとも限らないのですから。

思想信条の自由なんて絵に描いたモチになる。この「犯罪」立証には、盗聴といった手段も使われることは火を見るより明らか。お互いがお互いを監視する監視社会もきわまります。社会全体が窒息しかねません。

与党は数を頼りに強行採決すればいい、と考えています。盗聴法や周辺事態法などが成立した99年国会と同じような雰囲気を感じます。与党の関係者の皆さんにはぜひ胸に手を当てて考えて欲しい。この法案が成立したらどんな社会になるかを想像して欲しい。執行部が賛成しろというから賛成した、という言い逃れはしてほしくない。後世の人たちに裁かれるのは個々の議員です。そして、そうした議員を選んだ我々同時代に生きる者すべてです。

ロッテ好調!

2006-05-20 | つれづれ
ついにブログの話題にできる位置まできました。いやあ、ようやく本調子になってきました千葉ロッテマリーンズ! 7連勝、首位ですよ首位!!

一時は借金5もあって、WBCなんぞに選手を出さなければよかったのに、などと思っていたのですが、この7連勝中3つがサヨナラ勝ち。勢いづきました。

選手層、特に投手陣の厚さと監督の手腕で、今年も間違いなく優勝争いからむだろうと思っていたのに出だしがちょいと。イ・スンヨプは巨人にとられてしまうし。

ふふふ。こうでなくちゃ。楽しみ楽しみ。さてマリンスタジアムに行く時間を見つけないと。

「碁を打つ女」

2006-05-19 | 
シャン・サという中国人女性がフランス語で書いた小説「碁を打つ女」(早川書房)。フランスの「リセ(高校生)が選ぶゴンクール賞」に選ばれた作品です。

---以下、アマゾンから内容を引用します---
満州の娘と日本人士官の叶わぬ恋を詩情豊かに描く高校生が選ぶゴンクール賞受賞作。1937年、満州。寒さ厳しき広場で男たちが碁に興じるなか、一人だけ若い娘がいる。学校や両親、息のつまるような日常から逃れられるのは、碁を打っている時だけだ。ある日、抗日連軍の暴動に巻きこまれた娘は、青年二人に助けられ、次第に親密に関係を結んでいく。この町にやってきたある日本人士官は、昼は抗日分子の追跡、夜は女遊びの毎日を送る。男は関東大震災以来、「死」に魅入られている。抗日分子が紛れこんでいると思われる広場へ、地元の人間になりすまして乗りこみ、若い娘と碁を打つようになった。連日、二人は広場で対局を続けながら相手の心の揺れを感じ取るうちに、互いの名前も素性も知らぬまま、惹かれあうようになっていく。だが、日本軍と抗日軍の対立は激化し、運命は思わぬ方向へ…。気鋭の在仏中国人作家が端正な文体で描く、世界21カ国で翻訳された愛と戦争の物語。


一文一文が短く、詩的で、透明感にあふれてきらきらしています。説明を極力抑えることで、想像力が透明な空間に翼を広げるのを助けているかのようです。場面場面が鮮明に脳裏に浮かんでくるのです。時に哲学的な物言いは、フランス文学の素養なのか、中国の素養なのか。不思議な色合いを帯びます。

娘の力強さあふれるような生命力と性。男の暗く常に死を意識した行動と、暗がりのリン光のような性。対照的な二人の生き方、生きる場所は交差することなど本来はありえない。その二人の運命を結び付けていくのは大きくは日中戦争であり、囲碁なのです。

日中戦争などというと、よくありがちな日本の中国侵略批判の文章を思い浮かべるでしょうが、まったくそうではありません。日本軍による拷問場面や虐殺など、残虐な描写もありますが、それも批判を眼目にしたものではなく、やはり淡々と透明感のある文章で描きます。ストーリー上、時代背景を書き込む必要、二人の出会いの必然性を描く必要があるから書いている。庭にある木を描くのとなんら変わらない感覚とでもいいましょうか。その透明感が逆に戦争の狂気を際立たせてもいるのですが。

もうひとつの交差点が「手談」、つまり囲碁。ふたりは名を名乗るわけでも、言葉を交わすわけでもないが、囲碁を通じてお互いの心を読みあう。まさに手談。神秘的であり、哲学的な雰囲気が二人を包みます。

