明治村には、いくつもの「お食事処」が あります
どの店も、明治時代らしいもの、
または、明治村ならではのメニューを ていきょう(提供)しているので
、
料理の ふかかち(付加価値)を味わいに 立ちよると
たのしいと思います
←帝国ホテル喫茶室
それは、レストラン
ばかりでなく、テイクアウトの けい(軽)食も 同じ
えん(園)内には、
「食道楽のコロッケ」
「食道楽のカレーパン」
など、
「食道楽ブランド
」を 売りものにしているブースが
目につきます
しょくどうらく(食道楽)とは、
明治時代
村井げんさい(玄斎)
という人が
かいた、
ベストセラー小説で、
クリンたちが買った カレーパンは、その中で
紹介された
レシピにもとづいて
作られています
「食道楽」の主人公青年
には、
料理上手な 恋人がいて、
彼女が
当時、めずらしかったメニューを
つくりまくる
そこに、
恋の行方も からむ・・
という
グルメ・ラブ・ストーリー
レシピや、うんちくが
いっぱいの
「新聞連載小説」でした
これが書かれた、明治30年代は、料理きじ(記事)自体が
めずらしかったので、
中流家庭の しゅふ(主婦)たちは、
この グルメ小説に
とびつきました
そこには、一部のレストランでしか・食べられない
西洋料理が
わんさと 出てきて、
よんでいるだけで
たのしくなれたのです
<例>
・エビのマヨネーズサラダ
・マカロニ
・カツレツ
・ライスカレー
・タンシチュー
・フォアグラ
・ボイルドチキンライス
・ワッフル
・プリン
・ババロア
・コーヒーケーキ
・バターケーキ
・タピオカ
・ライムジュース
などなど・・・
当時としては かなり・めずらしい
高級料理
それを、いかに
お家で 手がる(軽)に さいげん(再現)するか
という点を
おしえてくれたため、
しゅふ(主婦)たちは
「食道楽」の 大ファンに
なったのでした
(つづく)