クリンの広場

たまっこくりんのおもいのたけ

番町皿屋敷の解釈~怪談散歩・7

2015-08-20 | クリン江戸散歩

皿をわった

という・ぬれ衣で、

 主人に手討ちにされる・侍女

この手の「お菊さん伝説」は、

江戸番町や

ばんしゅう(播州)のみならず、

全国各地に 

たくさんのこされているそうです。

研究者たちは、

 そんな風に全国化した理由を、

「身分制社会に不満を持つ庶民が、

 憂さ晴らしのために

 『武士をたたり家を断絶させるお菊』

 という、

 幽霊を生み出したんだ

って

考えているらしい


 (・・・・・なるほど。それも一理ある。)

「お武家さま」という

ごく・ひとにぎりの

とっけんかいきゅう(特権階級)

のために、

その他・大ぜい(勢)が ヘイコラしていた

江戸時代

 げんじつ(現実)世界で はらせぬ・うさを、

かいだん(怪談)に たくして

はらしたい

 「あんまり・ひどいことすると、庶民だって、たたるからね

お菊を通して、うったえているのです

(つづく)





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