最後の場面は衝撃的です。二人の運命のねじれあいが瞬時に焔をあげ、瞬時に永遠を刻みます。

すばらしい作品だと思います。私は読み始めて一気に読み終えました。

ただ惜しむらくは翻訳の問題ですが、「囲碁の試合」「囲碁の対戦」という言い方はいただけません。「囲碁の対局」とぜひ重版のさいには表現を正しくしてもらいたいものです。また、「忍者」の注のように、誤った記述もみられます。気になるところですが、それを補ってあまりある作品でしょう。

ばったり

2006-05-18 | つれづれ
時々まったく予期しない場所で、知人と出会うことがある。

昨夜も、年にせいぜい2,3回しか出向かない都内某所のホテルロビーで、向こうからどこかで見た顔が近づいてくる。あれ、っと思って見つめたら、あちらも「おっ」という顔。数年前に仕事で知り合って、以来、たまにプライベートのお酒を飲む間柄の人だった。頻繁に会っているわけでもない。前回会ったのが昨年の6月ごろだった。

いや、それだけならあまり驚かないのですが、これほんとのことですが、昼間に「そろそろ飲みにお誘いしようかなあ」と思って名刺を探しておいて今日あたり連絡しよう、と思っていた人なのです! ほんとなんですよ、これ。つくりではなく。

なにか「ご縁」を感じてしまいました。こういうことって、たまにでもあるから不思議です。まとまりのない文章ですが、あまりの偶然におどろいたしだいです。

あちゃあ

2006-05-17 | 自転車
自転車通勤を始めて1年と少し経ちましたが、初めて転倒してしまいました。

雨上がりで路面が滑りやすくなっていたのに加え、排水溝のスチールの上。しかも先日購入した折りたたみ自転車でタイヤが小さい(なんとタイヤは16インチ)ので、通常乗っているクロスバイクに比べると安定が悪いというのは、だんだん慣れて理解してはいたのですが…

無意識にひょいとハンドルを切ったら、「アレっ!?」という感じでステン、です。ヘルメットとグローブはしているのですが、さすがにひざにはなにもつけていない。そのひざをアスファルトに打ち付けてしまいました。イタタ…

いやあ、人がいたのでバツが悪かった。なんということのない場所ですから。「いやあ、驚いた」とかいいながら苦笑しつつ立ち上がりました。

幸いだったのは車が通らない場所だったこと。もし万一転倒して、それが車道方向で車が来ていたら、と考えると怖い!!

これはたぶん、そろそろ自転車通勤に慣れて慢心していた私に「気をつけろよ」というメッセージだった、と思いたいです。

なにはともあれ安全運転、安全運転。気をつけよーっと。

出張

2006-05-16 | つれづれ
出張から帰ってきました。今月に入って今日をいれて6日目の出張。先月は数えたら12日もありました。ふー。いまの課題が一段落で、これからしばらくは落ち着けそうです。

「ふー」なんて書きましたが、いろいろな土地に行けるのは基本的に好きなので楽しいんです。仕事ですが、遊びの要素が加わるような感じで。ただ、歳をとってきたので少ししんどくはなってきましたね。

出張に関しては、若いころと違って自分自身の傾向で変わった点があります。体力が衰えたということもあるし、贅沢になったのかもしれません。以前なら「泊まれればOK。安いホテルがいい」という感じで安いビジネスホテルに宿泊することが多かった。それが、ここ数年は「少しぐらいなら高くてもやや広めの部屋。落ち着ける空間がいい」という基準で宿泊先を選んでいます。

翌朝起きたときの気分がぜんぜん違う。なんというか余裕が出るというか、さて今日はがんばるか、という前向きな感じになる。この違いはけっこう大きいとある日気づいたのです。

ネットで「一休」のようなサイトが出てきたのも大きいですよね。以前なら最初から無理と思えた名の知れたホテルでもうまくいくと意外に安く泊まれたりする。

贅沢な野郎だ、と思われたら、それはそれで仕方がないですが、まあできる範囲のささやかな贅沢。出張術の一つでしょうか。以前書いた長距離でのグリーン車利用もそうですが、体が資本。精神的にも余裕がもてるのならまあ安い買い物、ぐらいに思い込むことにしています。