「差不多」的オジ生活

中国語の「差不多」という言葉。「だいたいそんなとこだよ」「ま、いいじゃん」と肩の力が抜けるようで好き。

芋たこなんきん最終回

2007-03-31 | つれづれ
ついに終わってしまった…毎朝楽しみだった「芋たこなんきん」。今週は毎日、涙なしでは見られなかったです。健次郎が余命いくばくもないガンと宣言された後の「ティッシュ」の場面、今朝の遺影を前に一人で語る場面…藤山直美さんの名演技が光りました。細かいところにまで気が行き届いた感じのするすばらしい演技力。たとえば今朝の「語り」の場面では微妙に唇が振るえ、その後に涙がこぼれる。唇のわかるかわからないかの微妙な震えの感じはお見事でした。今後はまた舞台中心の生活に戻られるようですが、機会を捉えて観てみたいと思いました。

今回の連続テレビ小説は、夫婦というものをいつも考えさせられました。とにかく話すこと、語り合うこと。夫婦の絆を細くも太くもするのは、これがあるのかないのかに尽きるように思いました。夫婦は結婚したから夫婦なのではなく、その後の生活の中で醸成していくのだ、と。

田辺聖子さんと秘書の方、ご本人たちが最後の場面で出てきましたね。思わず微笑んでしまいました。

さて、次の連続テレビ小説「どんど晴れ」のできはどんなかな? 大好きな街・盛岡が舞台といいますからちょいと期待しているのですが、今回のような「アタリ」の後の番組は辛いですよね。

春ですねえ

2007-03-29 | つれづれ
東京・汐留にある浜離宮では菜の花畑が見頃です。濃厚なむせかえるような香りです。ほんと、春ですねえ。


桜のアーチ

2007-03-27 | つれづれ
能登半島地震で被災された皆様にお見舞い申し上げます。一日も早い日常生活の復旧をお祈り申し上げます。

さて、自転車通勤のルートには桜のアーチが続く場所があります。昨日は行きの段階ではつぼみが膨らみ、いまにも爆発しそうなピンクっぽいけどまだ咲いていない状態だったのです。ところが、帰宅時には昼間の温かさで一気に開花。予期せず、夜桜のアーチをくぐり抜けました。うれしい不意打ちでした。

街路に照らされ、白っぽくみえる妖艶な桜。本当に美しいですね。まだ2、3分咲きといったところでしょうか。若々しささえ感じさせる透明ピンクのアーチをくぐると別の世界に案内されるのではないかとさえ思います。

桜って毎年思うのですが、心底美しい。また出会えた喜びで心が打ち震えます。

 世の中にたえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし(在原業平)

いいえて妙ですね。

10円饅頭

2007-03-25 | 
なんと、一個10円(!)の黒糖まんじゅうを食べてみました。10円ですよ、10円。子どものころ駄菓子屋に握り締めていった10円の感覚です。

「きらら」というチェーン展開しているお店の製品。一口でパクリといけるこぶりのサイズで、「どうせたいしたことないのだろう」ぐらいな気持ちで買ってみたのですが、ホカホカしていて、意外といける。黒糖の強い甘みこそ感じないですが、温泉地でごく一般的に売られている温泉饅頭と、そう大差あるとは思えない。え、これで10円なのか、という驚きのほうが先に立ちます。

でも、1個あたりの利益が3円程度だとして、一体1日に何個売れば商売になるのでしょう? ちょいと考えてしまいます。ま、また機会があったら買ってみようかなあ、という感じのお饅頭なのでありました。

とほほなニュース

2007-03-24 | つれづれ
なんだか笑えるトホホなニュースを見つけました。

「風呂に入りたかった」無断入浴容疑で男逮捕 有馬温泉(朝日新聞) - goo ニュース

温泉ブームでもしかするとこんな風にしてこっそり入ろうなどという輩もいるのかな、と思わされる。それにしても、裸で風呂に入っているところに警官が来たときの様子を想像すると妙におかしい。

あと、このニュースでわからないのが「不審な男が入浴している」と客が見つけた点。何が不審だったのかなあ。高級旅館に不釣合いなラフな格好でもしていたのか、風呂の風景を撮影でもしていたのか、絵に描いたようなキョロキョロという挙動不審をしていたのか。

まあ、あまり害のない「犯罪」で、ワイドショーネタにはちょうどいい笑えるニュースなのでありました。

ご心配いただきまして

2007-03-22 | つれづれ
ご心配のコメなどいただきまして、ありがとうございます。

おかげさまでもう大丈夫そうです。それにしてもしつこい風邪。職場でも周囲が似た症状に。もしかして私が病原菌ってか?

