「あと残り半分」と
パンパンになった脚を少し休ませる。
皇居の横から見下ろした
首都高は普段ならば
車のテイルランプが赤い川の様に
連なって見えるが一台も車が走っていない。
11日に発生した地震で
首都圏の交通は完全にストップ。
会社にいても、身の危険を感じる揺れで
机の下に何度も隠れた。
その後もひっきりなしに続く
長い横揺れの余震に船酔い状態。
交通網が全て復旧の見込みがないと情報が流れると
まだ明るい内に帰れるものは帰れと
会社を追い出されたのはいいが
帰り道はとググって見れば、
最短ルートで約16Km。約四時間半位。
地震が発生したら
東京を歩いて帰らないといけないよねとの冗談が
まさか現実に東京横断するとは思わず。
会社を出る前にググって印刷したざっくり地図と、
水と机に入っていたチョコレート、飴、ウェットティッシュ、
iPodの音楽はテンション上げ気味の選曲にして出発。
外は大渋滞で動かない道路、
歩道に溢れる帰宅する人や、公衆電話に並ぶ人達。
こんなに人が沢山いるのに、
誰ひとり知る人がいない孤独感、帰り道が定まらない不安感。
実家には電話はいくらかけても繋がらない。
とりあえず歩いて帰る事になったので
電車が復活したらすぐ連絡入れてくれと頼みの綱はメール。
ずっと通信状態が悪いので、
常に新着メールを確認しなければ全く自分には届かない。
張りつめた緊張感でヘロヘロになり
とりあえずトイレ休憩で入った三越。
メールを確認すると
ナベ家一族や心配した友人からメールが沢山入っている。
「頑張れ!」
「大丈夫?」
「無理しないで休んで」
「電車は今日は全く動かないようです。」
日本橋でここからどちらにいけばいいのか?
沢山の人の流れに惑わされ、路頭に迷ってる状態で心が折れそうだったが
アタシひとりじゃないじゃんと立ち上がる。
逐一、東京駅横、皇居を通過、
四ッ谷、もうすく新宿とメールを入れる。
都度返ってくる励ましのメール。
心強かった。
コリン父は
「がんばりんこよ~
帰ったらビール飲んじゃって寝るりんこ~」と相変わらず。
途中コーヒータイムで30分休憩し
ペンシルハウスに到着したのは22時半。
5時間完走。
足の裏も膝も腰も痛みが走る。
久しぶりの達成感。
有森選手じゃないが「自分で自分を褒めてあげたい!!頑張ったアタシ!」
と達成感を感じたのも数分。
玄関を開けたら棚も洗濯機も倒れ、食器は割れ
冷蔵庫は動き、電子レンジは落ちる寸前。
観葉植物の水が全て床にあふれ
足の踏み場もない衝撃状態。
歩くよりもこの状態が一番脱力。
夜中3時までかかって復旧作業。
しかしライフラインが問題ない恵まれた状態。
テレビから流れる言葉を失う映像。
津波の恐ろしさを目の当たりにして
これ位で不平を言うわけにはいかないと思う。
今のこの瞬間にも救出を待っている人達がいて
苦しんでいる人達がいる。
目の前にある現実。
何か出来る事がないかと思うだけで何も出来ないもどかしさ。
停電も我慢する。
まずは自分の小さな出来る事から。
そしてこの惨状が早く復興へ向かう様に
祈らずにいられない。
パンパンになった脚を少し休ませる。
皇居の横から見下ろした
首都高は普段ならば
車のテイルランプが赤い川の様に
連なって見えるが一台も車が走っていない。
11日に発生した地震で
首都圏の交通は完全にストップ。
会社にいても、身の危険を感じる揺れで
机の下に何度も隠れた。
その後もひっきりなしに続く
長い横揺れの余震に船酔い状態。
交通網が全て復旧の見込みがないと情報が流れると
まだ明るい内に帰れるものは帰れと
会社を追い出されたのはいいが
帰り道はとググって見れば、
最短ルートで約16Km。約四時間半位。
地震が発生したら
東京を歩いて帰らないといけないよねとの冗談が
まさか現実に東京横断するとは思わず。
会社を出る前にググって印刷したざっくり地図と、
水と机に入っていたチョコレート、飴、ウェットティッシュ、
iPodの音楽はテンション上げ気味の選曲にして出発。
外は大渋滞で動かない道路、
歩道に溢れる帰宅する人や、公衆電話に並ぶ人達。
こんなに人が沢山いるのに、
誰ひとり知る人がいない孤独感、帰り道が定まらない不安感。
実家には電話はいくらかけても繋がらない。
とりあえず歩いて帰る事になったので
電車が復活したらすぐ連絡入れてくれと頼みの綱はメール。
ずっと通信状態が悪いので、
常に新着メールを確認しなければ全く自分には届かない。
張りつめた緊張感でヘロヘロになり
とりあえずトイレ休憩で入った三越。
メールを確認すると
ナベ家一族や心配した友人からメールが沢山入っている。
「頑張れ!」
「大丈夫?」
「無理しないで休んで」
「電車は今日は全く動かないようです。」
日本橋でここからどちらにいけばいいのか?
沢山の人の流れに惑わされ、路頭に迷ってる状態で心が折れそうだったが
アタシひとりじゃないじゃんと立ち上がる。
逐一、東京駅横、皇居を通過、
四ッ谷、もうすく新宿とメールを入れる。
都度返ってくる励ましのメール。
心強かった。
コリン父は
「がんばりんこよ~
帰ったらビール飲んじゃって寝るりんこ~」と相変わらず。
途中コーヒータイムで30分休憩し
ペンシルハウスに到着したのは22時半。
5時間完走。
足の裏も膝も腰も痛みが走る。
久しぶりの達成感。
有森選手じゃないが「自分で自分を褒めてあげたい!!頑張ったアタシ!」
と達成感を感じたのも数分。
玄関を開けたら棚も洗濯機も倒れ、食器は割れ
冷蔵庫は動き、電子レンジは落ちる寸前。
観葉植物の水が全て床にあふれ
足の踏み場もない衝撃状態。
歩くよりもこの状態が一番脱力。
夜中3時までかかって復旧作業。
しかしライフラインが問題ない恵まれた状態。
テレビから流れる言葉を失う映像。
津波の恐ろしさを目の当たりにして
これ位で不平を言うわけにはいかないと思う。
今のこの瞬間にも救出を待っている人達がいて
苦しんでいる人達がいる。
目の前にある現実。
何か出来る事がないかと思うだけで何も出来ないもどかしさ。
停電も我慢する。
まずは自分の小さな出来る事から。
そしてこの惨状が早く復興へ向かう様に
祈らずにいられない。