ペンシルハウス物語~東京日和~

-gozar de tokyo-きまま そのまま なすがまま 

今頃グーグル

2007-08-20 | 楽 Happy
今頃Google Earthをダウンロードして
うはうは大喜びしている。

妄想族関東支部長としては
たまらないツール。

飛んでイスタンブール。
君は赤道小町!ミ・アモーレ!

古い。古い。全てが古い。

いまだけ半額で借りたDVD
”ダ・ヴィンチ・コード・ザ・トゥルース”

直訳すれば”ダヴィンチコードの真実”
訳す必要もないくらいで、

しかも映画が全て借りられてしまっているから
何もお前さんこれを借りなくてもいいんじゃない?と

もう一人の自分から問いかけられつつ借りた。

出てくる場所をグーグルアースに入力。

ピロロローンと地球が動き
ポイントまでズームする。

極暑のペンシルハウスからルーブル美術館まで
ひとっ飛び。

建物によっては3Dまである。
妄想族にはたまりませぬ。

会社で疲れたらこんな現実逃避ツールには
もってこいだがなあ。。。


借りたダヴィンチコードの真実の内容は

最初から最後まで、
「小説の内容は全て嘘なんだぞ!!」と言い続けていた。

そんなのいちいち言わんでも
わかってるがなと半額でも損した気分。

と思っていたら、グーグルアースに
ダヴィンチ・コード・ツアー”なるもの発見。

フフフ。
こちらの方がよっぽど楽しいわい。










台所のおと

2007-08-19 | 暮 Life
題名が気になり、
家の本棚から何となく手に取った文庫本だった。

作者「幸田文」の
名前の読み方さえ間違った。

ふみ?あや?

答えは「こうだあや」

いつも半裸のくーちゃんではない。


頁をめくり読み始めると
たちまちその幸田ワールドにぐっと引き込まれる。

物語は小さな料亭を営む
腕の良い料理人の佐吉とその妻あきの話である。

細々と夫婦で続けていた中、
佐吉に重い病が襲う。

何日も台所に立てずにいる佐吉に代わって
あきが料理を一人で行う。

病床から、あきの立てる静かな音で
佐吉はあきの使う材料、下準備、順序がわかる。

例えば

「水栓はみんな開けていず、半開きだろうとおもう。
そういう水音だ。水はまだ出しつづけになっている。
きっと桶いっぱいに汲む気だろう。

-中略-

なにか葉ものの下ごしらえ-みつばとかほうれんそう、
京菜といった葉もののの下ごしらえ、

枯れやいたみを丹念にとりのける仕事をしているにちがいない。

-中略-

やはり水はとめられた。
あきは棚のほうへ移ってなにかしている気配で

やがてまた流し元へもどると、
今度は水栓全開の流れ水にして、菜を洗いあげている。

佐吉はその水音で、

それがみつばでなく京菜でなく、
ほうれんそうであり、

分量は小束が一把でなく、
二把だとはわかって、

ほっとする安らぎと疲れを感じる。」

互いに様々な過去を抱えながら
夫婦になり、料理屋を始めて

寡黙な料理人の夫は、
障子を隔てて働く妻の立てる

静かな音で全てを把握する。

何よりもその文章から
鮮やかな音が聞こてくる気がするから不思議だ。

そして描かれる
美しい日常のたたずまいと言葉使い。

この作品も昭和37年に書かれたものだ。

それが今の時代に忘れていた事を
思い出させてくれて、背筋がしゃんとする。


最後に佐吉がいう

「女はそれぞれ音をもっているけれど、

いいか、角(かど)だつな。

さわやかでおとなしいのがお前の音だ。」


角だつな。

色んな意味で耳が痛い。

自分自身が角だつ音にならぬ様。

しばし昭和の学び。















夏の終わりと必然とロールケーキ

2007-08-16 | 食 Gourmet
暑い暑い夏の日

Maduのロールケーキを手土産に友人の部屋へ。



甘いもの食べても悩みはつきない。

それでも

DEAN&DELUCAのトマト20個使った
ちょっと贅沢なトマトジュースでも飲めば小さい幸せ。





でもやっぱり悩みはつきないのさーと
悩めるオトメが合流し

神楽坂へ繰出して、ろばたの炉で舌鼓。

世の中必然。

無駄な事は何もないのだとほろ酔い下る神楽坂。

今宵も熱帯夜じゃ。。。。。



リトル・チルドレン

2007-08-15 | 観 Movie Museum
リトル・チルドレン

子供と公園に行く。

気の合わない人達の付き合いにうんざりする。
子供の為だと思い無理矢理公園に通う。

私の現実はこんなものだったのか。
目の前にある変わらぬ日常。

知ってしまった夫の秘密。

そんな中に現れた公園主婦のアイドル
通称”プロム・キング”