自転車に乗れない日々が続き、体がなまりまくっている感じ。さて、週末には乗れるかな。天気予報は…雨だって

更新滞り

2007-03-19 | つれづれ
更新が滞っています。週末、体調がよくなかったのですが、仕事をしなければならない状況でブログの更新まで気力がわかなかったものですから。ようやく快復基調かな。まだぐずぐずしてますが。ゆっくり休養できる時間がなかったとはいえ、今回の風邪は1週間も続いています。皆様ご自愛を。

ハーブスのケーキ

2007-03-15 | 

この前の国立新美術館散策のついでに六本木ヒルズで食事。デザートにと「HARBS(ハーブス)」のミルクレープを買って帰りました。名古屋では相当有名なケーキ屋さんと聞きます。

で、クレープですが、バナナ、メロン、キウイ、イチゴが層をなし、クレープ生地が間をとりもちます。カスタードと生クリーム、その上に載った裏ごししたお芋がとても調和よく交じり合って甘すぎず、美味しい!フルーツの香り(ちょっとバナナの香りが勝るかなという気はしましたが)が香ばしく口中に広がります。

値段がひとつ650円とお高いですが、量が半端ではない!なんだかひとつで昼食代わりにもなりそうなボリュームです。さすが名古屋!?

国立新美術館

2007-03-13 | つれづれ
六本木に新しくできた国立新美術館を見に行きたい、という欲求が先にあり、美術展の中身は何でもいいみたいな感じで行った「異邦人たちのパリ ポンピドー・センター所蔵作品展」。いや、すみません。これが存外に面白い展示でした。


まずは新美術館のお話。特色ある建物ですよね。というか最近流行の建物。一面ガラスで、ウエーブを描いた外観は目を引きます。多くの人が写真を撮っていましたが、気持ちはよーくわかります。確かに美しい建造物ですから。

中に入ると普通の建物の5階分ぐらいはありそうな天井まで吹き抜けと、全面ガラスを通して入り込む光がやわらかく、実に居心地のいい空間を演出しています。いたるところに置かれた椅子と机で、なんだかマッタリしたくなります。


中に入り目を引くのは円錐形を逆さにしたようなコンクリートの柱(?)。円錐の底面にはカフェが設けられています。カベの曲線と柱の曲線の感じがなんともよくできた建物だと感心しきりです。と、建築物としては面白いし見事だと思うのですが、これガラスの掃除はどうするのかなあ。機械は使えそうもないし、アルピニストみたいにして手作業? 冷暖房効率も相当に悪そうだし、維持には金がかかりそう。都庁もそうですが、建造物としての面白さと使い勝手の良さは別物。さて、この美術館はどうなのでしょう。

さて、次に美術展のお話。実は全然期待していなかった。その一因はたぶん、チケットやポスターのせいだと思います。だって、レオナール・フジタのおかっぱ頭の自画像がメインに据えられている。題名も「異邦人たちのパリ」。だから、「パリに暮らした日本人画家の展覧会なんだろうな」って誤解しました。

全然違うんです。副題をみれば当たり前ですが、「ポンピドー・センター所蔵作品」の1900年から2005年までの作品を展示している。つまり近代芸術の変遷をたどりながら現代芸術までたどり着いてしまう。しかもピカソなど有名どころの作品もある。絵画だけでなく、彫刻や現代のほうでは映像、視覚の錯覚を利用した実験作品、モニュメントみたいな「ふーん、こういうのも芸術なんだ」という類のものもあります。恥ずかしながら現代芸術とは縁がないというか積極的に見に行くことがないので、偶然でもその一端を垣間見られたことはよかった。「食わず嫌い」はいけないですね。

チケットの絵の選択が間違っているのでは?個人的には「ポーランドの女」なんかを使えば相当展覧会に対するイメージが変わると思うのですが。こういうのって、やはり使うのにお金が必要とか不要とかの問題があるのでしょうね。でも、相当にこのチケットとポスターで集客面で損をしているように思いましたよ。

