ペンシルハウス物語~東京日和~

-gozar de tokyo-きまま そのまま なすがまま 

シングル介護

2008-10-12 | 暮 Life
父方の田舎を引き払い、
父の姉が今の実家近くにある自立介護型ホームに
入居してもらう事になった。


伯母は、生まれた時からに身体が弱く
ほとんど学校にも通えなかったと聞いた記憶がある。


子供から見ても、透けそうに白い肌と
小学生より細い腕や脚を比べては驚いていた。


でも伯母は物凄く物知りで、
芸能情報から社会情勢まで知らない事はなく

いつも田舎に帰る度に、
私達姉妹は[すっげえなー]て尊敬を集めていた。


伯母の事を最後まで心配していた祖母が亡くなり、
もう20年以上も一人暮らしを続けていた伯母。


北国の古い木造家屋は、
隙間だらけで日当たりも悪い。


冬は雪に閉ざされ、
ともこのまま高齢者一人を残せる状態ではない。


加えて他の父の姉達も充分高齢であり、
そういう父も母も同じ様に年を重ねている。


田舎までの長距離運転の限界や経済的問題、
伯母の体力、近くに開設した新しい施設。


全てのタイミングも揃った今が
決断の時だろうという報告もそこそこ、


あっという間に手続きを終えて、
引越段取りまで決めてきた両親の行動力には脱帽。


伯母が何十年と生まれ育った土地を離れる事に対して
どんな影響が出るかと危惧したが


伯母の環境適応力の早さは素晴らしく、
全く無用な心配であった。


経済的な心配がないのと、
まだ両親が動いているという条件の良さがあるからこそ
出来る選択だったが、


[シングル介護増加]というドキュメンタリー番組を
観てたら思わず箸も止まる。


内容はまさに身につまされる
団塊ジュニア非婚・晩婚化の増加によって


結婚前から親の介護をしてなくては
いけない状況のシングルが増加。


さらに一人っ子だったりした場合
両親の介護を一人で看る事になり、


会社も辞めなければならず、
経済的にも逼迫している。

再就職をしようにも介護の事や社会とのブランクがあったり
条件が厳しくままならない。

ましてや結婚なんて…という悪循環。

現実的に少子化よりも、
ずっと近くにある問題で、

手を打ってあげてくれよぉぉぉ!!と脱力しながら思う。

私の周りにも沢山の友人が大変な思いをして、
親の介護をしている。

介護保険の適応範囲をシングル介護に
対しても広げろやーと怒りも湧く。

家族だけでは限界な事も多く、
それを少しでも何か手助け出来たり、

ずっと介護をしてた人がきちんと社会復帰
出来るシステムなんかを考えていかないと

このままでは成り立たないだろうと
久しぶりに画面を観て熱くなる。

マジで真剣5秒前の連休。
マジでマジでマジで。

しかもこんな久々熱い文章がブッチ切れてたし。。
それじゃ熱さも半減っすからセンパイ~

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