司法試験浪人中のイケメン主夫。
ドキュメンタリー製作を職業にする容姿端麗な妻。

その完璧さに息苦しさと
男のプライドが少しずつ崩れていく辛さ。

互いの空いてしまった隙間は
この現実から逃げ出せば埋められるのか。

いつまでも自分中心の考え。
大人になれない子供。

もっと違う人生があったのではないか。。。

日本の精神年齢の成人は「30歳」からだと
何かで読んだ。

親にいつまでも依存する大きな子供。

子供がいても、
親とは思えない行動する子供の様な親。

今の人生も誰に強制されたものでなく
自分で選択した人生だと

納得し、受け入れていく事で
また次の人生に進めるのではないかしらん。


なんて言いながら、
独立したのはつい最近。

人に偉そうに言える程ではないのだが・・。


今日の日比谷は刺す様な鋭い夏の日差し
映画館前も長蛇の列が出来ていて

こんなマイナー映画が人気なのかと
思いきや理由はレディースデイ。

なるほど納得。
ちょっと得した気分。

明日で夏休みも終わり。

毎回思うがホントになーんもしないのに
なんであっという間に過ぎていくのやら。

たまにはいいか。

毎度こんなか
いつもこんなか










グータラ節

2007-08-13 | 暮 Life
暑い。暑い。

しかしペンシルハウスに比べれば
なんと風通しの良い木造家屋。

ビバ実家。
ひたすら読書三昧with昼寝のグータラ生活。

♪グーグーグタラ・グータラ・グーグーグ~♪
宿題も、夏練もない、渋滞も関係ない素晴らしき夏休み。


地元に戻ったので久しぶりに
男友達と飲みに行く。

一時期は毎週の様に
なんだかんだと集まっていたが

一人減り、二人減り、
そして残されたのはレギュラーメンバー?!

その内、私も地元から離れてしまったので
前ほどの頻繁さがなくなってしまったが

定期的に「最近どうよ~?」と
探りの連絡が入る。

”どうよ、何もも変わんないねえ”と答えると

”俺も俺も”

とここ最近は寂しい返事しか、帰って来てなかったのが

ここにきて”また活動開始よ!”
とハリのある言葉。

昔は私も負けたと思う合コン回数だったが
また再開かとは・・アッパレ。

その合コンキングに
”ワタスは最近は気持ちが穏かな凪状態なんだ”と言うと

”電源切った心電図みたいな感じか?ダメだなそれは”
と言われ、

おみゃーのその例えが悪いと喧嘩になる。


そしてもう一人のレギュラーメンバーの結婚が
決まりそうだという話になり

いつのまに?何で奴が?誰と?とまた喧喧諤諤。

渦中の本人曰く

”俺は相手からぎゃんぎゃん言われる事を気にしない。
受けて側の違いじゃないの”と言う。

それって
”右から左へ受け流すってやつ?”と聞くと

”そうそう。何か言ってるなーと思うけど半分聞いてない
すごい吠えてる犬も、吠えても吠えても何も相手にされないと諦めるだろ”

昔から何を言われても動じないなーと思っていたら
そんな技を会得してたとは。

でも私は受け流されたくない。
ちゃんと受け止めてもらいたい!!

と言うと

”男が話を全部聞く訳ないだろう”と二人して猛攻撃。

はいはい。わかってますよ。

キングは酔っ払ってるくせに、
最後にビシっと言われたのが

”いくら忙しい男って言っても、
毎日食事もするし、トイレにも行く。

タバコを吸うかもしれない。
時間がまったく無いなんて事はないんだよ。

気持ちの問題だな。そこに気持ちはないよ。”

クーー酔っ払いのオヤジに痛いところを。

わかってます。わかってます。
そんな事言われなくても十分承知。

あえて凪を波打せないようにしているだけかもなと
タクシーに揺られ。

驚いたのが先日のタクシー金額よりも
地元の駅から実家までの方の金額が高いとは!

どんだけー田舎。