ミュージアムグッズではポンピドー・センターのグッズがあって、マグカップなど黒地に赤や緑、黄色などで鋭角的なデザインを施したなかなかにしゃれたもの。一つ欲しいなあとも思ったのですが、1400円という値段にちょいと躊躇して今回は見送りましたけど。

ま、なにはともあれ、間違いなく六本木の新名所誕生ですね。

横浜ぶらぶら

2007-03-11 | 自転車

昨日はいい天気でしたね。横浜まで輪行してポタリングしました。久しぶりに小径車自転車の活躍の場です。まずはMM21地区。ランドマークタワーを背に一枚です。ここは道が広くていいですね。馬車道などレンガの町並みはやはり横浜ならではの雰囲気です。いまは「ハマチャリ」というレンタサイクルもあるようで、手ぶらで行っても自転車を楽しめそう。ママチャリなので山手の坂にはきつそうですが、とてもいい制度だと思います。さすが横浜!


日本大通周辺は港横浜の古い雰囲気が素敵。神奈川県庁や、写真の開港記念館など、レンガつくりの重厚な建物に、最近の建築物も合わせるようにして建物を建てているので街並みの統一感があって美しい。やはり行政も企業も市民も一体になって街づくりをしている都市はさすがだな、とこれまた感心しきりです。山下公園をぶらぶらして中華街に。


いつもながら人出がすごいですね。いまは「中華街」駅もあり、みなとみらい線が東急東横線と直通運転しているのでとても便利になりました。

ふだんと違う風景を走るのは楽しく、気持ちいい! そろそろ自転車の季節です。折りたたみ自転車はこういうちょっとしたポタリングにはほんとに便利。今年はゆっくりいろいろな町を楽しめるといいな。

お気に入りのオムライス

2007-03-10 | 
大阪に日帰りで行っていました。大阪といえば、私のランチの定番はこれ。堂島アバンザにある「鶴のす」のオムライスに小ボルシチです。

辛目のご飯に、薄く焼き上げた卵焼きの甘みがよく合います。ケチャップと混ざり合ったお味はほんにお気に入り。このお店はロシア料理さんですからボルシチは当然、よく煮込んだ野菜が口の中でとろーりという感じ。オムライスとの相性がよくてこの組み合わせがお気に入りです。

大阪で働いていたころからのお気に入りのお店。このセットで1000円ですが、お昼の定食のメンチカツとかもおいしですよ。たしか760円だったかな? ピロシキもこれまたロシア料理ですから当然あります。きょうはなんだか「鶴のす」の宣伝マンみたいですね。

ぜんぜん違う話題ですが、大阪や名古屋に出張するとドラッグストアが東京に比べて安い品が多いなと感じます。自転車用に、エネルギー補充のゼリー飲料みたいなものを買うのですが、味の素のアミノバイタルとかがだいたい100円。東京だと140円前後の品がですよ。シェーバーの替え刃も今使っているものが東京の8割がたの値段。だから、いつも大阪や名古屋に出かけるとまとめ買いが多くて、帰りは担ぎ屋さんみたいな気分になります(W)。東京でも安い店があればぜひ教えてくださいね。やはり競争が激しそうな新宿あたりに出て行かないとダメなのかなあ。

平日のお休み

2007-03-09 | つれづれ
先日、久しぶりに平日に代休を取りました。なんだかすごく得した気分。いつもの街並みが違って見えます。

神保町で書店街をぶらつき、藪そばに。昼間からお銚子を一本、アテはそば味噌と芝エビのかき揚げ。買ったばかりの本を読みつつチビチビと呑む。贅沢な時間だと思えます。

締めにせいろは定石でしょうか。また代休をいつか取りたいものです。


再会

2007-03-07 | つれづれ
高校卒業以来会っていなかった友人と、まったく予期もせぬ場所でばったり遭遇!20数年ぶりの出会いに思わず抱きついてしまった。

いや、だって、ほんとに予期せぬ場所。「なんでお前がここにいる?」はお互いのセリフで、きけば仕事の関係でお互いに実にニアミスを繰り返していたことがわかった。共通の知人もあきれるほど多いのに、当たり前だが、そういう人たちを通じて同窓生である、ということが伝わることがなかった。

