ペンシルハウス物語~東京日和~

-gozar de tokyo-きまま そのまま なすがまま 

超バカの壁

2007-10-09 | 暮 Life
今更ながら、
養老センセイの「超バカの壁」を読む。

テレビをつければ
世の中こんな格差話ばかりなのか?と

ずどーんと暗くなる
ドキュメンタリーが多い。

しかもきっかけはささいな事で
日常のすぐ隣にある闇に堕ちていく。

安易に今の生活が嫌だからと言って
投げ出す事が一つ間違うとこうなってしまうのかと

あながち人事ではないなとも思う。

そんな事を考えて読み進めていたページに

「仕事は社会に空いた穴である。道に穴が空いていた。

そのまま放っておくとみんなが転んで困るから
そこを埋めてみる。

ともかく目の前の穴を埋める。

それが仕事であって、
自分にあった穴なんて空いているはずだなんて

ふざけた事を考えるんじゃない。」

とあった。

「自分に合う合わないというよりも大切なのは
いったん引き受けたら半端仕事をしてはいけない。

一から十までやらなくてはいけない。

それをやっていくうちに自分の考えが変わっていく。
自分自身が育っていく。そんな風に仕事をしなさいよ」

と養老センセイの結論。

なぜ私がこんな仕事を?どうして?と不満タラタラを

こんな風に考える事も出来るのねーと
単純なのでいとも簡単になるほどと思う。

「会社は社会に空いた穴を埋めているのであって
その中で本気で働けば、目の前に埋めるべき穴はみつかる。」

とりあえず、目の前の穴を地道に少しずつ埋めて
歩きやすくしていくのが

進みたい方向への遠回りの様でいて、
一番の近道だったりするのかもん?と

連休明けの残業で帰り
からっぽの冷蔵庫を見て思う。

いやいや、
それでも空腹は埋まらねーー。



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