「差不多」的オジ生活

中国語の「差不多」という言葉。「だいたいそんなとこだよ」「ま、いいじゃん」と肩の力が抜けるようで好き。

「風と共に去りぬ」

2006-01-10 | 映画
無人島に映画を一本だけ持っていってもいい、といわれたら迷わず選ぶ映画がこれ、「風と共に去りぬ」。いわゆるひとつのベストフェイバレットムービーです(笑)。

ルテアトル銀座でいまデジタル版の上映がされているので、今年最初の映画として観に行きました。

ホント、何度観てもいいで映画。激しい恋愛、波乱万丈の人生、夢のようなゴージャスな生活、戦争、別れ、美しい音楽…。おおよそ映画の魅力・エッセンスみたいなものをほぼすべて詰め込んだような映画の中の映画だと思います。

中学生のときに小説を先に読んでから映画をみて、スカーレット・オハラがあまりにもイメージ通りだったのにまず驚いた記憶があります。ビビアン・リーはまさにスカーレットのために生まれたような役者だと思いました。あの目がすばらしい。強烈な「強さ」を感じさせます。

好きな場面てんこ盛りの映画ですが、特にアトランタ炎上からタラの大地でスカーレットが「人を殺してでも二度と家族にひもじい思いはさせません」と神に挑戦状をたたきつけるかのように叫ぶ場面までは圧巻です。ストーリーはもちろん知っていても、はらはらし、逆境を跳ね除けて生きようとする姿に鳥肌が立つような感動を覚えます。

それにしても途中休憩を挟んで4時間以上。ベンハーなどもそうですが、昔の映画は長いものが多いような。いまよりもやはり時代がゆったりとしていたということなのでしょうか? 学生時代には名画座で一日に3、4本みることもありましたが、さすがによる年波には勝てません。疲れましたー。