「差不多」的オジ生活

中国語の「差不多」という言葉。「だいたいそんなとこだよ」「ま、いいじゃん」と肩の力が抜けるようで好き。

平原綾香の「Jupiter」

2006-01-20 | つれづれ
平原綾香の「Jupiter」にあらためて聴き入ってます。iPodのシャッフル機能で久しぶりに聴いてからもう何回もリピートしています。いい歌ですよね、ほんとに。

曲もですが、歌詞の内容が素敵です。詩の内容を引き立てているのが使われている言葉。その中でも特に美しい日本語だなあ、と感じるのが「心のしじま」。

「しじま」って広辞苑を引くと(1)物音一つせず、静まりかえっていること。(2)口を閉じて黙りこくっていること、とあります。

心の闇とも違う、どこかで人を求めながら声をあげることができないことで生じる静けさ。孤独な感じが伝わる。絶望・虚無の一歩手前で踏みとどまっている危うさみたいな感じも出て、「心の静寂に耳をすませる」というフレーズが、前後の流れからもすっと心に染みわたる感じがします。

なんか、自分の置かれた状況次第では、聴いたら涙がこぼれそう。