それがたまたま、ほんとにたまたまお互いが出かけた場所が同じで、そこであちらが「なんかみたような奴がいるなあ」と思い、共通の知人に「あの人だれ?」ときいてくれたのが縁の始まり。「てのさん」。「えっ?!ての!?もしかして下の名前は××??」。

それで声がかかり、思わずこちらも「あれ?」。そう面影があるものですね。あとはもう懐かしくて懐かしくて、周囲の状況をしばらく無視するような感じになりました。その後、仕事がはけてからは積もる話で一献、一献、また一献。こうしたお酒はいいですね。お互いに知る同級生たちの近況、学園祭のときの話、恩師の話など、飽きもせず語り合いました。また新たな付き合いが始まりそうです。

しかし、一目で見てわかられるということは、高校時代から私はほとんど進歩がない、ということなのでしょうか?ちょいとはずかしいかな?「いや、いつまでも若いからだ」と苦し紛れの自己欺瞞でなんとなく納得してますけれど。

それにしても人生は、ときどきこういうことがあるから面白い

植物診断室

2007-03-05 | 
前回の芥川賞にノミネートされた作品「植物診断室」(星野智幸さん)。40代で商社に勤め、高層マンションに住み、趣味は散歩という独身男性が主人公です。深いところで他者との付き合いを求めるがゆえに逆に、他者との積極的な関係をもとめることがない。そんな心が子どもには見えるのか、「子どもにだけは好かれる」と母親や妹からは揶揄される。

そんな主人公に、夫のDVから逃れて離婚したばかりの女性から「夫でもなく、父親でもない大人の男性の役割」を期待され、「契約」によって定期的に女性の子どもと面会するようになる。女性や子どもとの交流を通して、男性は変わっていく…

ありきたりの小説・映画なら、この独身男性が女性と恋愛関係に陥り、というような展開をみせるのでしょうが、そうすんなりとはいかない。男性が定期的に受けている、自身が植物であるというふうに誘導されて深層心理を表面化する一種の催眠療法「植物診断」で男性の心理が明らかになってくる。孤高であることは、潔癖な感じで人を求めるが故。父性とは何か、結婚って、家族とは? 家長制度への疑問もあり、いろいろなテーマが浮かんできます。

テーマは現代的だし、ストーリーの展開も面白いと思います。でも、最後のほうがなんとなく解説調になっていって、ちょっと興ざめ。芥川賞に選ばれなかったのはこの辺が理由なのでしょうか? よくわかりません。初めて作品を読む作家でしたが、他の作品にも興味がわきました。読んでみたいと思います。

iPodナノ

2007-03-04 | つれづれ
昨年ご報告したとおり「突然死」してしまったiPodでしたが、ようやく後継機種を購入しました! 第2世代iPodナノの2G。いまiMacの中には1500曲ほど入っているのでナノ4Gでもどのみち全曲導入は無理。となれば500曲という2Gでもいいかな、と。

秋葉原をしばらくぶらついてとあるお店で購入。定価の約8割。なかなかの値段でしょ? イヤホンは価格コムで評判のよかったオーディオテクニカのC602を購入してみました。ほんとはブログで交流のある「はれっとさん」がブログでお奨めされていた桜の木を使ったイヤホンにしようかな、とも思ったのですが、今回は予算がないし、ま、試しに安いやつを(試聴した中ではオーディオテクニカのメタルの1万円ほどするものがフィット感もよかったのですが、いつかの機会にということで)。また、なにせナノはとにかく薄いのでプロテクトの意味で透明シリコンの「服」を着せました。

困ったのは帰宅してから。やはり500曲って多いようで少ない。それに実際に入った曲数は400曲強。「ああ、これもいれておきたいのに」という感じで泣く泣く削って無理くり入れ込んだ感じ。うーん、これだったから少し高めでしたが4Gにすればよかったかな、と少々反省。

でも、結局は好きな曲を多く聴くというのが傾向としてあるわけで、これでもいいか、と。必要に応じて中身の曲を入れ替えてもいいし。気を取り直し、やはりデザインといい、値段といい、満足。

これで自転車通勤以外の日は好きな音楽を楽しみながら通勤できます。出張でも少しさびしかったのでようやくの購入、よかったです。雨の日や、外に直接いく通勤などがこれで楽しくなりそうです。